タイトル

開講年度 開講学部等
2025 医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 月5~10,火5~10 実験・実習 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1052730004 免疫学実習[Immunology Practicum] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野島 順三[NOJIMA Junzoh]
担当教員[ローマ字表記]
野島 順三 [NOJIMA Junzoh], 稲光 正子 [INAMITSU Masako], 金重 里沙
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
免疫学領域の進歩発展は目覚しく、免疫検査学にも幅広い専門知識と高度な技術が要求される。さらに移植医療の進展により、輸血・移植免疫学の専門的な検査技術の修得が必須となってきた。本実習では、大学病院で長年にわたって免疫検査および血液検査の実務経験のある教員の指導により、現在の臨床検査に即した代表的な免疫学検査を実習する。
1)抗核抗体・交差混合試験
2)梅毒検査法(ガラス版法 or PRPカードテスト)
3)溶解反応(CH50による補体価測定法 or ハム試験)
4)ELISA(ウイルス関連抗体 or 自己抗体 or サイトカイン)
5)密度勾配遠心法によるヒト末梢単核球の分離および培養
6)輸血検査(ABO式血液型・Rh式血液型・交差適合試験・クームス試験)
授業の到達目標
免疫学および免疫検査学の講義で取得した知識をベースに代表的な免疫学検査を実習することにより、医療領域における免疫学的検査法の原理を理解し、技法を修得する。
1)抗核抗体・交差混合試験
2)各種梅毒検査法
3)溶解反応(CH50による補体価測定法・ハム試験)
4)ELISA(ウイルス関連抗体・自己抗体・サイトカイン)
5)密度勾配遠心法によるヒト末梢単核球の分離および培養
6)輸血検査(ABO式血液型・Rh式血液型・交差適合試験・クームス試験)
授業計画
【全体】
各教員がスライドを使って実習の内容・技法等を解説した後、A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題(単核球分離培養・抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・CH50(補体価)測定法 or ハム試験・ELISA・フローサイトメトリー法・輸血検査等)の実習を行う。最後に各教員がそれぞれ担当した免疫学的検査法の臨床的意義を解説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
実習技法のプレゼン
各教員がスライドを使って実習の内容・技法等を解説する。 授業計画に沿って学習の準備を整える。
第2回 実習用サンプルの準備(採血・臨床検査部)
実習用試薬の作成と機材の確認
実習室にて採血・遠心分離にて実習用サンプルを準備する。
実習に使用する試薬等を作成する。
授業計画に沿って学習の準備を整える。
第3回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第4回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第5回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第6回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第7回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第8回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第9回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第10回 抗核抗体・交差混合試験・梅毒検査法・補体価測定法・細胞分離培養・貪食能試験・ABO式血液型検査・Rh式血液型検査・交差適合試験など A〜Dの4班に分かれて、それぞれの課題の実習を行う。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第11回 酵素固相免疫測定法 ELISA(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)法を組み立てて、試料溶液中に含まれる抗リン脂質抗体を酵素反応を利用して定量する。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第12回 酵素固相免疫測定法 ELISA(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)法を組み立てて、試料溶液中に含まれる抗リン脂質抗体を酵素反応を利用して定量する。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第13回 インフルエンザ検査 鼻汁中インフルエンザウィルス抗原の検出を目的にインフルエンザ迅速検査の抗原抗体反応を実施する。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第14回 免疫学実習総括(1) 各教員がそれぞれ担当した免疫学的検査法に関して解説する。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第15回 免疫学実習総括(1) 各教員がそれぞれ担当した免疫学的検査法に関して解説する。 実施した実習の内容と結果・考察を実習ノートに記載する。
第16回 免疫学実習期末試験 定期試験を実施する 実習マニュアル及び実験ノートを参考に、定期試験に備える。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
実習ノート、学期末の筆記テストで評価します。
実習ノート 50%、学期末の筆記テスト 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 臨床検査学講座 免疫検査学   ISBN 9784263224007
著者名 窪田哲郎他 出版社 医歯薬出版 出版年 2010
教科書 書名 輸血検査の実際  ISBN
著者名 出版社 日本臨床衛生検査技師会 出版年
備考
実習マニュアルをシラバスの資料にアップしているので、それを参考に各自で実習ノートを作成してください。
参考書にかかわる情報
備考
必要な参考書があれば授業中に指示する。
メッセージ
実習マニュアル及び教科書を参照し、主体的且つ積極的に予習・復習してください。
キーワード
ELISA、フローサイトメトリー、免疫電気泳動、輸血検査、梅毒検査、補体価測定
実務教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
免疫学、免疫検査学
履修条件
免疫学、免疫検査学に関する知識を必要とする。
連絡先
保健学科研究棟407号室 TEL:22-2824
オフィスアワー
nojima-j@yamaguchi-u.ac.jpにメールして確認ください。

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