開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木3~4
講義
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1051520001
看護学概論Ⅰ[Basic Concepts and Principles in Nursing Ⅰ]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
田中 愛子[TANAKA Aiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
田中 愛子 [TANAKA Aiko], 小野 聡子, 赤田 いづみ [AKADA Izumi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目は、入学後初めて学習する看護学であり、すべての看護学の基盤となる科目であるとともに、卒業認定に関わる「看護学専攻別専門科目」である。看護の本質及び看護の対象、ヘルスケアシステムの中にある看護の役割と専門性を教授する。具体的には、看護の歴史、看護の概念の変遷、看護の定義、看護理論の一部、看護技術の概要、看護の構造と社会における看護の役割を学習することで、看護の概要が理解できるように展開する。
看護職の経験を活かし、看護の魅力が学生の皆さんに伝わるように看護を語りたいと考えている。
授業の到達目標
1.看護の歴史、看護の概念の変遷、看護の定義が理解できる。
2.看護の対象としての人間について多様な視点から理解することができる。
3.健康と、健康からの逸脱について理解できる。
4.看護過程、看護理論(F.ナイチンゲール、V.ヘンダーソン等)、エビデンスに基づく看護の学習を通して看護が実践科学であることを理解できる。
5.看護におけるコミュニケーションの意義について理解できる。
6.看護教育制度の変遷について理解できる。
7.これからの看護について展望できる。
授業計画
【全体】
授業展開は、順番が変更になることがあります。授業で改めて授業計画を配布するので、そちらを確認してください。
担当教員と履修生が意思疎通を図りつつ、履修生同志が切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する課題探求型の能動的学習に取り組みましょう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
看護の本質
看護とは何か、看護学とは何か、その本質と特徴について学ぶ本講義の15回の展開について理解する。看護のもつ本質的特性を哲学、倫理性とヒューマンサイエンスから概観する。
課題を出します。その内容は別途指示します。予習・復習 (学修時間の目安1時間以上)
第2回
看護の定義
看護の定義に関するいくつかの理論家達の理論やICN、看護協会、ANAの見解から、その意味を考える。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第3回
看護の変遷
看護の歴史を概観する。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第4回
看護の概念と看護理論
看護の歴史を概観した上で、F.ナイチンゲールとその看護論、V.ヘンダーソンの看護の定義の一部について学ぶ。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第5回
看護の概念と看護倫理
倫理とは何か、看護職の倫理綱領、ICNの倫理綱領を通して、看護における倫理について学ぶ。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第6回
課題の発表
1回目に提出した課題について、グループごとに発表し、デスカッションを行う。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第7回
看護におけるコミュニケーション
コミュニケーションとは何か
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第8回
看護におけるコミュニケーション(演習)
状況設定をし、実際にコミュニケーション演習を通して、看護におけるコミュニケーションについて考察する。
レポート課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第9回
保健・医療・福祉システムと看護
保健・医療・福祉の概念を明確化した上で、保健・医療・福祉チームの中における看護の役割と看護提供の場を考える。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第10回
健康と病気におけるウエルネスの促進
健康、病気、ウエルネスの定義を学習するとともに、健康と病気のモデル、病気に影響する要因や健康の増進と予防について学ぶ。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第11回
看護の対象1
統合体としての人間について理解する。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第12回
看護の対象2
健康障害をもつ対象について、理解する。
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第13回
看護の構造
看護の実践が看護過程、人間関係(相互作用)、意思決定過程、自己実現へのプロセスであることを理解する。小野先生
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第14回
看護の役割と機能
看護ケア(看護援助)の基本的役割について理解する。 看護行為に共通する援助技術、日常生活の援助技術について理解する。赤田先生
課題を出します。その内容は別途指示します。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第15回
看護の教育制度の変遷と看護教育、これからの看護
看護の教育制度の変遷を理解する。また今後拡大していくの看護の役割とその教育制度について考察する。社会の変化に応じて社会に貢献できるこれからの看護の役割と機能について考察する。
課題を出します。前期試験にむけても準備しましょう。不明な点は、早めに解決しておきましょう。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第16回
期末試験
筆記試験持ち込み不可
試験でできなたっか箇所を直ちに復習しておきましょう。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト5%、レポートやワークシート15%、学期末の筆記テスト80%
ルーブリック等の評価基準
ファイル名
備考
ルーブリック等の評価基準
課題レポート評価.pdf
インタビューレポート
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
ナーシング・グラフィカ 看護学概論
ISBN
9784840457941
著者名
志自岐康子他
出版社
メディカ出版
出版年
最新版
備考
授業中に様々な文献を紹介します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ケアの本質
ISBN
9784946509117
著者名
ミルトン・メイヤロフ
出版社
ゆみる出版
出版年
最新版
参考書
書名
看護覚え書 -看護であることと看護でないこと
ISBN
9784874741993
著者名
翻訳 湯槇ます
出版社
現代社
出版年
最新版
参考書
書名
看護の基本となるもの
ISBN
9784818019966
著者名
ヴージニア・ヘンダーソン
出版社
日本看護協会出版会
出版年
備考
メッセージ
授業の順番は、変更することがあります。オリエンテーションで詳細に説明します。授業で紹介した文献については、積極的に読みましょう。授業中に疑問に思ったことは、質問したり、自身で探求することも含めて、問いを大切にしてください。
キーワード
人間、看護、健康、生活、環境、コミュニケーション
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
aitanaka@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日:16:10~17:40
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