開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
集中
実験・実習
9.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1051550004
老年看護学実習
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森崎 直子
ー
担当教員[ローマ字表記]
森崎 直子, 永田 千鶴 [NAGATA Chizuru], 住田 靖子 [SUMIDA Yasuko], 竪山 悦子 [TATEYAMA Etsuko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この科目は、卒業認定に関わり必修となっており、社会の要請に柔軟に対応する幅広い教養をもった医療の担い手になる上で重要で、同時期に開講される科目群とも関連して全体のカリキュラムにおける後半の重要な構成要素となっている。
高齢者はライフサイクルの最終段階にあり、社会や文化,生活習慣などの影響を受けて個人差が大きい。この実習では、個々の高齢者の生きてきた道のりや価値観を踏まえながら、その人を取り巻く環境・条件のもとでの最適健康を獲得・維持・増進し、最高のQOLが保たれるための援助のありかたを考え,実行できる能力を養う。また、加齢に伴い諸機能の低下をきたした高齢者を、豊かな人間性や経験に基づく貴重な知識をもっている存在として認識し、尊重する態度でかかわるための基本的姿勢と感性を養う。
全実習を、高齢者を対象とした看護・医療の経験を有する実務家教員が担当する。
授業の到達目標
1.病院および施設で療養する高齢者,通所サービスを利用する高齢者とその家族についての理解を深め,適切な看護実践を系統的に行うことができる。
2.高齢者の生活像を明らかにし,QOLが維持・向上されるための援助・支援を行うことができる。
授業計画
【全体】
受け持ち患者の看護過程を中心とした実習を行う。高齢者ケアに関わる医療・保健・福祉サービスについての理解を深めるために、高齢者ケアに関わる通所サービス部門や施設を見学する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
病院オリエンテーション
病棟実習
関連職種の臨床講義
病院オリエンテーションを受ける。
病棟で高齢患者を受け持ち、実習(情報収集、アセスメント、看護問題の明確化、看護計画の立案)を行う。カンファレンスで情報共有しながら問題解決策を考える。
関連職種の臨床講義を受け、チーム医療についての知識を深める。
看護過程と加齢変化について十分に復習しておく(10時間)。
受け持ち患者の情報の整理、アセスメント、看護計画の立案を行うと共に、実施したケアを振り返る(17時間)。
臨床講義の前には、関連職種の役割について復習しておく(3時間)。
第2回
病棟実習
関連施設見学
カンファレンス
病棟で高齢患者を受け持ち、実習(看護計画の実施、評価、計画修正)を行う。
関連施設を見学する。
アクティビティを企画し、実施する。
受け持ち患者の看護計画を評価し、修正すると共に、実施したケアを振り返る(20)。
アクテビティを企画し、準備する(5時間)。
関連施設見学の前には、介護老人保健施設やケアハウス、グループホームなどの訪問する施設の種別、機能、利用者について説明できるようにしておく(5時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 5% C: 80% D: --%
成績評価法
学生の自己評価と実習指導者の評価を参考に、出席状況・態度、実習記録、カンファレンスへの参加状況などから教員が総合的に評価する(100%)。
教科書にかかわる情報
備考
ー
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ナーシング・グラフィカ 老年看護学① 高齢者看護の健康と障害
ISBN
9784840484695
著者名
堀内 ふき、他
出版社
メディカ出版
出版年
2025
参考書
書名
ナーシング・グラフィカ 老年看護学② 高齢者看護の実践
ISBN
9784840484695
著者名
堀内 ふき、他
出版社
メディカ出版
出版年
2025
備考
適宜、資料を提示します。
メッセージ
実習では、個々の高齢者の生きてきた道のりや価値観を踏まえながら、その人を取り巻く環境・条件のもとでの最適健康を獲得・維持・増進し、最高のQOLが保たれるための援助のありかたを考え、看護を実践していきましょう。また、高齢者を、豊かな人間性や経験に基づく貴重な知識をもっている人と捉えて、尊重する態度でかかわっていきましょう。
キーワード
加齢変化、個人差、生活機能、QOL、アセスメント、看護過程、通所施設、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
森崎 直子
オフィスアワー
月曜日16:10~18:00(前期)、金曜日16:10~18:00(後期)、事前に連絡をしてください。
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