開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木1~4
演習
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052540006
母性看護方法演習
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
(未 定)
ー
担当教員[ローマ字表記]
(未 定), 伊東 美佐江 [ITO Misae], 亀崎 明子 [KAMEZAKI Akiko], 河本 恵理 [KAWAMOTO Eri], 橋本 真貴子
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期に起こる様々な異常、各期にある対象者とその家族に対する看護課題や看護援助方法、さらに健康の逸脱からの回復に向けた看護援助について必要とされる基礎的知識と看護援助・技術を教授する。
本授業は、助産師として実務経験を有する教員が実践的内容を含めて教授する。
授業の到達目標
1)妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期に起こりうる異常を理解することができる。
2)妊産褥婦及び新生児の心理・社会的特徴について理解することができる。
3)母子とその家族が健康を保持増進し、正常からの逸脱を予防するための看護援助方法を習得することができる。
4)親と子のきずな、家族関係構築の基盤形成、育児や親としての成長について考えることができる。
5)母子の健康状態をアセスメントし、適切な看護援助方法を考えることができる。
6)対象者の看護援助に必要な看護技術を習得することができる。
授業計画
【全体】
妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期に起こりうる異常の学習および各期における健康課題と援助方法について学習する。
看護技術演習では、専門知識と看護技術の実践を統合し、看護者としての態度も身に付ける。
またウエルネス看護診断についても看護過程の展開と演習を宇通して習得する。
授業回数は全部で30回とし、これとは別に期末試験を実施する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
合併妊娠
合併症妊娠
正常妊娠、成人疾病学(循環器疾患、内分泌疾患、自己免疫性疾患、内分泌疾患、等)における学習内容を復習しておくこと。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:
第2回
周産期と感染症
周産期における感染症について
準備学習・復習1時間を行う。
担当:
第3回
産科疾患
産科疾患について
正常妊娠経過について理解を深めておくこと。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:
第4回
胎児付属物の異常、胎児の発育異常
胎児付属物および胎児の異常について
胎児付属物、胎児の発育について復習しておくこと。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:
第5回
妊婦健康診査
妊婦健康診査の目的、診査項目、結果のアセスメント、関連する法律について
母性看護概論、母性看護学で学習したことを復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第6回
妊婦健康診査における各種検査法
妊婦健康診査における診査項目と各種検査法について
母性看護概論、母性看護学で学習したことを復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第7回
日常生活援助
妊婦の日常生活援助について
母性看護学で学習したことを復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第8回
正常から逸脱した妊婦の看護援助
正常な妊娠経過から逸脱した妊婦への援助方法について
合併症妊娠、産科疾患について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第9回
分娩各期の看護援助
分娩第Ⅰ期から分娩第Ⅳ期における産婦の援助について
母性看護学で学習したことを復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第10回
正常経過からの逸脱、分娩外傷、産科処置(帝王切開を受ける産婦の援助を除く)
正常な分娩経過からの逸脱が予測される場合の観察、ケアについて。分娩外傷や産科処置について
正常分娩について復習しておく。
分娩外傷や産科処置にはどのようなものがあるか教科書を読んでおく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第11回
正常から逸脱した産婦の看護援助
正常な分娩経過から逸脱した産婦の観察、ケアについて
正常分娩について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第12回
ハイリスク新生児
ハイリスク新生児の観察、ケアについて
合併症をもつ妊婦、異常妊娠、正常新生児について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子
第13回
子宮外生活適応の促進に向けての援助
分娩直後からの子宮外生活適応促進に向けた観察およびケアについて
正常新生児について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子
第14回
正常から逸脱した新生児の看護
正常から逸脱した新生児の観察、ケアについて
正常新生児について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子
第15回
妊婦体験、レオポルド触診、FHRモニタリング、産痛緩和法
妊婦体験、レオポルド触診、分娩監視装置の装着、産痛緩和法を実践する。
母性看護学とこれまでの母性看護方法で学習した内容を復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第16回
妊婦体験、レオポルド触診、FHRモニタリング、産痛緩和法
妊婦体験、レオポルド触診、分娩監視装置の装着、産痛緩和法を実践する。
母性看護学とこれまでの母性看護方法で学習した内容を復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第17回
