タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 金1~2 講義 0.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052710018 緩和ケア論[Palliative Care Nursing] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], (未 定)
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
健康レベルが終末期にある人々とその家族を理解し、終末期患者及び家族のニーズ・健康問題を解決するために必要な考え方、理論及び具体的な方法を学ぶ。また、医療現場で患者や家族を取り巻く倫理的課題や終末期患者及び家族に対する看護者の役割・姿勢、他職者との連携の重要性を学ぶ。
授業の到達目標
1.緩和ケア・終末期ケアの概念とその歴史的背景を理解する。
2・終末期患者及びその家族の身体的・精神的・社会的特徴を理解する。
3.健康レベルの低下に伴い生じるニーズ・問題に対して、その人らしさを重視して質の高い生活を送れるような方向で援助する方法を理解する。
4.終末期患者や家族に対する倫理的課題や看護者の役割・姿勢、他者職との連携の重要性を理解する。
授業計画
【全体】
緩和ケア・終末期ケアに関わる概念とその歴史的背景、健康レベルが終末期にある人々とその家族を理解し、終末期患者及び家族のニーズ・健康問題を解決するために必要な考え方、理論及び具体的な方法を学ぶ。「死」は学生にとって、身近に感じるテーマではないため、倫理的課題も含め、がん告知をテーマに自分の考えや家族へのインタビュー、緩和ケア施設のVTRの活用、事例を通して、自己の死生観を育む。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 終末期に関わる概念と意味及びその歴史的背景 終末期に関わる概念と意味及びその歴史的背景Ⅰ(疾患のイメージ、人間の死の意味・緩和ケア、ターミナルケアの概念と意味)グループ討議 緩和ケアのイメージ、緩和ケアについて読んでくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第2回 終末期に関わる概念と意味及びその歴史的背景 終末期に関わる概念と意味及びその歴史的背景Ⅱ(人間の死の意味・緩和ケア、ターミナルケアの概念と意味)ホスピスケア(ホスピスケアの理念・ホスピスの歴史・わが国のホスピスの現状と課題) 第1章をよんでくる
がん告知についての考えをレポートする。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第3回 終末期医療の現状と課題 終末期医療の現状と課題(理論)、終末期医療の倫理的課題(告知とインフォームドコンセント・患者の権利、援助に関わる倫理的課題) 第3章、第4章をよんでくる
終末期医療における倫理的問題を考えてくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第4回 終末期患者の理解 終末期患者の理解と援助Ⅰ 第5章を読んでくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第5回 終末期患者とその家族の理解1 終末期患者の理解と援助Ⅱ
終末期に関する法律、看護師のストレス
第5章を読んでくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第6回 終末期患者とその家族の理解2 終末期患者と家族の苦痛と援助(終末期患者の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛・身体的苦痛の緩和Ⅰ 第8章を読んでくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第7回 終末期看護 終末期患者と家族の苦痛と援助(終末期患者の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛・身体的苦痛の緩和Ⅱ 第8章を読んでくる。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第8回 総括と期末試験
 死生観について
事例を通して自分の死・生の意味を考える
グループ討議
死生観について事前に学習する。授業中に指示した学習(学習時間の目安:3時間以上)
第9回 期末試験 期末試験 全授業の分を復習する(学習時間の目安:3時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
レポート 10%、学期末の筆記テスト 90%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 系統看護学講座 別巻緩和ケア ISBN 9784260038652
著者名 恒藤暁、田村恵子 編集 出版社 医学書院 出版年 2024
教科書 書名 がん疼痛緩和ケア第2版 ISBN 9784840751889
著者名 的場元弘、加賀谷肇監修 出版社 じほう 出版年 2019
備考
  
   
参考書にかかわる情報
参考書 書名 初心者も活用できるがん医療・がん看護 ISBN 9784525502225
著者名 阿蘇品スミ子、齊田菜穂子編著 出版社 南山堂 出版年 2013
備考
メッセージ
キーワード
終末期医療、緩和ケア、人間としての尊厳、生活の質(QOL)
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
医療概論(基礎セミナー)、成人看護学Ⅱ
履修条件
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子:22-2813  kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
    
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
齊田菜穂子・紙谷恵子:平日、研究室に存否を確認してから訪室してください。

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