開講年度
開講学部等
2025
理学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~10,金5~10
実験・実習
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1042510006
生物学実験Ⅰ(生物学コース学生対象)[Biology Laboratory Ⅰ]
日本語
3
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
堀 学[HORI Manabu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
堀 学 [HORI Manabu], 上野 秀一 [UENO Shuichi], 原田 由美子 [HARADA Yumiko], 小島 渉 [KOJIMA Wataru], 工藤 愛弓 [KUDOH Ayumi], 藤本 心太 [FUJIMOTO Shinta]
特定科目区分
対象学生
生物・化学科生物学コース学生対象
対象年次
2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
生物学を学ぶために必要な実験器具類、計測器の原理と使用法、その留意点、実験計画の立て方、実験によって得られた結果の解析・処理方法、考察の方法などを学ぶ。4~5名の小人数単位で、実際に自分の手を動かしながら体得することで、生物学実験II, III、卒業実験(特別研究)とより高度な実験を行えるための基礎トレーニングを行う。
授業の到達目標
生物学を学ぶために必要な基礎的な考え方と技術を習得する。
授業計画
【全体】
生物学研究では実験が重要である。生物学実験に用いる様々な技術をみにつけるべく、複数回に渡って多岐にわたる分野の実験手技を学ぶ。レポートにまとめることで、その手技を確認する。moodle等を用いテキストの予習復習を十分に行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ALDH2遺伝子の一塩基多型解析
ALDH2遺伝子の一塩基多型をPCRを用いて解析する
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
ゾウリムシのRNAiによる遺伝子ノックダウン
ゾウリムシの繊毛タンパク質の遺伝子を食餌によるRNAiでノックダウン細胞を作成する
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
ゾウリムシの行動解析
ゾウリムシの化学物質に対する応答と繊毛運動を解析する
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
微小な動物の分類学①
微小動物の採集と基質からの抽出
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
微小な動物の分類学②
微小動物の形態観察、スケッチ、同定
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
昆虫類の採集・観察①
野外で昆虫を観察し、採集する方法を学ぶ
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
昆虫類の採集・観察②
採集した昆虫の種類を調べ,同定する
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
ツメガエルの変態期におけるヘモグロビン組成変化の観察I
1.ツメガエル幼生〜成体からの血液の採取 2.遠心機を用いた細胞(血球)分画とSDS処理
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
ツメガエルの変態期におけるヘモグロビン組成変化の観察II
3.アクリルアミドゲルの作成 4.SDS-PAGE(電気泳動) 5.分子量の推定と発生段階によるグロビン遺伝子組成の変化を考察
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
カエルの産卵・発生と行動Ⅰ
生殖腺刺激ホルモンの投与により、ツメガエルの産卵を行う
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
カエルの産卵・発生と行動Ⅱ
ツメガエル胚を発生させ、様々な光波長を照射下での光応答行動を調べる。また、2週間にわたって発生段階の特定と外部形態の観察・スケッチを行う。
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
カエルの産卵・発生と行動Ⅲ
前週に続いて、発生段階の特定と外部形態の観察・スケッチを行う。オタマジャクシ幼生の遊泳・摂餌行動の観察と光応答行動を調べる。
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
昆虫の行動の解析I
昆虫の行動データを取る
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
昆虫の行動の解析II
データのまとめ方や統計の基礎について説明する
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
昆虫の行動の解析III
まとめたデータについて発表し、意見交換を行う
予習と復習
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
レポート(100%)によって評価する。
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
Moodle 参考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
キャンベル生物学
ISBN
9784621302767
著者名
池内 昌彦 (監修, 翻訳)
出版社
丸善
出版年
備考
メッセージ
各実験の前には必ず説明があるので、遅刻するとその実験は受けさせないことがあります。白衣を用意すること。
教員の実験内容、担当日を変更することがある。
キーワード
生物の扱い方、実験・計測器具の原理と扱い方等を学ぶ。
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
{担当教員}
堀 学 mhori@yamaguchi-u.ac.jp
上野秀一 suenoscb@yamaguchi-u.ac.jp
原田由美子 yharada@yamaguchi-u.ac.jp
小島 渉 wkojima@yamaguchi-u.ac.jp
藤本心太 shinta.f2@yamaguchi-u.ac.jp
工藤愛弓 ayu-kudo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時 堀 学:理学部3号館109号室 mhori@yamaguchi-u.ac.jp
藤本心太:総合研究棟4階401号室:shinta.f2[at]yamaguchi-u.ac.jp
工藤愛弓:総合研究棟7階703西室:ayu-kudo[at]yamaguchi-u.ac.jp
上野秀一:総合研究棟5階507−1(階段側):suenoscb@yamaguchi-u.ac.jp
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