タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木5~6 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1051720002 基礎検査学Ⅱ[Fundamentals of Laboratoly TechniquesⅡ] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
山本 美佐[YAMAMOTO Misa]
担当教員[ローマ字表記]
山本 美佐 [YAMAMOTO Misa], 小室 拓也 [OMURO Takuya]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
基礎検査学は臨床検査の概念や医療従事者としての心構えなどの基本的な項目から、検体採取法・保存法や検体検査および採血方法と幅広い。本講義では、臨床検査の実務経験が10年以上ある教員2名により、臨床検査の概念や医療従事者としての心構えなどの基本的な項目から、検体採取法・保存法や検体検査および、患者に直接接する重要な医行為である静脈採血方法について教授する。
授業の到達目標
①臨床検査の概念や検査に対する心構えなどを学ぶ。
②血液や尿などの検査検体の適切な保存法を学ぶ。
③診療検査で最も基本的な尿検査をはじめ、糞便、体液などの検体検査の原理とその意義を学ぶ。
④採血方法や患者との接し方を学ぶ。
授業計画
【全体】
1.第1章.臨床検査技師の役割と使命
2.第3章.臨床検査が行われる場所 (病院における臨床検査部門の意義と検査技師の役割)
3.第2章.臨床検査における心構えと一般的注意
4.第4章.採血法(関係法規)*下記参照
5.第5章.血液検体の取り扱い方1
6.第5章.血液検体の取り扱い方2
7.第6章.髄液検査
8.第6章.胃液検査、十二指腸検査  髄液検査
9.第6章.穿刺液検査,腹膜透析液,喀痰検査,精液,結石検査
10.採血の仕方と採血手順(DVD) *下記参照
11.採血模擬実習 **下記参照
12.テーマ別発表準備(グループワーク)
13.テーマ発表会1
14.テーマ発表会2
15.発表会予備日(復習と振り返り)

*採血は臨床検査技師の業務の中で最も重要な手技の一つです。そのため第4回および第10回の講義の欠席者はレポート提出を課します。
**採血手順(DVD)および採血模擬実習の欠席者は、後期の基礎検査学Ⅱ実習開始前に追実習が必要になります。

項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 第1章.臨床検査技師の役割と使命 臨床検査技師の役割と使命について概説する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 4/10 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第2回 第3章.病院における臨床検査部門の意義と検査技師の役割 大学病院や中大規模市中病院における各臨床検査部門の説明と検査技師の役割について概説する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 4/17 13:00~14:30
S4講義室 担当:小室 拓也
第3回 第2章.臨床検査における心構えと一般的注意 医療従事者としての臨床検査技師としての心構えや注意する点について概説する。
教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週
4/24 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第4回 第4章. 採血法(関係法規) 患者に直接接する静脈採血は重要な医行為であり、そのために把握しておく関係法規について教授する。

*重要な項目であるので、欠席した場合はレポート提出を課す。
教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 5/1 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第5回 第5章.血液検体の取り扱い方 臨床検査技師として精度の高い検査結果を出すためには、正しい検体の取り扱いが大切であることを理解する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 5/8 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第6回 採血の仕方 患者に直接接する重要な医行為である静脈採血方法について教授する。

*重要な項目であるので、欠席した場合はレポート提出を課す。
教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 5/15 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第7回 第6章.髄液検査 臨床検査技師が実施する特殊検査としての髄液検査について概説する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 5/14 10:30~12:00
S4講義室 担当:小室 拓也
第8回 第6章.胃液検査、十二指腸検査 臨床検査技師が実施する特殊検査としての胃液検査、十二指腸検査について概説する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 5/22 13:00~14:30
S4講義室 担当:小室 拓也
第9回 第6章.穿刺液検査,腹膜透析液,喀痰検査,精液,結石検査 臨床検査技師が実施する特殊検査としての穿刺液検査,腹膜透析液,喀痰検査,精液,結石検査について概説する。 教科書をよく読んで予習し、講義後は教科書やプリント・PDFを参考によく復習をすること。1h以上/週 6/5 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第10回 採血の仕方と採血法(DVD) 患者に直接接する重要な医行為である静脈採血方法について実際に模擬実習を実施する前にDVDで方法を理解しておく。

*採血法(DVD)の欠席者は、後期の基礎検査学Ⅱ実習開始前に追実習が必要になります。
6/20の採血模擬実習に備えてDVDや教科書で学んだことの振り返りを実施する。1h以上/週 6/19 13:00~14:30
S4講義室 担当:山本 美佐
第11回 採血模擬実習

