開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半
金5~6
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1051720020
病理検査学[Pathological Technique]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山本 美佐[YAMAMOTO Misa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山本 美佐 [YAMAMOTO Misa], 近藤 智子 [KONDOH Tomoko], 小林 由紀 [KOBAYASHI Yuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
病理検査学では、臨床検査の重要部門の一つ、病理組織学的検査(病理検査)について学ぶ。患者の組織や細胞を対象とした組織診と細胞診は病理診断の重要な柱となっている。診断は適正な標本においてなされなければならない。病理組織標本による診断が治療の基盤となっていることを理解する。光学および電子顕微鏡的に、各種目的に応じた適切な標本作製法と病理診断的意義を学ぶ。また、病理検査の安全管理についても学習する。本講義では、大学病院で長年にわたって病理・細胞診専門医として実務経験のある教員と、病理検査の実務経験が10年以上ある教員が、病理検査学病理学的検査法の意義を概説し、標本作製法や病理組織および細胞診断と疾病との関連について教授する。
授業の到達目標
1.光学顕微鏡や電子顕微鏡による病理組織学的検査の意義を理解できる。
2.細胞診の意義を理解できる。
3.病理解剖の意義について説明できる。
4.検査の安全管理について学ぶ。
授業計画
【全体】
病理一般検査法☆
1.病理組織検査の概要 固定法
2.脱灰法 包埋法
3.薄切法・迅速組織・凍結切片作製・染色の原理
4.HE染色の原理と染色
5.特殊染色(1)膠原線維
6.特殊染色(2)膠原線維・弾性線維
7.特殊染色(3)細網線維・鍍銀染色 多糖類1
8.特殊染色(4)多糖類2・脂肪染色
9.特殊染色(5)その他・病原体の染色 13:00~14:30 山本 美佐
細胞診☆
10.細胞診総論 標本作製技術・染色原理・悪性細胞の特徴
11.細胞診各論 女性生殖器
12.細胞診各論 体腔液・乳腺・他
13.細胞診各論 呼吸器系・尿路系
関係法規・電顕☆
14.病理解剖・バイオハザード・精度管理・電子顕微鏡標本作製
総括☆
15.免疫染色・分子病理学・総括
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
病理組織検査の概要 固定法
病理組織検査の概要・固定の原理について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
4/11 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第2回
脱灰法 包埋法
脱灰法 包埋法の原理について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
4/18 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第3回
薄切法・迅速組織・凍結切片作製・染色の原理
薄切法・迅速組織・凍結切片作製・染色の原理について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
4/25 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第4回
HE染色の原理と染色
染色の基本であるHE染色について、原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
5/2 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第5回
特殊染色(1)膠原線維
膠原線維について、染色の原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
5/9 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第6回
特殊染色(2)膠原線維・弾性線維
膠原線維・弾性線維について、染色の原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
5/16 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第7回
特殊染色(3)細網線維・鍍銀染色 多糖類1
細網線維・鍍銀染色・多糖類染色について、染色の原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
5/23 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第8回
特殊染色(4)多糖類2・脂肪染色
多糖類2・脂肪染色について染色の原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
5/27(火) 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第9回
特殊染色(5)その他・病原体の染色
その他特殊染色や病原体染色について染色の原理と手技・診断のための意義について理解する。
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
6/3(火) 13:00~14:30 担当教員:山本 美佐
第10回
細胞診断各論1
細胞診総論
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
6/10(火) 13:00~14:30 担当教員:小林 由紀
第11回
細胞診断各論2
細胞診各論 女性生殖器
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
6/17(火) 13:00~14:30 担当教員:小林 由紀
第12回
細胞診断各論3
細胞診各論 体腔液・乳腺・他
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
6/24(火) 13:00~14:30 担当教員:小林 由紀
第13回
細胞診断各論4
細胞診各論 呼吸器系・尿路系
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
7/1(火) 13:00~14:30 担当教員:小林 由紀
第14回
電子顕微鏡標本作製 病理解剖
バイオハザード・他
病理解剖とは
規則と手続き
病理解剖の実際
死と死後変化
結果の報告
記録と保管
透過型電子顕微
鏡標本の作成
電顕的免疫組織化学
走査型電子顕微鏡
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
7/8(火) 13:00~14:30 担当教員:近藤 智子
第15回
免疫染色・分子病理学・総括
免疫染色・分子病理学について原理と方法を概説する。
総括
講義内容に沿って予習復習を実施する。1h以上/週
7/15(火) 10:30~12:00 担当教員:山本 美佐
第16回
定期試験期間内に筆記試験を実施する
講義内容に基づいた筆記試験を実施し、成績とする。
講義内容(教科書・プリント・PDFを参考)に沿って復習し試験に臨む。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: 90%
成績評価法
学期末の筆記テスト100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
病理学/病理検査学
ISBN
9784263223642
著者名
松原修
出版社
医師薬出版株式会社
出版年
2016
備考
医歯薬出版 病理学/病理検査学
その他、1年次の組織学、2年次の病理学、病理形態学をよく復習しておくこと
参考書にかかわる情報
備考
1年次の組織学、2年次の病理学、病理形態学をよく復習しておくこと
メッセージ
1年次の組織学、2年次の病理学、病理形態学をよく復習しておくこと
キーワード
組織標本作製、固定、脱水、包埋、薄切、染色、凍結切片、迅速標本、細胞診、電子顕微鏡、病理解剖
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
病理学、病理形態学、組織学
実務家教員による講義・演習を実施する。
履修条件
1年次の組織学、2年次の病理学、病理形態学に関する知識を必要とする。
連絡先
山本美佐 E-mail:yamamoms@yamaguchi-u.ac.jp TEL/FAX:0836-22-2848
オフィスアワー
質問等はメールの方が確実です。面談希望の場合もメールで日時を相談してください。
yamamoms@yamaguchi-u.ac.jp
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