タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 火5~10 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052720016 発生遺伝学演習[Laboratory Genetics Practicum] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
富永 直臣[TOMINAGA Naoomi]
担当教員[ローマ字表記]
富永 直臣 [TOMINAGA Naoomi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
染色体分析の実際を自分の血液を用いて理解する。今回は代表的なGバンド法を用いて自分の染色体を実際に分類する。また、実際の臨床症例の図からどのような染色体異常が有るかを診断する。
授業の到達目標
遺伝子から染色体がどのようにして濃縮され構築されていくか、そしてそれを分類するためにはどのような手法が必要なのかを学ぶ。この染色体分析によりどのような疾患が分析できるのか、染色体異常と疾患の関係を理解する。
授業計画
【全体】
染色体分析の実際を自分の血液を用いて理解する。
無菌的なリンパ球の培養操作を学ぶ。
染色体標本作りを学ぶ。
ギムザ染色による線sy躯体の観察及び分類を行う。
代表的なGバンド法を用いて染色体を分類する。
実際の臨床症例の図からどのような染色体異常が有るかを診断する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 実習説明および試薬作り 末梢血を用いた染色体分析の方法を説明する。
分析に必要な試薬を必要量作成する。
染色体分析の意味を学んでおく。(目安時間2時間)
第2回 ヘパリン採血、培養開始 各人で2mLヘパリン採血を行う。(最低0.2ml)
無菌操作で培養液に血液を加え、CO2培養を開始する。
細胞培養液の組成と細胞分裂を理解しておく。(目安時間2時間)
第3回 染色体標本作り 培養終了2時間前にコルセミド を加える。
マニュアルに従い染色体分析用標本作りを行う。
コルセミド の働きや、標本作りの各ステップの意味を調べておく。(目安時間2時間)
第4回 ギムザ染色及び染色体観察および核型分析 染色体標本をギムザ染色し、最適な標本を探しデジタル化する。 ギムザ染色による染色体分析法を調べておく。(目安時間2時間)
第5回 G-染色法(GTG法)による染色体分染 エイジングの終わった標本をトリプシン処理・ギムザ染色し、染色体分分析。
トリプシン処理に適した条件を模索する。
GTG法による染色体分析法を調べておく。(目安時間2時間)
第6回 G-染色法(GTG法)による染色体分染 エイジングの終わった標本をトリプシン処理・ギムザ染色し、染色体分分析。デジタル化。 GTG法による染色体分析法を調べておく。(目安時間2時間)
第7回 各自の染色体分析 ギムザ染色、G-染色法結果を印刷し、分類を行う。 分類の方法を調べておく。(目安時間2時間)
第8回 臨床症例の染色体分析 事前に準備してある臨床症例データの分類を行う。 染色体異常に関して調べておく。(目安時間2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 20% C: 60% D: 10%
成績評価法
実習レポートで評価します。
レポート:100%
教科書にかかわる情報
備考
マニュアルを渡します。
参考書にかかわる情報
備考
臨床検査学講座 遺伝子・染色体検査学 医師薬出版株式会社 ISBN4-263-22891-X C3347
メッセージ
本実習は、自身の染色体を観察します。実験を通してチームワークを学びましょう。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
富永:ntominag@yamaguchi-u.ac.jp、Ex.2828
オフィスアワー
講義、実習時間以外であればいつでも大丈夫です。

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