タイトル

開講年度 開講学部等
2026 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1051550002 老年看護学概論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
森崎 直子
担当教員[ローマ字表記]
森崎 直子, 永田 千鶴 [NAGATA Chizuru], 住田 靖子 [SUMIDA Yasuko], 竪山 悦子 [TATEYAMA Etsuko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この科目は、卒業認定に関わり必修となっており、社会の要請に柔軟に対応する幅広い教養をもった医療の担い手になる上で重要で、同時期に開講される科目群とも関連して全体のカリキュラムにおける後半の重要な構成要素となっている。
わが国の高齢化は著しく、高齢者の健康やQOLの維持は、看護職の大きな役割の一つである。高齢者はライフサイクルの最終段階にある人々であり、社会的背景や生活習慣などの影響により個人差が大きい。また、老化に伴う諸臓器機能の生理的変化は予備力や適応力の低下につながり、ささいな負荷によって疾病・障害が発生したり、増悪したりする。この科目では、高齢者の特性および高齢者を取り巻く社会の現状について知り、高齢者のQOLの維持を目指した老年看護のあり方について考える。
全項目の講義・演習を、高齢者を対象とした看護の経験を有する実務家教員が担当する。
授業の到達目標
1.高齢者の身体・心理・社会的特徴について知る。
2.高齢社会の歴史と実態について知り,老年看護学が必要とされる社会的背景を理解する。
3.老年看護学の機能と目的について理解する。
4.高齢者を取り巻く課題について考える。
授業計画
【全体】
授業は講義と演習で構成する。加齢変化や高齢者を取り巻く社会に関する知識を教授し、高齢者理解を深める。また、高齢者疑似体験を通して、高齢者の身体的特徴や支援の在り方を考える力を身につける。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 老いるということ、老いを生きるということ 本科目の授業概要を理解する。
加齢と老化、加齢に伴う変化、高齢者の定義などについてを知り、高齢者の理解を深める。
教科書の第1章 老いるということ、老いを生きるということ、を読み予習する(2時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 動画視聴
第2回 超高齢社会と高齢者の権利擁護 超高齢社会の現況、高齢者の暮らし、高齢者虐待、身体拘束、権利擁護のための制度などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第2章 超高齢社会と社会保障、A超高齢社会の統計的輪郭、C高齢者の権利擁護、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第3回 老年看護学の成り立ち 老年看護の歴史や役割、老年看護における理論・概念の活用、ユマニチュードなどについてを知り、高齢者の理解を深める 教科書の第3章 老年看護のなりたち、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 動画視聴
第4回 高齢社会における保健医療福祉の動向 高齢者にかかわる保健医療福祉の制度と仕組み、地域共生社会と看護活動などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第2章 超高齢社会と社会保障、B高齢社会における保健医療福祉の動向、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第5回 治療を必要とする高齢者の看護① 検査を受ける高齢者の看護、救命救急を必要とする高齢者の看護、薬物療法を受ける高齢者の看護、手術を受ける高齢者の看護などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第7章 治療を必要とする高齢者の看護(前半)、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第6回 日常生活を支える基本的活動 高齢者の加齢変化について、特に感覚器と運動系の変化、転倒やその他の事故、フレイルなどについてを知り、高齢者の理解を深める。
高齢者疑似体験の演習概要を理解する。
教科書の第4章 高齢者のヘルスアセスメント、B身体の加齢変化とアセスメント、2視聴覚とその他の感覚、11運動系、および第5章 高齢者の生活を整える看護、A日常生活を支える基本的動作、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第7回 高齢者疑似体験(演習) 高齢者の疑似体験を通して、高齢者の身体的特徴や支援の在り方を考える力を考える。

高齢者疑似体験をするうえで活用できる知識を復習しておく(2時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 グループ演習(実習室2)
3グループに分かれて演習する
評価レポートあり
第8回 福祉用具使用・リフト移動体験(演習) 福祉用具の実際を知り、使用を体験する。
福祉用具に関する知識を復習しておく(2時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 グループ演習(実習室2)
3グループに分かれて演習する
第9回 エンドオブライフケア① 生が終わる時への準備支援、意思決定への支援、エンドオブライフケアの場などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第8章 エンドオブライフケア、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 動画視聴
第10回 エンドオブライフケア② 生が終わる時への準備の実際や心情についてを知り、高齢者とその家族への理解を深める。 教科書の第8章 エンドオブライフケア、を読み必要な支援について考える(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。 動画視聴
第11回 治療を必要とする高齢者の看護② リハビリテーションを受ける高齢者の看護、入院治療を受ける高齢者の看護、外来を受診する高齢者の看護などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第7章 治療を必要とする高齢者の看護(後半)、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第12回 高齢者と家族 家族の健康と生活、家族への援助などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第9章 生活・療養の場における看護、C高齢者を含む家族の看護、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第13回 生活・療養の場における看護 社会参加の現状と支援、介護予防と生活支援、地域密着型サービスにおける看護などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第9章 生活・療養の場における看護、A地域における高齢者への看護、B保健医療福祉施設および共重施設における看護、D多職種連携実践による活動、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第14回 健康逸脱からの回復を促す看護 症状、身体疾患、認知機能障害のある高齢者などについてを知り、高齢者の理解を深める。 教科書の第6章 健康逸脱からの回復を促す看護、を読み予習する(1時間)。授業後は周辺学修も加えながら復習する(2時間)。
第15回 老年看護や老年学の動向 老年看護学や老年医療および老年学の近年の動向や知見を知り、高齢者の理解を深める。 高齢者に関する国内外のニュースや記事を読み、情報を収集する(3時間)。
第16回 定期試験 本科目内容についての筆記試験を行う。 本科目の全内容について復習する(12時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: --% C: 20% D: --%
成績評価法
定期試験90%、演習レポート10%で評価するが、授業態度やレポート提出状況により減点する場合がある。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 系統看護学講座 専門分野 老年看護学 ISBN 9784260056892
著者名 北川公子ほか 出版社 医学書院 出版年
備考
参考書にかかわる情報
備考
適宜、資料を提示します。
メッセージ
老年看護学は、皆さんが体験しえない年代の人々への看護についての学問です。老年疾患学をはじめとする関連科目の学習内容と関連付けながら理解を深めることや、講義を受けながら、高齢者やその家族、取り巻く社会についてのイメージを膨らませることが大切です。
キーワード
老い、加齢変化、超高齢社会、生活機能、死、QOL、家族、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
老年看護学、老年看護学実習、老年疾病学、在宅看護学、在宅看護実践論、在宅看護学実習、公衆衛生看護学概論、公衆衛生看護活動論、保健福祉行政論
履修条件
連絡先
森崎 直子:nmori@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日16:10~18:00(前期)、金曜日16:10~18:00(後期)、事前に連絡をしてください。

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