タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 集中 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1051530011 成人看護学実習Ⅱ[Adult Nursing Practice Ⅱ] 日本語 3
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], (未 定), 紙谷 恵子, 竹根 紀美恵
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
成人期(青年期、 壮年期、 中年期)で、慢性期・終末期病態にある人々を身体的・精神的・社会的側面から総合的に理解し、看護の対象となる健康問題を明らかにし、その健康問題を解決するための知識、 理論、 技術及び態度を実習を通して習得する。 慢性期看護では慢性期病態にある人々の生活をできるだけ普通に保ち、かつQOL(Quality of Life)を高めるための援助に必要な知識と技術を習得する。終末期看護では、終末期病態にある人が全人的痛み(身体的、 精神的、 社会的、 霊的)が和らぎ、安寧な死が迎えられるように家族とともに援助する看護の知識・技術及び態度を習得する。
授業の到達目標
1.慢性期、終末期病態にある成人期の人々とその家族を身体的・社会的側面から総合的に理解できる。 
2.患者及びその家族と有効な人間関係を成立させ、患者の健康問題を判断し、解決方法を計画し、実施、評価できる。 
3.継続看護の必要性を理解し、社会復帰への援助方法を理解する。    
授業計画
【全体】
慢性期・終末期の健康レベルにある看護の対象を総合的に理解し、既習の知識・技術・態度を統合して、健康の維持促進、セルフケアの確立、社会復帰、安寧な死を迎える等のそれぞれの状況に応じた適切な看護援助を習得する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 慢性期病態にある患者の特性を総合的に理解できる。 1)患者の発達課題を述べることができる。
2)患者の家族・社会における役割を述べることができる。
3)患者のソーシャルサポートシステムを述べることができる。
4)患者の日常生活の内容を述べることができる。
患者の発達課題、家庭や社会での役割、ソーシャルサポートシステムについて準備学習を行う。授業中に指示した学習
第2回 慢性期病態にある患者の特性を総合的に理解できる。 5)患者に起こっている機能障害を述べることができる。
6)機能障害の特徴からこれから起こりうる状態の変化について述べることができる。
7)障害により、日常生活の規制を予測し述べることができる。
8)患者・家族が、機能障害・治療・生活の規制をどのように受け止めているかを述べることができる。
9)患者・家族が抱えている問題を看護の視点で列挙できる。
患者の疾患からくる機能障害、日常生活の規制、問題について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第3回 慢性期病態にある患者及びその家族との人間関係を成立させ、健康上の問題を判断し、個別的な援助を実施できる。 1)患者の病状および予測される状態に応じた援助方法を列挙することができる。
2)患者の病状および予測される状態に応じた援助ができる。
患者の病状および予測される状態に応じた援助方法について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第4回 慢性期病態にある患者及びその家族との人間関係を成立させ、健康上の問題を判断し、個別的な援助を実施できる。 3)検査・治療をうける患者に対して適切な援助を実施できる。
4)患者・家族が、機能障害・治療・生活の規制を現実的に受け止められるように援助すること   
  ができる。
検査・治療について準備学習を行う。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第5回 慢性期病態にある患者及びその家族との人間関係を成立させ、健康上の問題を判断し、個別的な援助を実施できる。 5)患者が自己管理できるように患者・家族を援助することができる。

自己管理について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第6回 慢性期病態にある患者及びその家族との人間関係を成立させ、健康上の問題を判断し、個別的な援助を実施できる。 6)実施した援助の結果を看護目標及び看護過程全般にわたって評価することができる。
7)受け持ち患者の看護の要約を記述することができる。
看護目標及び看護過程全般にわたって評価、看護の要約について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第7回 継続看護の必要性を判断し、社会復帰への援助を指導者と共に実施できる。 1)患者・家族に必要な社会資源を列挙することができる。 社会資源について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第8回 継続看護の必要性を判断し、社会復帰への援助を指導者と共に実施できる。 2)患者・家族に必要な社会資源の機能を述べることができる。 社会資源の機能について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第9回 終末期病態にある患者及びその家族の特性を総合的(身体的、精神・心理的、社会的、スピリチュアル)に理解できる。 1)患者・家族の発達課題を述べることができる。
2)患者の家族内や社会における役割を述べることができる。
患者・家族の発達課題について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第10回 終末期病態にある患者及びその家族の特性を総合的(身体的、精神・心理的、社会的、スピリチュアル)に理解できる。 3)患者のソーシャルサポートシステムを述べることができる。 ソーシャルサポートシステムについて準備学習を行う。授業中に指示した学習
第11回 終末期病態にある患者及びその家族の特性を総合的(身体的、精神・心理的、社会的、スピリチュアル)に理解できる。 4)患者の日常生活の内容を述べることができる。
患者の日常生活の内容、全人的苦痛について準備学習を行う。授業中に指示した学習
第12回 終末期病態にある患者及びその家族の特性を総合的(身体的、精神・心理的、社会的、スピリチュアル)に理解できる。 5)患者の全人的苦痛について述べることができる。 患者の日常生活の内容、全人的苦痛について準備学習を行う。授業中に指示した学習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: 80% D: --%
成績評価法
実習での態度(参加度等)と日々の記録 60%、最終の実習記録・レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
既習の全ての科目に関わる教科書・参考書を適宜活用してください。看護を展開する上で必要な理論書や機能障害のメカニズムに関するものは必要に応じて求めてください。
参考書にかかわる情報
備考
成人疾病学および成人看護学Ⅱ、緩和ケア論で使用した教科書、資料
メッセージ
実習中は日々のケアに向けて復習・予習が必要で、 大変厳しい状況が続きますが、 心身共に健やかな状態で実習に臨まれますよう健康の自己管理を十分にしてください。実習中に困ったことがあった場合はできるだけ早く教員に相談して下さい。
キーワード
成人看護学実習、 慢性期実習、 終末期実習
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
成人疾病学、成人看護学Ⅱ、緩和ケア論
履修条件
連絡先
慢性期看護実習について 紙谷 恵子 :22-2813  kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp  
            竹根 紀美恵 :22-2803 takene[at]yamaguchi-u.ac.jp 
終末期看護実習について 中藤 ゆか
            齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp 
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
齊田菜穂子・紙谷恵子・竹根記美恵・中藤ゆか:平日、研究室に在否を確認して訪室して下さい。

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