開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水5~6,金3~4
講義
3.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052530004
成人看護学Ⅱ[Adult Nursing Ⅱ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], 太田 友子, 紙谷 恵子, 竹根 紀美恵, 松波 由加, 嶋岡 麻耶, (未 定)
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業では成人期(青年期、壮年期、中年期)で、慢性期病態にある人々を身体的・精神的・社会的側面から総合的に理解し、看護の対象となる健康問題を明らかにし、その健康問題を解決するための知識、理論、技術を教授する。 演習では実践する看護師から呼吸介助法自己血糖測定を通して患者教育を習得する。
授業の到達目標
1.成人期に生じやすい健康問題を説明できる。
2.慢性期看護の特徴及び概要を説明できる。
3.慢性期病態にある人やその家族を理解し、看護を行っていくために必要な諸理論を理解できる。
4.成人期にある人が、活用可能な医療、保健、福祉サービスを説明できる。
授業計画
【全体】
成人期(青年期、壮年期、中年期)で、病期が慢性期・終末期にある人々を身体的・精神的・社会的側面から総合的に理解し、看護の対象となる健康問題を明らかにし、その健康問題を解決するための知識、理論、技術を教授する。
慢性看護では、慢性期病態にある人々の生活をできるだけ普通に保ち、かつQOL(Quality of Life)を高めるための援助に必要な知識と技術を学ぶ。
がん患者の看護では、がんを病む人々ががんと共に生きて行く過程を総合的に援助するための知識と技術を学ぶ。技術のいくつかを演習で実施する。 授業回数は全30回。これとは別に定期試験を実施する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
成人看護学授業ガイダンス
慢性期病態にある人の理解と看護,終末期病態にある人の理解と看護
講義内容に関する部分の教科書をよんで参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第2回
調節(内分泌)機能に障害を持つ患成人の看護①
調節(内分泌)機能に障害を持つ成人の看護①(甲状腺機能亢進症)
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第3回
課題学習
講義・発表内容に関する学習をグループで行う
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第4回
がんを病む人の理解と看護①
がんを病む人の理解と看護①(がんの現状、診断、がん対策基本法等)
講義内容に関する部分の教科書をよんで参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第5回
がんを病む人の理解と看護②
がんを病む人の理解と看護②(治療:化学療法、放射線療法の看護)
講義内容に関する部分の教科書をよんで参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第6回
がんを病む人の理解と看護③
がんを病む人の理解と看護③(活用概念・理論:がんとの共生,症状マネージメント)
講義内容に関する部分の教科書をよんで参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第7回
がんを病む人の理解と看護④
まとめ 事例
講義内容に関する部分の教科書をよんで参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第8回
調節(内分泌)機能に障害を持つ成人の看護①糖尿病
調節(内分泌)機能に障害を持つ成人の看護①糖尿病(インスリン自己注射含む)(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第9回
呼吸機能に障害を持つ成人の看護①(COPD)
呼吸機能に障害を持つ成人の看護)①COPD(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第10回
調節(代謝)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
調節(内分泌)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ(機能のメカニズムとアセスメント)
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間))
第11回
生態防御(免疫)機能に障害を持つ成人の看護①全身性エリテマトーデス
生態防御(免疫)機能に障害を持つ成人の看護①全身性エリテマトーデス ホルモン療法の生活指導、(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第12回
感覚・認知機能に障害を持つ成人の看護①(脳梗塞)
感覚・認知機能に障害を持つ成人の看護①(脳梗塞)病態と生活への影響、患者家族が持つ問題(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第13回
消化吸収機能に障害を持つ成人の看護①(肝硬変)
消化吸収機能に障害を持つ成人の看護①(肝硬変)(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画、大腸内視鏡検査・注腸造影検査を含む
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第14回
生態防御(免疫)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
生態防御(免疫)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第15回
呼吸機能に障害を持つ成人の看護②(COPD)
COPD(機能のメカニズムとアセスメント)まとめ
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第16回
消化吸収機能に障害を持つ成人の看護②(潰瘍性大腸炎)
消化吸収機能に障害を持つ成人の看護②(潰瘍性大腸炎)(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画、大腸内視鏡検査・注腸造影検査を含む
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第17回
呼吸機能に障害を持つ成人の看護②(喘息発作時の看護)まとめ 演習オリエンテーション
呼吸機能に障害を持つ成人の看護②(喘息発作時の看護)まとめ 講義・発表内容に関する学習をグループで行う
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第18回
成人臨床看護技術演習①
成人臨床看護技術演習①(血糖測定、インスリン自己注射、呼吸器リハビリ)
