開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金5~10
実験・実習
6.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1051720018
組織病理学実習[Histology Practicum]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
近藤 智子[KONDOH Tomoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
近藤 智子 [KONDOH Tomoko], 小林 由紀 [KOBAYASHI Yuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
組織学は疾患を理解するために基本となる学問であるのみでなく、将来、遺伝子や分子工学を含めた種々の研究に従事する際においても、組織学の知識は不可欠である。本授業では解剖学的事項と関連して、組織・器官の構築,細胞の微細構造とその働きおよび各組織の構造の役割や構成細胞の機能を理解・把握し,知識として習得できる。また,基本的な病理標本を検鏡し、基本的な病理組織像を理解・把握し、疾病を理解することを容易にする。 病理学は、医療における最終診断を担う部分で、その疾患の本体を理解するうえで必要不可欠であり、日常病理診断業務及びその教育において経験豊富な専門教員(病理専門医及び病理検査に詳しい臨床検査技師)が、最新の知見とともに教授する。
授業の到達目標
疾患の基礎となる正常組織像・病理組織像を理解し、病態も含めて説明できる。
(1)組織・器官の構築,細胞の微細構造とその働きおよび各組織の構造の役割や構成細胞の機能を理解・把握できる。
(2)基本的な病理組織像を理解・把握できる。
(3)病理組織像をもとに疾患について説明することができる。
授業計画
【全体】
実習は基本的にスケッチを行います。
毎回スケッチブックと色鉛筆を持ってきてください。
毎回終了時に、スケッチをチェックします。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
光学顕微鏡について,上皮組織,支持組織,筋組織,脈菅系,骨髄
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第2回
神経組織,リンパ性器官
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第3回
消化器系─1
小テストを行う。
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第4回
消化器系─2
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第5回
消化器系─3,呼吸器系,男性生殖器
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第6回
泌尿器系,女性生殖器
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第7回
内分泌系,皮膚,乳腺,感覚器系
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識を復習し、配布する実習テキストをよく読んで、実習に臨んでください。
第8回
総括と試験
組織標本を鏡検し、そのスケッチを行い、組織像を理解する
病理学の教科書及び1年時に学んだ組織学の知識の復習、実習で学んだ正常組織像、病理組織像の復習をする。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: 50% D: --%
成績評価法
小テスト 15%
学期末テスト 85%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
わかりやすい病理学
ISBN
9784524226542
著者名
恒吉正澄監修 ; 小田義直編集 ; 相島慎一編集
出版社
南江堂
出版年
2021
教科書
書名
入門組織学
ISBN
9784524216178
著者名
牛木辰男著
出版社
南江堂
出版年
2013
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
組織病理アトラス
ISBN
9784830604768
著者名
小田義直 [ほか] 編集 ; 新井信隆 [ほか] 執筆
出版社
文光堂
出版年
2015
参考書
書名
病理組織の見方と鑑別診断
ISBN
9784263731970
著者名
吉野正 [ほか] 編
出版社
医歯薬出版
出版年
2020
備考
これらの本は購入する必要はありません。図書館等で参照してください。
メッセージ
実際に鏡検する標本の顕微鏡写真に説明を挿入した写真のファイルを、2名に1つずつ、組織と病理を用意してありますので、それを参考にして学習してください。ただし顕微鏡写真を、模写することのないように注意してください。標本をよく観察し、理解してください。わからないこと、疑問に思ったことは積極的に質問してください。今はわからないのは当たり前ですし、質問する力は社会人になっても大切です。
キーワード
正常組織像、病理組織像、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
組織学、病理学、病理形態学、病理検査学、病理見学実習、病理検査学病院実習
履修条件
連絡先
・tfuruya[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
随時
まずはメールで連絡してください。
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