開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木1~2
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052720028
医動物学(実習を含む)[Medical Zoology (Parasitology)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
常岡 英弘[TSUNEOKA Hidehiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
常岡 英弘 [TSUNEOKA Hidehiro], 大津山 賢一郎 [OHTSUYAMA Kenichiroh]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本では近年の衛生環境の整備に伴い、寄生虫症は激減している。しかし、現代のような交通網の発達により地球規模での人々の交流や食品の輸入の増加により、寄生虫は日本に再度持ち込まれる可能性は非常に高まっている。このような状況を踏まえて、寄生虫に対する理解を深め、臨床検体の検査に即して、確かな目で寄生虫を見分ける力を養い、感染を予防するための判断を身につけることを目的としている。本講義では永年、臨床現場で臨床微生物検査に関する豊富な実務経験を有する教員が寄生虫に関する検査と感染症の基礎知識から最新かつ実践的技術まで、わかりやすく教授する。
授業の到達目標
各寄生虫症における起因寄生虫について、その形態・幼虫・虫卵の特徴、また、中間宿主・終宿主・感染ルート・ヒトにおける寄生場所を学び、その寄生虫症の特徴を理解する。また、各寄生虫症に対する予防や治療・診断法について学び、世界における寄生虫症を総合的に理解する。将来検査技師として勤務した時、寄生虫感染症であるかどうかの判断ができ、検体から鑑別できる能力を身につける。
授業計画
【全体】
全体の総論では寄生虫症における言葉の意味を理解し、各寄生虫症について、寄生虫の種類ごとに、原虫ー吸虫ー条虫ー線虫の順で解説した後、有害媒介動物について解説する。
また、後半では講義とは別の日に午後半日を使用し5回実習も同時に行ない、検体検査の習得を目指す。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
総論
Ⅱ 寄生虫学
1 寄生虫の分類と疾患との関係
(1)寄生虫症の疫学
(2)寄生虫の生活と疾患
(3)寄生虫の生殖と発育
1時間
第2回
原虫類1
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(4)原虫類
1時間
第3回
原虫類2
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(4)原虫類
1時間
第4回
原虫類3
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(4)原虫類
1時間
第5回
線虫類1
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係(1)線虫類
症
1時間
第6回
線虫類2
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係(1)線虫類
1時間
第7回
線虫類3
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係(1)線虫類
1時間
第8回
吸虫類1
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(2)吸虫類
1時間
第9回
吸虫類2
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(2)吸虫類
1時間
第10回
条虫類1
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(3)条虫類
1時間
第11回
条虫類2
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(3)条虫類
1時間
第12回
条虫類3
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(3)条虫類
1時間
第13回
衛生動物
Ⅱ 寄生虫学
2 各種寄生虫の生態・鑑別と疾患との関係
(5)衛生動物
1時間
第14回
寄生虫検査法
Ⅱ 寄生虫学
3 寄生虫検査法
(1)検査材料の採取と保存
(2)糞便の検査
(3)血液の検査
(4)その他の検査
1時間
第15回
講義まとめ
まとめ・小テスト
1時間
第16回
実習Ⅰ(総論・原虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(1)検体の取扱方法
(5)原虫類の検査
1時間
第17回
実習Ⅰ(総論・原虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(1)検体の取扱方法
(5)原虫類の検査
1時間
第18回
実習Ⅱ(線虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(2)線虫類の検査
1時間
第19回
実習Ⅱ(線虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(2)線虫類の検査
1時間
第20回
実習Ⅱ(線虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(2)線虫類の検査
1時間
第21回
実習Ⅲ(吸虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(3)吸虫類の検査
1時間
第22回
実習Ⅲ(吸虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(3)吸虫類の検査
1時間
第23回
実習Ⅲ(吸虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(3)吸虫類の検査
1時間
第24回
実習Ⅳ(条虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(4)条虫類の検査
1時間
第25回
実習Ⅳ(条虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(4)条虫類の検査
1時間
第26回
実習Ⅳ(条虫類)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(4)条虫類の検査
1時間
第27回
実習Ⅴ(総括)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(6)その他の検査
(7)検査結果の解析と評価
1時間
第28回
実習Ⅴ(総括)
Ⅱ 寄生虫学
4 学内実習
(6)その他の検査
(7)検査結果の解析と評価
1時間
第29回
実習Ⅴ(総括)
まとめ・小テスト
1時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 50% D: --%
成績評価法
小テスト20%
学期末テスト60%
実習テスト20%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
医動物学
ISBN
9784525173289
著者名
吉田幸雄・有薗直樹
出版社
南山堂
出版年
2024
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
復習をしっかり行なうこと。
各種虫卵の鑑別等ができるよう、講義後に復習すること。
キーワード
寄生虫、原虫、吸虫、条虫、線虫、宿主、媒介動物
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
微生物学
履修条件
連絡先
常岡研究室2854
htsune@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時
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