新生児のフィジカルアセスメントと沐浴
新生児のフィジカルアセスメント、沐浴を実施する。
正常新生児の観察ポイントや沐浴の手順、手技を教科書や資料で確認しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第18回
新生児のフィジカルアセスメントと沐浴
新生児のフィジカルアセスメント、沐浴を実施する。
正常新生児の観察ポイントや沐浴の手順、手技を教科書や資料で確認しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第19回
異常産褥
産褥期の異常について
正常な進行性変化、退行性変化について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第20回
退行性変化及び進行性変化の促進及び正常から逸脱した対象者の回復に向けた援助
進行性変化、退行性変化の観察とアセスメント、進行性変化、退行性変化が遅れている対象者へのケアについて
正常な進行性変化、退行性変化について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第21回
メンタルヘルスケア、親子関係の構築と育児
周産期のメンタルヘルスと異常の早期発見、母子のケアについて
母性看護学、母性看護学概論で学習したことを復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第22回
帝王切開を受ける妊産褥婦の援助
帝王切開術前・術中・術後のケアについて
帝王切開で出生する新生児の観察、ケアについて
周手術期にある対象者への援助について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:亀崎明子
第23回
産褥期における退行性変化と進行性変化の観察・アセスメントと援助の実践
褥婦の進行性変化、対向性変化の観察とアセスメント、援助の実践
正常な退行性変化と進行性変化について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第24回
産褥期における退行性変化と進行性変化の観察・アセスメントと援助の実践
褥婦の進行性変化、対向性変化の観察とアセスメント、援助の実践
正常な退行性変化と進行性変化について復習しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第25回
看護過程の展開の実際
母性看護学における看護過程の展開について。特にウェルネス型の看護診断について。
ウェルネス型の看護診断にはどのようなものがあるか事前に教科書を読んでおく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第26回
妊婦の事例展開
妊婦の事例展開を行う。
妊婦の事例について事前にアセスメントを行っておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:
第27回
沐浴の実践
沐浴を実践する
安全の沐浴ができるように手順や手技を確認しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第28回
沐浴の実践
沐浴を実践する
安全の沐浴ができるように手順や手技を確認しておく。
準備学習・復習1時間を行う。
担当:橋本真貴子、河本恵理、亀崎明子
第29回
褥婦及び新生児の事例展開の実際
褥婦・新生児のアセスメント、統合、看護計画の立案について
褥婦・新生児の事例について事前にアセスメントを行っておく
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第30回
褥婦及び新生児の事例展開の実際
褥婦・新生児のアセスメント、統合、看護計画の立案について
褥婦・新生児の事例について事前にアセスメントを行っておく
準備学習・復習1時間を行う。
担当:河本恵理
第31回
期末試験
期末試験を実施する
第30回までの講義内容を復習しておくこと。
担当:
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 20% C: 30% D: --%
成績評価法
出席は欠格条件とし、出席が講義回数全体の3分の2以上でないと期末試験を受けることができない。
期末試験70%、演習課題レポート30%で評価する。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
系統看護学講座
ISBN
9784260042239
著者名
森, 恵美, 1959-
出版社
医学書院
出版年
2021
教科書
書名
病気が見える 10.産科
ISBN
9784896327137
著者名
医療情報科学研究所編
出版社
Medic Media
出版年
2018
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
根拠と事故防止からみた母性看護技術
ISBN
9784260043243
著者名
石村由利子編集 ; 佐世正勝編集協力
出版社
医学書院
出版年
2020
参考書
書名
ウエルネス看護診断に基づく母性看護過程
ISBN
9784263710647
著者名
太田操編著
出版社
医歯薬出版
出版年
2021
参考書
書名
根拠が分かる母性看護過程
ISBN
9784524255139
著者名
中村幸代編集
出版社
南江堂
出版年
備考
メッセージ
妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の異常を学習するにあたり、正常を理解しておくこと。
課題の提出期限を厳守すること。
キーワード
妊娠、分娩、産褥、胎児・新生児、家族、看護、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
母性看護学、母性看護学実習
履修条件
連絡先
伊東美佐江 22-2821 E-mail:m-ito@yamaguchi-u.ac.jp
亀崎明子 22-2829 E-mail:kamezaki@yamaguchi-u.ac.jp
河本恵理 22-2819 E-mail:erik1116@yamaguchi-u.ac.jp
橋本真貴子 22-2840 E-mail:m-hashimoto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
事前連絡をお願いします。
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