患者に直接接する重要な医行為である静脈採血方法について模擬血管を用い実際に行ってみる。

*採血模擬実習の欠席者は、後期の基礎検査学Ⅱ実習開始前に追実習が必要になります。
実施した採血模擬実習の復習を実施する。1h以上/週 6/20(金) 14:40~16:10
分析系実習室 担当:山本&小室
第12回 テーマ別発表準備(グループワーク) 下記の課題についてグループで調査し6月27日(金)にプレゼンする。

1.高齢化社会における日本の医療の問題点    
2.日本の医療制度と保険診療 
3.DRG/PPS(Diagnosis Related Group/Prospective
  Payment System)とクリニカルパス
4.臨床検査技師とチーム医療
5.病院内のインシデント、アクシデント
6.スタンダード・プレコーション
   -院内におけるSPと特に臨床検査技師が気をつける点-
7.臨床検査基準値の設定
8.大病院の中央検査室とPOCT(Point of Care Testing)の
  役割の違い
9.臨床検査室と認定取得(ISO 15189)
10. 臨床検査技師の認定資格とその意義
班ごとに希望するテーマを決定し、分担してテーマについて調べ、発表スライドを作成する。1h以上/週 6/20(金) 16:20~17:50
S4講義室 担当:山本 美佐
第13回 発表会1 下記の課題についてグループで調査しプレゼンする。

1.高齢化社会における日本の医療の問題点    
2.日本の医療制度と保険診療 
3.DRG/PPS(Diagnosis Related Group/Prospective
  Payment System)とクリニカルパス
4.臨床検査技師とチーム医療
5.病院内のインシデント、アクシデント
6.スタンダード・プレコーション
   -院内におけるSPと特に臨床検査技師が気をつける点-
7.臨床検査基準値の設定
8.大病院の中央検査室とPOCT(Point of Care Testing)の
  役割の違い
9.臨床検査室と認定取得(ISO 15189)
10. 臨床検査技師の認定資格とその意義
期末試験では自分が担当したテーマ以外から2問選択して概要を記述するので他の班のテーマについても復習する。1h以上/週 6/20(金) 14:40~16:10
S4講義室 担当:山本&小室
第14回 発表会2 下記の課題についてグループで調査しプレゼンする。

1.高齢化社会における日本の医療の問題点    
2.日本の医療制度と保険診療 
3.DRG/PPS(Diagnosis Related Group/Prospective
  Payment System)とクリニカルパス
4.臨床検査技師とチーム医療
5.病院内のインシデント、アクシデント
6.スタンダード・プレコーション
   -院内におけるSPと特に臨床検査技師が気をつける点-
7.臨床検査基準値の設定
8.大病院の中央検査室とPOCT(Point of Care Testing)の
  役割の違い
9.臨床検査室と認定取得(ISO 15189)
10. 臨床検査技師の認定資格とその意義
期末試験では自分が担当したテーマ以外から2問選択して概要を記述するので他の班のテーマについても復習する。1h以上/週 6/20(金) 16:20~17:50
S4講義室 担当:山本&小室
第15回 発表会予備日・復習・振り返り 下記の課題についてグループで調査しプレゼンする。

1.高齢化社会における日本の医療の問題点    
2.日本の医療制度と保険診療 
3.DRG/PPS(Diagnosis Related Group/Prospective
  Payment System)とクリニカルパス
4.臨床検査技師とチーム医療
5.病院内のインシデント、アクシデント
6.スタンダード・プレコーション
   -院内におけるSPと特に臨床検査技師が気をつける点-
7.臨床検査基準値の設定
8.大病院の中央検査室とPOCT(Point of Care Testing)の
  役割の違い
9.臨床検査室と認定取得(ISO 15189)
10. 臨床検査技師の認定資格とその意義
これまでの講義やプレゼン内容の復習 1h以上/週 発表会が6/27時間内に終わった場合は、復習(定期末試験勉強)や振り返りの日とする
第16回 前期定期末試験期間内に試験を実施 第1回~第15回までの講義・発表会内容について出題 第1回~第15回までの講義・発表会内容について、教科書・プリント・PDFを参考に勉強して臨むこと。 試験時間60分:持ち込み不可
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: 10% D: 60%
成績評価法
学期末の筆記テスト90%、発表会プレゼン10%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 臨床検査総論 ISBN 9784260016650
著者名 出版社 医学書院 出版年 2013
備考
参考書にかかわる情報
備考
①臨床検査技術学(9)臨床検査総論・放射線同位元素検査技術学、②プリントorPDF配布
メッセージ
保健学科シラバスも確認してください
キーワード
臨床検査総論 業務制限 採血 関係法規 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
臨床検査総論。
実務家教員による講義・演習を実施する。
履修条件
1年次受講の検査機器総論に関する知識を一部必要とする。
連絡先
0836-22-2848
オフィスアワー
質問等はメールの方が確実です。面談希望の場合もメールで日時を相談してください。
yamamoms@yamaguchi-u.ac.jp

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