指示した内容について実践を通して学習する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第19回
成人臨床看護技術演習②
成人臨床看護技術演習②(血糖測定、インスリン自己注射、呼吸器リハビリ)
指示した内容について実践を通して学習する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第20回
循環機能に障害を持つ成人の看護①慢性心不全
循環機能に障害を持つ成人の看護①慢性心不全(リスクファクター含む)、(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画、、高血圧症の生活指導含む
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第21回
消化・吸収機能に障害を持つ成人の看護③まとめ
消化・吸収機能に障害を持つ成人の看護③
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第22回
生態防御(造血)機能に障害を持つ成人の看護①白血病
生態防御(造血)機能に障害を持つ成人の看護①白血病(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画、骨髄穿刺・骨髄移植含む
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第23回
感覚・認知機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
感覚・認知機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第24回
腎・排泄機能に障害を持つ成人の看護①
(慢性腎不全)
腎・排泄機能に障害を持つ成人の看護①
(慢性腎不全)病態と生活への影響、患者家族が持つ問題、関連図、看護計画、透析治療を受ける患者の看護
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第25回
生態防御(造血)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
生態防御(造血)機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第26回
循環機能に障害を持つ成人の看護②房室ブロック(ペースメーカー挿入)
循環機能に障害を持つ成人の看護②房室ブロックの病態・検査・治療(ペースメーカー挿入)(機能のメカニズムとアセスメント)関連図、看護計画、、脂質異常症の生活指導含む
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第27回
腎・排泄機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
腎・排泄機能に障害を持つ成人の看護②まとめ
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第28回
循環機能に障害を持つ成人の看護③まとめ
循環機能に障害を持つ成人の看護③まとめ
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第29回
課題学習
講義・発表内容に関する学習をグループで行う
指示した内容について実践を通して学習する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第30回
成人臨床看護技術演習③
成人臨床看護技術演習③(血糖測定、インスリン自己注射、呼吸器リハビリ))
指示した内容について1Gずつ発表する準備・発表、積極的に参加する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:1時間)
第31回
期末試験
期末試験
試験勉強
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: 10% D: 20%
成績評価法
技術演習レポート10%、学期末の筆記テスト90%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
系統看護学講座専門Ⅱ 成人看護学1〜11
ISBN
9784260047012
著者名
出版社
医学書院
出版年
2024
教科書
書名
初心者も活用できるがん医療・がん看護
ISBN
9784525502225
著者名
阿蘇品スミ子,齊田菜穂子編著
出版社
南山堂
出版年
2013
教科書
書名
検査値ガイドブック 2017年第2版
ISBN
9784907176594
著者名
江口正信 他
出版社
医学芸術社
出版年
2017
教科書
書名
看護診断ハンドブック 第12版
ISBN
9784260050210
著者名
リンダ.J. カルペニート
出版社
医学書院
出版年
2023
教科書
書名
系統看護学講座 病態生理学
ISBN
9784260050197
著者名
土井健太郎 他
出版社
医学書院
出版年
2024
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
臨床看護学セミナー1-7.9
ISBN
4839205817
著者名
出版社
メジカルフレンド社
出版年
1997
参考書
書名
図解知っておきたい病態生理
ISBN
4260332511
著者名
西崎統
出版社
医学書院
出版年
2002
参考書
書名
内科系実践的看護実践マニュアル
ISBN
4905628660
著者名
川島みどり
出版社
看護の科学社
出版年
2005
参考書
書名
放射線治療を受けるがん患者の看護ケア
ISBN
9784818013469
著者名
菱川良夫監修
出版社
日本看護協会出版会
出版年
2008
参考書
書名
看護診断ハンドブック 第12版
ISBN
9784260050210
著者名
リンダJ.カルペニート
出版社
医学書院
出版年
2023
備考
上記以外、必要に応じ、関連授業で提示する。
メッセージ
機能障害を持つ人の看護については、いずれの講義も、病態整理を含め関連箇所をテキスト・参考書で予習・復習しておく。
キーワード
成人期看護、慢性期看護、終末期看護、がん患者の看護、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
既習の共通教育科目・専門共通科目・基礎看護学科目・臨床看護学科目
履修条件
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子 :22-2813 kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
竹根 紀美恵:22-2803 takene[at]yamaguchi-u.ac.jp>
中藤 ゆか :
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
齊田菜穂子・紙谷恵子・竹根記美恵・中藤ゆか:平日、研究室に在否を確認して訪室して下さい。
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