タイトル

開講年度 開講学部等
2025 理学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年集中 集中 講義 9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1043600032 特殊講義Ⅰ(地球科学:実践土木地質学) 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
太田 岳洋[OHTA Takehiro]
担当教員[ローマ字表記]
太田 岳洋 [OHTA Takehiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
道路や鉄道、ダムなどの社会資本の整備や維持管理には、それが位置する地盤の地形・地質的な特性を理解していることが重要であり、そのためこれらの現場においては地盤の成り立ちや岩石の特徴などの地質学的な知見が活用されている。実際の社会資本の整備や維持管理の現場を見学し、地質学・地球科学の知識や調査技術の実務への適用や結果の評価について紹介する(DP2-6-B,D5,E)。また、現場技術者との議論を通して、地質学の用語と工学で用いられる用語の関係と地質学的に得られるデータの精度と工学から求められる精度の差異を説明し、地質技術者のキャリア形成について紹介する(DP2-6-I)。なお、本科目は鉄道の建設、防災分野での実務経験のある担当教員が、上記の内容について経験に基づいた講義を行う。
授業の到達目標
一般目標
 1.社会資本の整備、維持管理における地質学・地球科学の知識や技術の適用について理解する(DP2-6-B,D5,E)。
 2.地質学の用語と工学で用いられる用語の関係と地質学的に得られるデータの精度と工学から求められる精度の差異について理解する(DP2-6-I)。

知識・理解の観点
 社会資本の整備、維持管理における地質学・地球科学の知識や技術の意義を理解し、説明できる(DP2-6-B,D5,E)。
思考・判断の観点
 社会資本の整備、維持管理の現場に適用できる地質学的・地球科学的知識や技術を指摘できる(DP2-6-B,D5,E)。
関心・意欲の観点
 1.理学である地質、地質現象の知識が、社会資本整備、維持管理を行う土木工学に必要不可欠であることに関心を持つ(DP2-6-B,I)。
 2.建設や防災および環境保全への地質学的な調査、評価の有用性について関心を持ち、それらの問題解決への意欲を高め、自身のキャリア形成につなげる(DP2-6-B,I)。
態度の観点
 社会資本の整備、維持管理に関わる諸問題に対して、調査・分析結果その他の各種の情報を総合的に判断して解決策を導き出すデザイン能力を身につける(DP2-6-D5,E)。
技能・表現の観点
 1.地盤に関する調査技術、評価技術を身につける(DP1-2-b,DP2-6-D5,E)。
 2.調査・評価結果から総合的な問題解決策を見出し、説明できる能力を得る(DP2-6-E)。
授業計画
【全体】
山口県内の社会資本の整備、維持管理の現場を見学し、地質学・地球科学の重要性と意義、具体的に技術の適用例について説明する。現場の技術者との意見交換を行い、理学である地質学と土木工学との違いを実感してもらう。
年間5回の現場見学の機会を設定し、そのうち3回の参加を義務付け、その都度レポートを作成する。
現場見学における制約から、定員を【7名】とする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 概略のスケジュール、レポートの内容等について説明する 社会資本の整備、維持管理全体に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第2回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第3回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第4回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第5回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第6回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第7回 現場見学 実際の現場で地質学の適用状況を見学する
当該現場での土木地質学的問題点を理解する
当該現場に関する土木地質学的課題に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
第8回 レポート作成 現場見学を通じて学んだ内容についてまとめる 社会資本の整備、維持管理全体に関する予習、復習(目安4時間) 担当教員の指示に従うこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 90% D: --%
成績評価法
授業内レポート、授業外レポートで評価する。
授業内レポート 50%、授業外レポート 50%
教科書にかかわる情報
備考
学習用の資料等はMoodleに掲載する
参考書にかかわる情報
参考書 書名 わかりやすい土木地質学 ISBN 4886240844
著者名 大島洋志監修 出版社 土木工学社 出版年 2002
参考書 書名 鉄道と自然災害 : 列車を護る防災・減災対策 ISBN 9784526074677
著者名 鉄道総合技術研究所防災技術研究部・鉄道地震工学研究センター編 出版社 日刊工業新聞社 出版年 2015
備考
メッセージ
キーワード
社会資本、建設、維持管理、地質技術者、デザイン能力、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
土木地質学
履修条件
連絡先
地球圏システム科学科 太田岳洋
Tel: 083-933-5753
E-mail: takohta@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
平日13:00~17:00

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