山口大学教務システム - 1051510008-医療環境論

開講年度	開講学部等
2025	医学部
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期前半	金1～2	講義	5.0
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
1051510008	医療環境論			日本語	1
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
牛尾裕子[USHIO Yuko]					ー
担当教員[ローマ字表記]
白澤文吾　[SHIRASAWA Bungo], 牛尾裕子　[USHIO Yuko], 小野聡子, 村上祐里香　[MURAKAMI Yurika], 吉田美穂, 湯尻俊昭　[YUJIRI Toshiaki]
特定科目区分		対象学生		対象年次	2～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

「医療環境」とは、医療が前提とする自然・社会・文化的条件である。人が病気になるとはどういうことか、これに応える医療とはどのような行為であるかという問いかけを核に、医療とさまざまな周辺学問領域の橋渡しを試みる。特に、医療を取り巻く問題の解決には多職種の連携が欠かせない。本授業では、学科横断的なグループ学習を通して、各学科学生がそれぞれの専門領域の枠組みを超えた観点から、問題の解決に向けてディスカッションし、発表する。学習方法としては、主にチーム基盤型学習（TBL; team-based learning）を用いる。また、様々な分野の専門家による講義や学生によるグループ発表を通じて、望ましい多職種連携と医療環境の在り方について理解を深める。
これにより、後続する看護専門科目において、看護学の学びを深める基盤を形成する。

授業の到達目標

医療に関わる様々な学問分野の視点、基本的用語、概念、方法論を理解する。
与えられたテーマ・課題について、自分なりに考察し意見を表明できる。
Small group discussion(SGD)を通じて、医療人として共通するもののみかた・考え方を指摘できる。
与えられた課題への理解を深めるために、積極的に資料収集できる。
課題完遂を目指してグループメンバーとコミュニケーションを図ることができる
与えられた課題への保健・医療・福祉のアプローチについて説得力のあるプレゼンテーションができる

授業計画

【全体】

本科目は、山口大学医学部（医学科3年生、看護学専攻2年生、検査技術科学専攻3年生）と山口東京理科大学薬学部（薬学科4年生）との合同授業です。
第1・2回：山口大学にて対面講義を行い、山口東京理科大学へ同時配信します。さまざまな分野の専門家による講義で構成されるオムニバス形式の授業です。
第3・4回：山口東京理科大学にて対面講義を行い、山口大学へ同時配信します。さまざまな分野の専門家による講義で構成されるオムニバス形式の授業です。
第5・6回：医療を取り巻く問題に関するテーマについてスモールグループディスカッション(SGD)を行います。山口大学の学生半数が山口東京理科大学へ、山口東京理科大学の学生半数が山口大学へ移動します。
第7・8回：SGDの成果を発表します。山口大学の学生半数（第5・6回で移動しなかった学生）が山口東京理科大学へ、山口東京理科大学の学生半数（第5・6回で移動しなかった学生）が山口大学へ移動します。山口大学2会場、山口東京理科大学2会場の計4会場に分かれ、会場毎に発表会を行います。

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	科目オリエンテーション地域医療（仮）	科目オリエンテーションを行う医学系講師による講義	予習：科目シラバスを読んでおく（学習時間2時間）復習：授業の際に次回の授業に関する指示をする（学習時間2時間）

第2回

感染管理と多職種連携

看護系講師（山口大学医学部附属病院看護部管理室）による講義）

復習及び次回授業に関して指示した学習（学習時間4時間）

第3回

多職種連携と病院薬剤業務（仮）

薬学系講師による講義

復習及び次回授業に関する学習（学習時間4時間）

第4回

多職種連携と検査業務（仮）

検査技術科学系講師による講義
スモールグループディスカッションのテーマと課題についての説明

復習及び次回授業に関する学習（学習時間4時間）

第5回

グループセッション

SGDを行う。グループは各学科の学生から構成されます。互いに意見交換と調べ学習を繰り返し発表スライドの作成に取り組む

課題に関連する情報収集と整理、分析（学習時間4時間）

第6回

グループセッション

SGDを行う。グループは各学科の学生から構成されます。互いに意見交換と調べ学習を繰り返し発表スライドの作成に取り組む

課題に関連する情報収集と整理、分析（学習時間4時間）

第7回

プレゼンテーション

グループごとに発表し、ルーブリック評価を用いて他のグループの評価を行う

自他グループのプレゼンテーションに対し、興味を持つテーマについて、各自考察を深める。（学習時間4時間）

第8回

プレゼンテーション

グループごとに発表し、ルーブリック評価を用いて他のグループの評価を行う

自他グループのプレゼンテーションに対し、興味を持つテーマについて、各自考察を深める。（学習時間4時間）

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: 25%　B: --%　C: --%　D: 25%

成績評価法

授業・課題の取り組み状況　30％
グループ課題のプレゼンテーション　70％
以上を目安に評価します。

ルーブリック等の評価基準

	ファイル名	備考
ルーブリック等の評価基準	医学部医療環境論ルーブリック.xlsx

（注）ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。

教科書にかかわる情報

備考

教科書指定なし。講義資料は授業中に配布する。

参考書にかかわる情報

備考

メッセージ

問題意識を持ち、自分の頭で考え、考えたことをグループメンバーと語り合うこと。
学科、学部間の交流を深めること。

キーワード

医療環境、社会、文化、医療の質と安全、多職種連携教育（IPE）、協働、チーム基盤型学習（TBL)、チーム医療、福祉、地域

持続可能な開発目標（SDGs）

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

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