開講年度
開講学部等
2025
医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
木9~10
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1052730002
病態生化学Ⅱ[Clinical ChemistryⅡ]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
本木 由香里[MOTOKI Yukari]
ー
担当教員[ローマ字表記]
本木 由香里 [MOTOKI Yukari], 富永 直臣 [TOMINAGA Naoomi], 稲光 正子 [INAMITSU Masako], 小室 拓也 [OMURO Takuya], 清水 勇輝 [SHIMIZU Yuki], 金重 里沙
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
病態生化学は臨床化学分野のことを指し、2年次の免疫化学実習につながる講義である。本講義では病院で実務経験のある教員を含む複数の教員がオムニバスで臨床化学に関わる分野の講義を行う。病態生化学Ⅱでは教科書に従い全8回の講義を行う。講義は毎回作成したスライドを用いて行う。
授業の到達目標
臨床化学に関する知識の獲得を目指します。特に検査法と検査値を中心に学習し、臨床検査技師に必要な知識を身につけてください。
授業計画
【全体】
総論で大まかな臨床化学の講義をしたのち、各論に入る。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
総論1 生化学検査とは
生化学検査全般に関する基礎的な知識について解説する。
単位、標準物質、基準範囲、臨床的判断値、検査値の変動要因、標準測定体系。
検査値を理解する上で必要な基礎的知識を確実に理解する。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回
総論2 分析法の基礎
分光光度計による測定、炎光光度計、電気泳動法、酵素を用いた測定法や酵素の測定法、免疫測定法などの基本的な解説。
Lambert-Beerの法則から吸光度や透過率が計算できるように。また、酵素の基本的な知識を予習しておくこと。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回
各論1 電解質と微量元素
Na.Kをはじめとする電解質と微量元素について解説する。高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
腎機能や酸塩基平衡について予習しておく。Henderson-Hasselbalchの式を理解しておく。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
各論2 糖質・ビタミン
様々な糖について概説し、血糖や乳酸・ピルビン酸・ケトン体、各種ビタミンについて高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
単糖類・2糖類、五炭糖・六炭糖、還元性、ヘミアセタール構造、アノマー炭素原子など化学の基礎を復習しておく。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
各論3 脂質とリポタンパク
脂質の吸収・代謝、リポ蛋白・アポ蛋白の種類と役割、HDLコレステロールについて、高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
β酸化や電子伝達系による脂肪酸の完全酸化について予習しておく。ATP産生についても。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
各論4 タンパク質
アミノ酸の説明をしたのち、総蛋白、アルブミン、蛋白分画、膠質反応、その他の血漿蛋白について、高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
αアミノ酸、必須アミノ酸、塩基性・酸性・分岐・芳香族などアミノ酸について復習しておく。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
各論5 非タンパク性窒素化合物
非タンパク性窒素について説明し、高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
人や鳥類の窒素の処理方法について調べてみる。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
各論6 酵素 ホルモン
様々な酵素の反応形式やアイソザイム、各種ホルモンの機能と産生・特徴を説明し、高値になる疾患、低値を示す疾患、測定法、影響を及ぼす因子等を学ぶ。
総論2で学習した内容ならびに生理学で学ぶホルモンの作用について復習しておく。配布した講義資料や参考書を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回
期末試験
病態生化学Ⅱについての総合的な知識をテストする。
試験対策を行うこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト20%、期末テスト80%にて評価します。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
最新臨床検査学講座 臨床化学検査学 第3版
ISBN
9784263223963
著者名
戸塚実ほか
出版社
医歯薬出版株式会社
出版年
2024
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
予習と復習が必須です。国家試験でも配点の大きい分野ですが授業時間が少ないため、積極的に自主学習してください。
キーワード
生化学検査、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
病態生化学Ⅰ
履修条件
連絡先
本木:ymotoki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時受け付けます。事前に上記連絡先まで連絡してください。
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