タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木3~4 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052520002 看護学概論Ⅱ[Basic Concepts and Principles in Nursing Ⅱ] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
田中 愛子[TANAKA Aiko]
担当教員[ローマ字表記]
田中 愛子 [TANAKA Aiko], 小野 聡子, 赤田 いづみ [AKADA Izumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本科目は、看護学概論Ⅰに続き、すべての看護学の基盤となる科目であるとともに、卒業認定に関わる「看護学専攻別専門科目」である。看護の専門職としての責務、看護業務に伴う法的責任、看護活動と保健医療福祉、看護活動と管理、看護理論と看護実践など、看護の機能と役割を法的側面、ヘルスケアチームの中での看護の役割を中心に教授する。看護理論については、看護実践の中での活かし方を含めて、学生の皆さんと議論していく。
授業の到達目標
1.看護の専門職者としての資格、期待される役割、看護の機能と実践について理解する。
2.国内外の看護理論について、理解する。
3.看護に関連する法規について理解する。
4.医療安全について理解する。
5.看護学の基盤となる知識・態度を深める
授業計画
【全体】
前期で学んだ知識の復習をしながら、授業を進めます。看護職に求められる責務を理解し、看護を実践する方法、実践するための土台となる知識、組織と看護、医療安全について事例を入れながら、授業を行います。担当教員と受講生が意思疎通を図りつつ、受講生同志が切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する課題探求型の能動的学習に取り組みましょう。
木曜日に小串キャンパスにおいて、連続2回の授業を行う週があります。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 看護学の学習プロセス
看護の本質
1.授業の目標とスケジュール
2.看護職に必要な知識・技術・態度・能力をどのように学ぶか
3.看護の機能について
(田中)      
指定したテキスト2冊を準備してください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第2回 看護の実践と組織 チーム医療とは
保健・医療・福祉サービス提供の場、チームの中における看護の役割ヘルスケアチームの中で果たす看護の役割を(前期の講義を踏まえつつ)理解し、看護の独自の機能と多職種間連携について考察する。小野先生
「看護学概論」の該当箇所を読んで授業に臨んでください。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第3回 看護の機能と実践(1) 看護技術の考え方、看護実践と看護過程。赤田先生

「看護学概論」の該当箇所を読んで授業に臨んでください。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第4回 看護の機能と実践(2) 看護理論と実践の関係①
理論とは何か、看護理論の特徴、理論と実践、看護理論の概説
「看護理論」の該当箇所を読んで授業に臨んでください。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第5回 看護の機能と実践(3) 看護理論を実践に活用する②
ナイチンゲール、ヘンダーソン、マーサ・ロジャーズ、シスターカリスタ・ロイ、オレム、ジーン・ワトソン、ペプロウ、トラベルビー、レイニンガー、コルカバ
について、グループワークでその内容理解を深める。
前期授業の講義ノートや「看護学概論」、「看護理論」のテキスト該当箇所を読んで授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第6回 看護の機能と実践(4) 看護理論を実践に活用する③
ナイチンゲール、ヘンダーソンの看護理論の発表と質疑
「看護理論」の該当箇所を読んで授業に臨んでください。グループワークを行います。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第7回 看護の機能と実践(5) 看護理論を実践に活用する④
オレム、カリスタロイのグループ発表と質疑
「看護理論」のテキストの該当箇所を読んで授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第8回 看護の機能と実践(6) 看護理論を実践に活用する⑤
マーサ・ロジャーズとジーンワトソンのグループ発表と質疑
「看護理論」のテキストの該当箇所を読んで授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第9回 看護の機能と実践(7) 看護理論を実践に活用する⑥
ペプロウとトラベルビーのグループ発表と質疑
「看護学概論」の該当箇所と資料を読んできてください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第10回 医療安全(1) 看護理論を実践に活用する⑦
レイニンガーとコルカバのグループ発表と質疑
「医療安全とリスクマネジメント」のテキストの該当箇所を読んで、授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第11回 医療安全(2) 医療安全の必要性、医療の質(田中) コミュニケーションエラーについて、デスカッションをします。「医療安全とリスクマネジメント」のテキストの該当箇所を読んで、授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第12回 医療安全(3) 医療事故のメカニズム
医療事故防止の考え方
(田中)
別途課題を提示します。授業の終わりに小テストがあります。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第13回 法と倫理(1) 医療事故のメカニズム
医療事故防止の考え方
(田中)
資料を配布するので「看護学概論」の該当箇所とともに事前によく読んで授業に臨んでください。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第14回 法と倫理(2) 法の概念、法と倫理、保健師助産師看護師法
(田中)
事前学習、授業、事後学習を通して、しっかり理解しましょう。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)
第15回 まとめ

看護関係法令
保健師助産師看護師法、医療法
看護学概論Ⅱの科目を振り返り、各自が看護とは何かを深める。(田中)
授業内レポートがあります。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間以上)期末試験に向けて準備しましょう。
第16回 期末試験 筆記試験(持ち込み不可) 試験でできなかった箇所は、直ちに復習しましょう。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
レポート、プレゼンテーション20%、学期末の筆記テスト80%
ルーブリック等の評価基準
ファイル名 備考
ルーブリック等の評価基準 医療安全演習レポート評価.docx 医療安全事故事例演習レポート
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 看護理論 看護理論21の理解と実践への応用 改定第3版 ISBN 9784524249480
著者名 筒井真優美 出版社 南江堂 出版年
教科書 書名 医療安全とリスクマネジメント ISBN 9784861740107
著者名 嶋森好子・任 和子 出版社 ヌーベルヒロカワ 出版年
備考
前期の「看護学概論」のテキスト、講義ノートも使います。
参考書にかかわる情報
備考
参考書は授業の中で紹介します。
メッセージ
授業は吉田キャンパスと小串キャンパスで行われ、途中から小串キャンパスで2コマずつ進行することになります。したがって、授業の順序が変わることがあります。具体的な授業の展開方法は、オリエンテーションで説明します。
事前学習と問いをもって授業に臨んでください。
キーワード
チーム医療と看護、看護の役割と機能、看護理論と実践、看護と法、医療安全、看護の専門性
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
関連科目
看護学概論Ⅰ
履修条件
連絡先
aitanaka@yamaguchi-u-ac.jp
オフィスアワー
金曜日:16:10~17:40

ページの先頭へ