開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
木5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052720019
病理形態学[Morphological Pathology]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
近藤 智子[KONDOH Tomoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
近藤 智子 [KONDOH Tomoko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
人の疾病に関して、病理学的に、総論、各論を学ぶ。病理学は、医療における最終診断を担う部分で、その疾患の本体を理解するうえで必要不可欠であり、日常病理診断業務及びその教育において経験豊富な専門教員(病理専門医)が、最新の知見とともに教授する。病理学総論に引き続き、人体における各器官の組織および細胞の構造とその機能を理解した上で、 そこに起こる各病変を、総論を踏まえて学び、各臓器の疾患を理解します。
授業の到達目標
系統的に各臓器に発症する主な疾患の発症病理、臨床病理、病理所見(肉眼所見および組織所見)について病理総論を踏まえて理解、説明できる。
(1)各臓器に発症する主な疾患について定義、病態、病理所見が説明できる。
(2)主な全身性疾患について定義、病態、病理所見が説明できる。
(2)病理診断について説明できる。
授業計画
【全体】
講義は教科書および授業ノート(配布)に従って行います。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
循環器疾患
心奇形、心肥大、心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、動脈疾患(粥状硬化症、動脈瘤)、静脈疾患、血管炎などについて学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第2回
呼吸器疾患
上気道、気管支、肺疾患について学ぶ。奇形、肺炎(気管支肺炎、大葉性肺炎、間質性肺炎)、肺癌、胸膜疾患(中皮腫)などについて学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第3回
消化管疾患、肝胆膵疾患
消化管における形成異常、感染症、代謝異常症、腫瘍について主に以下の膝下について学ぶ。胃炎、食道癌、胃癌、大腸癌、炎症性腸疾患、肝硬変、脂肪肝、肝細胞癌、膵炎、膵癌、胆のう炎、胆のう癌
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第4回
血液、造血器疾患
造血器疾患、白血病、貧血、MDS、MPN、リンパ腫等を学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第5回
アレルギー性疾患・膠原病・免疫病
免疫系疾患に関して、各種膠原病、免疫不全症、アレルギー疾患に関して、臓器特異性の高いものについて学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第6回
腎、泌尿、生殖器疾患
腎臓、尿管、膀胱の先天異常、結石、炎症、腫瘍(腎癌、尿路上皮癌)、腎炎、糸球体疾患を学ぶ。
精巣、子宮、前立腺、卵巣の各疾患について学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第7回
内分泌、乳腺疾患
視床下部、下垂体、松果体、甲状腺、副甲状腺、膵島、副腎における機能異常及び腫瘍。乳腺について、炎症、腫瘍、加齢に伴う変化等について学ぶ。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。疑問点については、次の講義までにまとめて質問できるようにしておく。(4時間)
第8回
運動器(筋・骨格)、皮膚、感覚器疾患
神経疾患
期末試験
筋骨格系では、形成異常、腫瘍、関節疾患、神経では、中枢神経系の出血・梗塞、腫瘍、変性疾患、各感覚器・皮膚疾患等
期末試験は筆記試験を行います。
教科書及び授業ノート(配布)を使って、予習復習を行う。
各論全範囲について復習する。(4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
わかりやすい病理学
ISBN
9784524265695
著者名
岩田隆子 監修,恒吉正澄, 小田義直 編集,
出版社
南江堂
出版年
2016
教科書
書名
実践細胞診テキスト : 初心者からエキスパートまで
ISBN
9784260037990
著者名
南雲サチ子, 森井英一編著
出版社
大阪大学出版会
出版年
2022
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
入門組織学
ISBN
9784524216178
著者名
牛木辰男著
出版社
南江堂
出版年
2013
備考
病理形態学の理解には正常組織像の見直しも必要です。
メッセージ
各論を勉強します。前期の内容も踏まえ、しっかり知識を身につけてください。
キーワード
病理学、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
組織学、病理学、組織病理学実習、病理検査学、病理検査学実習、病理検査学病院実習
履修条件
連絡先
・tfuruya[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
随時
まずはメールで連絡してください。
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