山口大学教務システム - 1052720006-検査技師のための看護学

開講年度	開講学部等
2025	医学部
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
後期後半	水5～8	講義	10.0
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
1052720006	検査技師のための看護学[Nursing skills for Medical Technologist]			日本語	1
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
野島順三[NOJIMA Junzoh]					ー
担当教員[ローマ字表記]
野島順三　[NOJIMA Junzoh], 小室拓也　[OMURO Takuya]
特定科目区分		対象学生		対象年次	3～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

近年の臨床検査技師の業務は、採血はもとより、心電図や脳波検査など直接患者と対峙する生理学的検査が大幅に増えてきている。このような状況の下、患者の苦痛を減らし、患者から信頼され、安全に検査業務を行うことは、正確な検査・診断に繋がり極めて重要なことである。また、病院内で医師や看護師とともにチーム医療を実践していく上でも、これからの臨床検査技師にとっても不可欠のことである。
そのため、外来、病棟、手術室などのさまざまな医療現場において、直接患者と接し、安全、安楽に検査等を実施するために必要な安全対策、感染対策や患者の心理、知識および技術を教授する。

授業の到達目標

医療従事者として、患者と向き合う看護の姿勢を学び、と同時に検査をスムーズに遂行するための看護技術を習得する。
1.患者と向き合う看護の精神を学ぶ
2.患者とのコミュニケーション方法の基礎を学ぶ
3.患者の移送・体位変換に関する技術を学ぶ
4.患者の安全管理について学ぶ
5.特殊対象（小児、老人など）における対応方法を学ぶ
6.チーム医療の中で看護師や他の医療従事者との関係について学ぶ

授業計画

【全体】

下記7つのテーマにそって講義＋演習の形で実施。

①「身体が不自由な患者の心電図や脳波検査」の際、患者の体位変換を如何に適切に行うか、その専門的な介護技術・知識を学ぶなど
②「ベッドや車椅子から患者を移す」際、如何に適切に行うか、その専門的な介護技術・知識を学ぶなど
③「目の不自由な患者さんを検査室内で移動させる」際、その専門的な介護技術・知識を学ぶなど
④「小児の採血をする」際、その専門的な介護技術・知識を学ぶなど
⑤ 静脈路確保および造影剤注入、吸引による喀痰採取における専門的な技術・知識を学ぶ
⑥ チーム医療の中で医師、看護師や他の医療従事者との関係について学ぶ
⑦ 患者との向き合い方、コミュニケーション方法の基礎を学ぶ

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	オリエンテーション・安全対策・手指衛生	医療現場に必要な安全対策・感染対策（手指衛生）、急変時の対応	授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第2回

臨床看護学講座担当

外来・病棟での車椅子移動介助

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第3回

基礎看護学講座担当

病棟・手術室などのでのベッド上での体位変換

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第4回

老年看護学講座担当

視覚障害者の心理および移動介助

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第5回

小児看護学講座担当

小児患者の対応、採血方法

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第6回

附属病院検査診療部

患者の心理と対応法、患者とのコミュニケーション方法

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第7回

採血に伴う静脈路確保および造影剤注入

採血に伴う静脈路確保の方法および造影剤注入の技術演習

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

第8回

吸引による喀痰採取

吸引による喀痰採取方法

授業計画に沿って、予準備学習１時間を行う。

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: 5%　B: 5%　C: 90%　D: --%

成績評価法

授業内のレポートおよび小テストで評価します。
レポート　40%、小テスト　60%

教科書にかかわる情報

教科書	書名	看護がみえるvol.1 基礎看護技術				ISBN	9784896329483
教科書	著者名		出版社	メディックメディア				出版年	2024

備考

必要に応じて授業中に指示する。

参考書にかかわる情報

参考書	書名	看護がみえるvol.3 フィジカルアセスメント				ISBN	9784896327816
参考書	著者名		出版社	メディックメディア				出版年	2019

備考

必要に応じて授業中に指示する。

メッセージ

演習が中心です。その都度、服装や準備について連絡しますので、メール等をしっかり確認して下さい。

キーワード

看護技術　看護　日常生活の援助

持続可能な開発目標（SDGs）

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

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