タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火3~4 講義 3.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052550012 保健福祉行政論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
斎藤 美矢子[SAITOH Miyako]
担当教員[ローマ字表記]
斎藤 美矢子 [SAITOH Miyako], 牛尾 裕子 [USHIO Yuko], 緒方 彩乃 [OGATA Ayano], 村上 祐里香 [MURAKAMI Yurika], 石丸 泰隆 [ISHIMARU Yasutaka], 前田 和成, 梅木 幹司 [UMEKI Motoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
国民の健康と生活を守る社会システムとして、保健・医療・福祉の法体系と理念及び諸施策・制度についての基礎知識を得、地域包括ケアシステムにおける施策化や社会資源の創出など地域の保健・医療・福祉ニーズに対応した活動を計画・遂行する知識と技術を身につけることを目的とする。保健医療福祉行政の実務者又は実務経験がある教員が、我が国における保健・医療・福祉の法体系と理念及び諸施策・制度のしくみを最新情報を踏まえて具体的に講義する。
授業の到達目標
1.保健医療福祉行政の理念と仕組みを理解する
2.日本における保健・医療・福祉の動向と課題を理解する
3.保健医療福祉行政の施策への住民参加と計画策定・実施・評価のサイクルを理解する
4.地域の健康課題の解決に必要な政策形成過程(施策・事業)及び地域包括ケアシステム構築を理解し、保健事業企画の提案ができる
授業計画
【全体】
「社会保障・社会福祉」「保健所の機能・役割・業務」「医療法、医療計画、地域医療構想」については、その分野に精通した実務者である講師が講義する。その他は、行政保健師として実務経験のある講師が、保健福祉行政における看護活動の法的根拠や事業化・施策化についての手法を講義する。行政計画に対するパブリックコメントなど政策参加の体験を授業に取り入れる。
毎回、授業終了後に授業フィードバックの提出をする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
保健医療福祉行政のめざすもの
制度の変遷
授業方針、進め方、評価の方法
保健福祉行政の目指すもの、制度の変遷、公衆衛生政策理念と背景
テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回 保健医療福祉行政の理念としくみ 行政のしくみと役割、財政のしくみと予算 テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回 保健医療福祉行政の分野と制度の基本 地域保健の体系と関係機関の機能・役割 テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回 市町村の保健福祉行政 市町村総合計画、行政における保健師の役割と活動、住民との協働 テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回 社会保障・社会福祉(1) 社会保障制度について テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回 社会保障・社会福祉(2) 社会保障・社会福祉制度について テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回 社会保障・社会福祉(3) 社会福祉制度について テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回 保健医療福祉分野における政策と動向(1) 母子保健分野(母子保健対策、児童虐待防止対策、歯科口腔保健対策) テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回 保健医療福祉分野における政策と動向(2) 成人保健分野関連(生活習慣病対策、自殺予防対策、がん対策等) テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回 保健医療福祉分野における政策と動向(3) 高齢者保健分野関連(認知症対策、介護予防対策、高齢者虐待防止など) テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回 保健医療福祉分野における政策と動向(4) 難病・障害者分野関連(難病、障害者虐待防止、精神疾患など) テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回 行政保健所の機能・役割・業務 保健所の機能と役割(地域保健法、市町村との役割分担、県庁と保健所の連携、関係機関との連携)
健康危機管理(保健所の感染症対策、災害対応など)
テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回 医療法、医療計画、地域医療構想 医療対策と医療提供体制(医療計画、地域医療構想)、県の各種保健福祉計画の概要(策定と評価含む) テキスト、配布資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回 保健事業の企画演習1 事例を基にグループワークを行い、保健事業の提案をする。 保健事業企画提案に向けて事前課題に取り組み(2時間)復習(2時間)を行う。
第15回 保健事業の企画演習2
まとめ
・企画発表
・地域包括ケアシステムと看護職の役割について
前回の演習の振り返り、準備学習(2時間)と復習(2時間)を行う。
第16回 期末試験 期末試験 期末試験
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 25% C: --% D: 5%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 保健医療福祉行政論 ISBN 9784260056731
著者名 藤内修二著者代表 出版社 医学書院 出版年 最新版
教科書 書名 国民衛生の動向 ISBN 04526104
著者名 出版社 一般財団法人厚生労働統計協会 出版年 最新版
備考
講義資料は修学支援シラバスに掲載します。講師の都合により、講義内容が入れ替わることがあります。初回ガイダンスで授業計画を確認してください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 令和時代の社会保障と働き方を考える ISBN 9784865792416
著者名 厚生労働省編 出版社 日経印刷 出版年 2024
備考
メッセージ
法令については、総務省のe-GOV法令検索を活用します。毎回、パソコンを持参してください。
キーワード
保健福祉行政、行政計画、事業化、施策化、地域包括ケア、社会資源、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
公衆衛生看護学概論
公衆衛生看護活動論
公衆衛生看護学実習
疫学
保健統計学
保健学
地域包括ケア論
履修条件
連絡先
斎藤研究室 (電話)0836-22-2826
      (メール)msaito@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
事前にメールでご連絡ください。

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