開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木7~8
講義
5.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1051710020
医学のための統計学[Statistics for Medical Sciences]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
下川 元継[SHIMOKAWA Mototsugu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
下川 元継 [SHIMOKAWA Mototsugu], 水城 史貴 [MIZUKI Fumitaka]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
医学研究における統計学の役割と使い方を、身近な例題を解きながら学習する。
実験的研究において、その結果の判定で重要となる統計的仮説検定(有意差検定)を中心に解説する。検定は、データの形式によって多種多様であるが、その原理は共通である。それらを分類すると、大きくパラメトリック法とノンパラメトリック法に分かれる。それぞれの原理と使い分けをわかりやすく解説する。
また様々な現象の背景となる要因を分析する上で重要となる、相関・回帰分析法の基本的な考え方についても学習する。
授業は、統計解析ソフトウエアJMPを使用することで、統計の数理を感覚的に把握できるようにすると共に、多数の演習問題を実際に解いてゆくことで、即実践力が身に付くように工夫している。
授業の到達目標
・医学研究における統計学の役割が分かる
・統計的仮説検定の原理が分かる
・パラメトリック検定とノンパラメトリック検定の違いとその使い分けが分かる
・クロス集計結果の検定とその解釈をできる
・相関係数と回帰直線を求められ、分析結果を解釈できる
・統計量の分布型を分析でき、基準範囲を設定できる
授業計画
【全体】
本授業では、統計解析ソフトウェア JMP を用いた実践的な演習を行います。
受講にあたっての注意事項
1.PCの準備
毎回の講義で Windows OS を搭載し、Excelがインストールされているパソコン が必要です。各自必ず準備してください。
2.教科書の準備
初回の講義までに指定の教科書を購入 しておいてください。
3.期末試験と単位認定
期末試験において 基本的に再試験は実施しません。不合格の場合、単位は認定されませんので十分注意してください。
※授業は以下の表の順番で行われるとは限らない。授業における担当教員の説明をよく聞いておくこと。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
・オリエンテーション
・統計解析ソフトウエアJMPのインストール
・統計学の重要性について
授業後にJMPのインストールおよび使い方の復習(目安時間:4時間)
第2回
・データの種類
・量的データや質的データの特徴について学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第3回
・データの要約
・JMPを用いてデータをどのように要約するのか学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第4回
・統計的仮説検定の考え方
・統計的仮説検定とは何か、統計的仮説検定をどのように使うのかについて学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第5回
・一標本の検定(量的データ)
・JMPを用いて量的データにおける一標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第6回
・一標本の検定(質的データ)
・JMPを用いて質的データにおける一標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第7回
・二標本の検定(量的データ,対応のある場合)
・JMPを用いて、対応がある量的データにおける二標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第8回
・二標本の検定(質的データ,対応のある場合)
・JMPを用いて、対応がある質的データにおける二標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第9回
・二標本の検定(量的データ,対応のない場合)
・JMPを用いて、対応がない量的データにおける二標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第10回
・二標本の検定(質的データ,対応のない場合)
・JMPを用いて、対応がない質的データにおける二標本の検定を行う方法を学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第11回
・データ加工処理、欠測値の取り扱い
・JMPを用いて、データ加工処理する方法を学ぶ
・欠測値とは何か、またその取り扱いについて学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第12回
・外れ値、異常値の判断
・外れ値、異常値とは何か、またその判断方法について学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第13回
・相関分析
・JMPを用いて相関分析を行う方法について学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第14回
・回帰分析
・JMPを用いて回帰分析を行う方法について学ぶ
教科書で該当する箇所について予習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第15回
統計学に関する復習
・これまでの内容の復習
これまで授業で習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
授業後に習った内容について復習しておくこと(目安時間:2時間)
第16回
期末試験
これまでに学習した内容の理解度を確認する
これまでの授業の内容を復習すること(目安時間:3時間)
試験で分からなかった内容については、きちんと復習しておくこと(目安時間:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: 50% D: --%
成績評価法
小テスト、授業内のレポート、学期末の筆記テストで評価します。
小テスト10%、学期末の筆記テスト90%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
基礎医学統計学
ISBN
9784524241491
著者名
加納克己,高橋秀人
出版社
南江堂
出版年
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
統計学、データサイエンス,数理統計、統計学的仮説検定、JMP
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
下川 元継 E-mail : moto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
下川 元継:水曜日(8:30~17:00)、木曜日(8:30~17:00)
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