開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半
金5~8
講義
7.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052520008
看護倫理学[Nursing Ethics]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
伊東 美佐江[ITO Misae]
ー
担当教員[ローマ字表記]
伊東 美佐江 [ITO Misae], 田中 愛子 [TANAKA Aiko], 永田 千鶴 [NAGATA Chizuru], 村上 京子 [MURAKAMI Kyoko]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
看護職者の直面する倫理的困難の現状を知り、 倫理綱領、 倫理的判断に必要な基本的知識及び倫理的看護実践のための枠組み等を学び、 看護・医療における倫理的課題への対応についてディスカッションを通して考える。
本講義は、看護師、保健師、ならびに助産師として実務経験を有する教員が担当し、臨床を踏まえて講義・グループワークを行う。
授業の到達目標
看護実践における倫理的課題に対する意思決定を行うための基盤となる基礎的知識について学び、倫理的課題について考える。
授業計画
【全体】
講義と演習による。講義は参加型とし、演習はグループ別の課題解決を行えるように討議を行う。
授業回数は1回4時限で全4回。複数教員で担当する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
授業の概要の説明と看護倫理の必要性
倫理的判断に必要な基本的知識
授業の概要について説明し、その履修方法や授業の目的、達成の目安、評価の内容と方法を理解する。
近年の医療・看護を取り巻く状況等から看護における倫理の必要性について考える。
価値の形成と価値の多様性について概説し、倫理的観点から価値の意味を考える。倫理的判断に必要な基本的知識を学び、看護倫理における判断基準としての活用を考える。
(担当教員:伊東美佐江)
ニュースや今までの自分の経験等から医療に関する倫理的課題であると感じる内容について、関心を示し自分の考えをまとめてみる。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第2回
看護者の倫理綱領
倫理綱領とは何かを学び、ICN、ANAの倫理綱領と比較しながら、自分の現在の倫理観や価値観との相違を考える。
(担当教員:伊東美佐江)
看護者の倫理綱領を読んで条文の理解を深める。また、看護者としての倫理と自分の価値観を比較して考えてみる。
次回グループワークまでに、個人の意見をまとめておく。授業中に授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第3回
看護者として求められる倫理、学生としてできること
グループワークを通して、倫理綱領を身につけるために、現在から卒業まで行動していくのか考える。
(担当教員:伊東美佐江、田中 愛子、永田 千鶴、村上 京子)
事前に学習してきた意見を積極的に意見交換する。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第4回
グループ発表
倫理綱領を身につけるために、どのように行動していくのかをグループごとに発表する。
(担当教員:伊東美佐江、田中 愛子、永田 千鶴、村上 京子)
自分の関心のあるニュース等から、臨床現場で倫理的に課題とされている内容について情報を得て、倫理綱領を踏まえ考える。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第5回
患者を中心とした医療への歩み
患者を中心とした医療への歩み、パターナリズム、インフォームド・コンセント、自己決定権等について学び、患者の権利と看護職者の役割について考える。
(担当教員:伊東美佐江)
医療現場における患者中心医療に関する取り組みについて、考えてみる。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第6回
看護職者が直面する倫理的困難
看護倫理のアプローチ
臨床における看護職者が直面する倫理的困難について調査結果を基に概観する。看護倫理のアプローチにはどのようなものがあるのか等について学ぶ。
(担当教員:伊東美佐江)
今までの自分の体験から倫理的課題だと感じた事例について、思い起こす。自分の関心のある倫理的課題について、看護倫理のアプローチにて考えてみる。
価値観が、どのように臨床状況の中で意思決定に影響するか考えてみる。個人で分析ワークシートで事例を考えてみる。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第7回
事例検討
自己の体験や報道等で提示される倫理的課題を持つ事例に関して、倫理的看護実践のための枠組みを活用しながらグループ討議を行い、さまざまな価値観に気づき、倫理的意思決定に向けて考える。
(担当教員:伊東美佐江、田中 愛子、永田 千鶴、村上 京子)
事前に学習してきた意見を積極的に意見交換する。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
第8回
グループ発表・総括
事例検討した内容を発表する。
(担当教員:伊東美佐江、田中 愛子、永田 千鶴、村上 京子)
今後、倫理的課題に対して、どのように看護者として対応していく必要があるのか考察する。授業で指示した学習について、時間外習の目安は4時間である。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 40% B: 10% C: --% D: 20%
成績評価法
授業内のレポート10%、授業外レポート60%、授業への参加度10%、プレゼンテーション(製作作品)20%で評価します。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
看護倫理改訂第3版 よい看護・よい看護師への道しるべ
ISBN
9784524225088
著者名
小西恵美子(編)
出版社
南江堂
出版年
2021
備考
参考資料は必要時配布する。
参考書にかかわる情報
備考
参考書は随時提示する。
メッセージ
看護・医療倫理に関わるマスコミの報道に関心を持ち、 それに対するディスカッションを行い、 他の人々の価値(観)に気づくとともにその価値の意味について考える機会を持ちましょう。
キーワード
看護倫理、 価値、 倫理原則、 倫理的概念、 倫理綱領、 倫理的意思決定、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
看護学概論Ⅰ、看護学概論Ⅱ
履修条件
連絡先
伊東美佐江:0836-22-2821 E-mail:m-ito[AT]yamaguchi-u.ac.jp
*[AT]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
随時対応しますので、事前に連絡してください。
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