タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 火5~10 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1051720013 生化学実習[Biochemistry Practicum] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
富永 直臣[TOMINAGA Naoomi]
担当教員[ローマ字表記]
稲光 正子 [INAMITSU Masako], 富永 直臣 [TOMINAGA Naoomi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
生化学は生物科学の基礎であり、その実験技術は生物科学のほとんどの分野において利用される。本実習においては、生化学の重要な、また応用の可能性が大きい実験技術を学び、これを習得する。
授業の到達目標
種々の患者血清のPAG電気泳動を行いアイソザイム(LD)と疾患の関係を学習する。
また、ブロッティングの技術を習得し、抗原抗体反応についても習得する。
電気泳動像を画像解析し、半定量化する方法を習得する。
授業計画
【全体】
ポリアクリルゲルの作成法
電気泳動法
イムノブロッティング
アイソザイムの解析
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 講義説明
試薬の調製
アイソザイム測定の意義、
実習における一連の流れや注意点を説明する。
実習に必要な試薬を作成する。人数、測定回数から必要量の約1.5倍量の試薬を作成する。
電気泳動の原理、LDについて教科書などで復習しておく。
抗原抗体反応について復習しておく。
mol/L、g/dL、%の濃度計算ができるようにしておく。特に水和物試薬の計算。
第2回 動物使用説明会 動物使用説明会 動物の取り扱いについて予習しておく。
第3回 マウスの解剖
各臓器からタンパク質抽出
マウスの解剖を見学し、臓器からタンパク質抽出を行う。 マウスの臓器構造、機能につてい調べておく。動物の取り扱いについて復習しておく。
第4回 LDの電気泳動後の酵素免疫法による検出1 動物試料を用いたWestern Blotting LDサブユニットの特徴を調べておく。ブロッティングを行う意味を調べておく。
第5回 LDの電気泳動後の酵素免疫法による検出2
動物試料を用いたImmunostaining
抗原抗体反応を理解しておく。
第6回 LDアイソザイム電気泳動1
LDの電気泳動後の酵素免疫法による検出3
動物試料を用いたPAGE、Active staining
ヒト血清を用いたWestern Blotting
どのような原理でLD活性染色ができるのかを確認しておく。臓器別のLDアイソザイムの違いを復習しておく。
第7回 LDの電気泳動後の酵素免疫法による検出4 ヒト血清を用いたImmunostaining 抗原抗体反応を理解しておく。
第8回 LDアイソザイム電気泳動2 ヒト血清を用いたPAGE、Active staining どのような原理でLD活性染色ができるのかを確認しておく。臓器別のLDアイソザイムの違いを復習しておく。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 10% C: 60% D: 10%
成績評価法
実習レポートで評価します。実習への積極的な参加、積極的な質問・ディスカッションを加味します。
レポート:100%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しない。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
あらかじめ予習し、実習内容を理解しておくこと。
実習の資料はホームページ(WEBシラバスからリンク)に掲載されているので参照すること。また、電気泳動の写真等のデータもホームページに掲載する。
キーワード
酵素、ミカエリス定数、ブロッティング、電気泳動、放射性同位元素
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
生化学、病態生化学
履修条件
連絡先
担当教員の連絡先が実習マニュアルに記載してある。
オフィスアワー
実習、講義でない時間であればいつでも可。

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