タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 月9~10 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052510007 地域包括ケア論 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
斎藤 美矢子[SAITOH Miyako]
担当教員[ローマ字表記]
斎藤 美矢子 [SAITOH Miyako], 星野 晋 [HOSHINO Shin], 梅木 幹司 [UMEKI Motoshi], 渡辺 慎介 [WATANABE Shinsuke], 田久保 好美 [TAKUBO Yoshimi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
医療の前提を成す人と生活に焦点を当て、人々が多面的ニーズを持つことの意味を理解する。そのために、病気とそのケアの社会・文化的側面について理解を深める。また、その上で、医療や介護が必要になってもその人らしく自立した生活が送れるよう様々な人々や機関が連携し構築する地域で支え合うしくみについて理解する。看護職が果たすべき役割とヘルスケアチームにおける連携について、実務者である教員の講義と実践例を基にしたディスカッションにより考察する。
授業の到達目標
医療人として向き合う患者や家族の自然・社会・文化的環境の背景を知り、多面的ニーズを理解するための基礎知識を習得する。また、住民同士や専門職が関わる地域の支え合いのしくみの意義を理解し、高年次の看護学専攻各専門科目で学ぶ地域包括ケアシステムや事業化・施策化と関連づけできる基礎的能力をつける。
授業計画
【全体】
より身近な人々が抱える多面的ニーズを理解しやすくするために、講義形式だけでなく認知症など実例を取り入れて行う。また、地域で支え合うしくみづくりの実際と課題について、学生同士や地域包括ケアに関わる実務者(専門職等)、教員とディスカッションしながら深める。毎回、授業後に授業レポートを提出する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
健康の決定要因
講義の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法
健康に影響を及ぼす要因について知る。
授業計画に沿って、事前・復習を行う(目安:4時間以上)
第2回 病むこととケアの文化(1) 医療人類学の視点と方法を用いて、病気とそのケアの社会・文化的側面について理解を深める。 課題図書を参照し、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第3回 病むこととケアの文化(2) 医療人類学の視点と方法を用いて、病気とそのケアの社会・文化的側面について理解を深める。 課題図書を参照し、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第4回 認知症患者の多面的ニーズの理解 認知症サポーター養成講座 事前配布資料(DVD)について、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第5回 地域包括ケアに関わる職種の理解と連携① 認知症事例を用いて、介護支援専門員の役割・活動・連携の実際を学ぶ。【講義とディスカッション】 授業計画に沿って、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第6回 地域包括ケアに関わる職種の理解と連携② 認知症事例を用いて、作業療法士の役割・活動・連携の実際を学ぶ。
【講義とディスカッション】
授業計画に沿って、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第7回 地域包括ケアに関わる職種の理解と連携③ 認知症事例を用いて、社会福祉士の役割・活動・連携の実際を学ぶ。
【講義とディスカッション】
授業計画に沿って、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
第8回 地域の支え合いのしくみ(地域包括ケアシステム) 認知症高齢者が地域で安心して暮らせるための支え合いのしくみを考察する。 授業計画に沿って、準備学習・復習を行う(目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポートと最終レポートで評価します。
授業内レポート 30%、最終レポート 70%
教科書にかかわる情報
備考
指定する教科書はありません。講義資料は、修学支援システム又はMoodleに掲載します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 健康格差対策の進め方 : 効果をもたらす5つの視点 ISBN 9784260025010
著者名 近藤尚己著 出版社 医学書院 出版年 2016
参考書 書名 認知症plus地域共生社会 : つながり支え合うまちづくりのために私たちができること ISBN 9784818023994
著者名 近藤尚己, 五十嵐歩編 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2022
参考書 書名 地域包括ケアシステムのサイエンス : integrated care 理論と実証 ISBN 9784789476119
著者名 筒井孝子著 出版社 社会保険研究所 出版年 2014
参考書 書名 ナラティヴと医療 ISBN 9784772409445
著者名 江口重幸・斎藤清二・野村直樹編 出版社 金剛出版 出版年 2006
参考書 書名 文化人類学〔カレッジ版〕第4版 ISBN 9784260042208
著者名 波平恵美子編 出版社 医学書院 出版年 2021
備考
メッセージ
毎回、授業後レポートを修学支援システムで提出してください。
キーワード
地域包括ケア、多職種連携、地域連携、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
保健福祉行政論
医療環境論
履修条件
連絡先
斎藤美矢子研究室 (電話)0836-22-2826
         (メールアドレス)msaito@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
事前に連絡してください。

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