山口大学教務システム - 1051520006-基礎看護方法演習Ⅰ

開講年度	開講学部等
2025	医学部
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期	火5～8	演習	10.0
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
1051520006	基礎看護方法演習Ⅰ[Basic Nursing Skills Ⅰ（2）]			日本語	2
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
赤田　いづみ[AKADA Izumi]					ー
担当教員[ローマ字表記]
小野聡子, 田中愛子　[TANAKA Aiko], 赤田　いづみ　[AKADA Izumi], 吉田美穂, 浅海菜月　[ASAUMI Natsuki], 山口真紗美
特定科目区分		対象学生		対象年次	2～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

基礎看護方法論Ⅰで習得した知識をもとに、看護行為に共通する援助技術、及び日常生活の援助技術を習得する。演習を通して、事例患者に適した援助技術の方法を検討し、看護に必要な態度とともに、看護実践能力およびコミュニケーション能力を養う。この科目は、看護の実務経験を有する専門職が、その経験に基づいた講義・演習を行う実践的科目である。

授業の到達目標

(1)看護行為に共通する援助技術、及び日常生活の援助技術について、原理・原則に基づき実践できる。
(2)看護行為に共通する援助技術、及び日常生活の援助技術について、安全・安楽・自立・効率の視点に基づき実践できる。
(3)健康上の問題を抱える看護の対象をアセスメントしたうえで、適切な日常生活援助技について考えることができる。
(4)看護職としての基本的な姿勢を養い、看護観、倫理観を形成できる。

授業計画

【全体】

看護技術実施上の基礎的概念、アセスメント技術、コミュニケーション技術、および対象者の安全性と安楽性を確保した日常生活の援助技術について、エビデンスに基づいた実施方法を教授する。

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	感染予防を推進する技術	実習室使用に関するガイダンス衛生学的手洗い・PPE	感染予防を推進する技術（衛生学的手洗いと手指消毒、PPEの着脱方法）の事前課題として、チェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）	Moodleにアップロードされた動画を視聴する

第2回

快適な環境をつくる技術

ベッドメーキング
環境整備（シミュレーション）

快適な環境をつくる技術（ベッドメーキングと環境整備）の事前課題として、チェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第3回

生命の徴候を観察する技術1

バイタルサイン測定①基本手技

生命の徴候を観察する技術（バイタルサイン測定）の事前課題として、チェックリストと講義資料を確認する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

第4回

生命の徴候を観察する技術2

バイタルサイン測定②臥床患者のバイタルサイン測定
ベッドメーキング技術チェック

生命の徴候を観察する技術（バイタルサイン測定）の事前課題として、チェックリストと講義資料を確認する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）
技術チェックに向けて、ベッドメーキング技術の練習と、チェック後に自己の技術を振り返り、自己練習を行う。（目安時間：2時間）

第5回

生命の徴候を観察する技術3

バイタルサイン測定③シミュレーション

第6回

効率的で安楽な動きを作り出す技術

ボディメカニクス、体位変換、安楽な体位

効率的で安楽な動きを作り出す技術（体位変換、安楽な体位）の事前課題として、チェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第7回

活動・運動を支援し、休息・睡眠を促す技術

車椅子・ストレッチャー移動、歩行介助、罨法

活動・運動を支援し、休息・睡眠を促す技術（車椅子・ストレッチャー移動、歩行介助、罨法）の事前課題として、チェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第8回

技術小試験（バイタルサイン測定）

バイタルサイン測定技術試験

技術小テストに向けて、バイタルサイン測定技術の練習と、小試験後に自己の技術を振り返り、自己練習を行う。（目安時間：2時間）

第9回

身体の清潔を援助する技術1

寝衣交換、シーツ交換

身体の清潔を援助する技術（寝衣交換、シーツ交換）の事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第10回

身体の清潔を援助する技術2

清拭

身体の清潔を援助する技術（清拭）の事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第11回

身体の清潔を援助する技術3

洗髪

身体の清潔を援助する技術（洗髪）の事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第12回

身体の清潔を援助する技術4

足浴

身体の清潔を援助する技術（足浴）の事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第13回

食事・栄養摂取を促す技術
身体の清潔を援助する技術5

経口摂取
口腔ケア、顔面清拭

食事・栄養摂取を促す技術（経口摂取、口腔ケア）の事前課題として、チェックリストと講義資料を確認する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

第14回

排泄を促す技術
身体の清潔を援助する技術6

床上排泄
陰部洗浄

排泄を促す技術（床上排泄、陰部洗浄）の事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

事前課題としてMoodleにアップロードされた動画を視聴する

第15回

総合演習

指定技術に関する援助技術演習

指定技術に関する事前課題として、ルーブリックを確認しながら動画を視聴する。演習を振り返りながら自己練習を行う。（目安時間：2時間）

第16回

期末試験

指定技術に関する実技試験を実施する

実技試験に向けた自己練習を2時間以上と、試験で実施した実技を振り返り、自己練習を1時間行う

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: 10%　B: 20%　C: 70%　D: --%

成績評価法

実技に関しては、本試験と別に小試験と技術チェックを演習時間内に実施します。また、各回の課題レポートと適宜、技術に関する小テストを実施し、総合的に評価します。
実技試験に関しては、出席日数が規定に満たない場合、受験資格が与えられません。
実技試験50％、実技小試験20％、技術チェック10％、課題レポート10％、小テスト10％

教科書にかかわる情報

教科書	書名	ナーシング・グラフィカ基礎看護学(2)：基礎看護技術Ⅰコミュニケーション／看護の展開／ヘルスアセスメント				ISBN	9784840475365
教科書	著者名	松尾ミヨ子他	出版社	メディカ出版				出版年	最新版

教科書	書名	ナーシング・グラフィカ基礎看護学(3)：基礎看護技術Ⅱ　　看護実践のための援助技術				ISBN	9784840475372
教科書	著者名	松尾ミヨ子他	出版社	メディカ出版				出版年	最新版

教科書	書名	根拠と事故防止から見た基礎・臨床看護技術				ISBN	9784260047906
教科書	著者名	任和子他	出版社	医学書院				出版年	最新版

備考

基礎看護方法論Ⅰで使用するテキストを併用します。

参考書にかかわる情報

備考

随時参考文献の紹介を行います。

メッセージ

基礎看護方法論Ⅰの講義の後、当日若しくはそれ以降に演習を行います。事前課題を行い、自己課題をもって、本科目に臨んで下さい。
演習は、患者・看護者・観察者の役割を取りながら、患者役の学生あるいはモデル人形に対して各技術を実際に行い習得します。
講義日程については、初回講義の授業ガイダンスで資料を配付します。変更がある場合は前もって連絡します。

キーワード

看護技術　ケア　ケアリング　EBN　看護哲学　患者への関心　実務家教員

持続可能な開発目標（SDGs）

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

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