開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火5~8
演習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052520007
基礎看護方法演習Ⅱ[Basic Nursing Skills Ⅱ(2)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小野 聡子
ー
担当教員[ローマ字表記]
小野 聡子, 赤田 いづみ [AKADA Izumi], 吉田 美穂, 浅海 菜月 [ASAUMI Natsuki], 山口 真紗美
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
基礎看護方法論Ⅱで習得した知識に基づき、患者の安全、安楽、自立の視点に基づいた感染予防の技術、及び、診療の補助技術を習得する。事例患者に対する適切な援助技術の方法を検討し、実施する過程を通して、課題解決力、および看護実践能力の基礎の養う。この科目は、看護の実務経験を有する専門職が、その経験に基づいた講義・演習を行う実践的科目である。
授業の到達目標
(1)原理・原則に基づいた診療の補助技術を提供する方法を身に付けることができる。
(2)健康上の問題を抱える看護の対象をアセスメントしたうえで、適切な診療の補助技術の提供方法を構築することができる。
(3)診察、検査、治療を受ける対象者の身体的・心理的影響を考えて診療の補助技術を提供するための倫理的姿勢を養うことができる。
授業計画
【全体】
感染予防の技術、及び、診療の補助看護の技術について、対象者の安全と安楽を確保するためのエビデンスに基づいた看護援助を実施する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
感染予防を促進する技術
・個人防護具の着脱
・滅菌手袋の着脱
・無菌操作
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第2回
皮膚・創傷を管理する技術
・創傷処置
・包帯法
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第3回
無菌操作の振り返り
・滅菌手袋の着脱、無菌操作に関する振り返り
・実技小試験
診療補助技術の基本となり、今後の演習にもつながる技術である滅菌手袋の着脱と無菌操作に関して、確実に習得できるよう技術練習をする(目安時間:2時間)
第4回
検査・治療を安全かつ正確に行う技術1
・静脈血採血
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第5回
検査・治療を安全かつ正確に行う技術2
・身体計測
・静脈血採血の技術チェック
静脈血採血の技術について、チェックリストと動画を参考に自己練習する。演習時に技術チェックを受けた後は自己の技術を振り返る(目安時間:2時間)
第6回
与薬・輸血を安全かつ正確に行う技術1
・皮下注射
・筋肉内注射
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第7回
与薬・輸血を安全かつ正確に行う技術2
・点滴静脈内注射
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第8回
食事・栄養摂取を促す技術
・経鼻経管栄養法
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第9回
呼吸を楽にする援助技術
・酸素療法
・口腔内・鼻腔内吸引
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第10回
排泄を促す技術1
・一時的導尿
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第11回
排泄を促す技術2
・浣腸
演習前の事前課題および関連する技術についてチェックリストを確認しながら動画を視聴する。演習後は、チェックリストで自己の技術を振り返りながら練習する(目安時間:2時間)
第12回
総合演習
・診療の補助技術に関する振り返り
演習前には、これまでの自己の技術を振り返り課題を明らかにする。演習後は、診療の補助技術に関して、チェックリストや動画を参考に確実な技術習得に向けて練習する(目安時間:2時間)
第13回
課題学習
・診療の補助技術の実践に必要な知識の振り返り
診療の補助技術の実践に必要な知識を確認したうえで技術練習をする(目安時間:2時間)
第14回
シミュレーション演習1
・事例患者に対してアセスメントに基づき看護計画を立案する(グループワーク)
演習前に提示された事例に対するアセスメントをしたうえで、看護計画を立案する。演習後は、グループワークで出た意見を参考に看護計画を修正する(目安時間:2時間)
第15回
シミュレーション演習2
・事例患者に対して事前に立案した看護計画に沿ってシミュレーション演習を行う
事例患者への看護計画に沿った援助に必要な技術を確認、練習したうえで演習に臨む。演習後は、看護計画の内容や実践に関して振り返る(目安時間:2時間)
第16回
期末試験
・診療の補助技術に関する実技試験を実施する。
関連技術に関する事前練習および技術を振り返り自己の課題を明確にすること
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 20% C: 70% D: --%
成績評価法
実技に関しては、本試験と別に小試験と技術チェックを演習時間内に実施します。また、各回の課題レポートと適宜、技術に関する小テストを実施し、総合的に評価します。
実技試験に関しては、出席日数が規定に満たない場合、受験資格が与えられません。
実技試験50%、実技小試験20%、技術チェック10%、課題レポート10%、小テスト10%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
ナーシング・グラフィカ基礎看護学(2):基礎看護技術Ⅰコミュニケーション/看護の展開/ヘルスアセスメント
ISBN
9784840475365
著者名
松尾ミヨ子他
出版社
メディカ出版
出版年
最新版
教科書
書名
ナーシング・グラフィカ基礎看護学(3):基礎看護技術Ⅱ看護実践のための援助技術
ISBN
9784840475372
著者名
松尾ミヨ子他
出版社
メディカ出版
出版年
最新版
教科書
書名
根拠と事故防止から見た基礎・臨床看護技術
ISBN
9784260047906
著者名
任 和子 編
出版社
医学書院
出版年
最新版
備考
基礎看護方法論Ⅰで使用するテキストを併用します。
参考書にかかわる情報
備考
随時紹介します。
メッセージ
基礎看護方法論Ⅱと連動させながら進めます。各項目によって演習時間が異なるため、内容が前後することがあります。講義日程については、初回の授業ガイダンスで資料を配付します。
実技本試験の受験資格が得られない場合、基礎看護学実習Ⅱの履修ができないため注意してください。
キーワード
診療の補助、看護技術、EBN、ケア、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
看護学概論Ⅰ・Ⅱ、基礎看護方法論Ⅰ・基礎看護方法演習Ⅰ、基礎看護方法論Ⅱ
履修条件
連絡先
小野聡子:ono-s@yamaguchi-u.ac.jp TEL:0836-22-2815
田中愛子:aitanaka@yamaguchi-u.ac.jp TEL:0836-22-2860
赤田いづみ:i-akada@yamaguchi-u.ac.jp TEL:0836-22-2822
吉田美穂:m-yoshida@yamaguchi-u.ac.jp TEL:0836-22-2823
浅海菜月:asaumi@yamaguchi-u.ac.jp TEL:0836-22-2851
オフィスアワー
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