開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水3~4
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061130300
機械工作学[Manufacturing Processes]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
南 和幸[MINAMI Kazuyuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
南 和幸 [MINAMI Kazuyuki], 中原 佐 [NAKAHARA Tasuku]
特定科目区分
対象学生
生体・ロボット
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義は、医療器メーカーにおける製品設計・開発業務の実務経験を有する教員がその経験を基に、製品の設計・生産おける機械製作に必要な種々の加工法について講義する。各種加工法の原理、適用上の留意点等を把握し、もの作りの素養を養うとともに、機械製作技術の全体の流れと、個々の製作法の原理と特徴及び問題点を正確に理解する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
1.機械製作技術の歴史及び機械製作技術の原理・方法を理解して、それを応用することができる。
2.各製作技術の特徴、製作できる形状、できない形状を説明できる。
3.機械製作技術の全体の流れを説明できる。
思考・判断の観点
1.製作したい形状に対して、適した製作技術を選択できる。
2.既存製品の製作技術を分析できる。
3.製作技術を組み合わせた製作工程を提案できる。
関心・意欲の観点
1.身の回りの品物の製作技術に関心を持ち、自分の知識と照らし合わせようと思うことができる。
2.同じ製作技術で製作されたものを複数あげることができる。
態度の観点
1.レポート課題に対して、主体的かつ積極的に取り組むことができる。
技能・表現の観点
1.既存製品について適切に情報収集を行うことができる。
2.製作工程における製品形状の変化を、的確に表現できる。
3.デザイナーなどの専門外の人に対しても、図を用いて三次元形状を的確に表現し、かつ適切な文章で説明できる。
授業計画
【全体】
教科書を中心に講義をすすめるが、pdf資料をMoodleに掲載して補足説明も行う。
授業形態:オムニバス
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
機械製作法の概要
・機械製作法の種類及び分類
・機械材料
原則、対面授業とする。
ただし、感染状況等に伴い実施方法を変更する場合は、修学支援システムまたは電子メールにより連絡する。
担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第2回
機械製作法の基礎・鋳造
・金属の溶解と凝固
・鋳造の概要
担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第3回
鋳造
・模型の製作
・鋳型の製作
担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第4回
鋳造
・溶解
・鋳込みと後処理
担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第5回
鋳造
・特殊鋳造法
担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第6回
鋳造
・特殊鋳造法
担当教員:南
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題1回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかけ る。
第7回
塑性加工
・塑性変形
・概要
・鍛造加工
担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第8回
塑性加工
・圧延加工
担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題1回目の〆切までにレポートを提出する
第9回
塑性加工
・引抜き加工
・押出し加工
担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第10回
塑性加工
・転造加工
・せん断加工
担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第11回
塑性加工
・曲げ加工
担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第12回
塑性加工
・絞り加工
担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題2回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかける。
第13回
溶接
・溶接の概要
・アーク溶接法
担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第14回
溶接
・抵抗溶接法
・ろう接
担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題2回目の〆切までにレポートを提出する
第15回
総括
これまでの授業内容を総括する
担当教員:南、中原
6時間程度の自己学習を行う
第16回
期末試験
筆記試験
担当教員:南、中原
特になし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト、期末試験と2回のレポートで評価する。レポート30点、小テスト10点、期末試験60点、とし合計100点で60点以上を合格とする。また2/3以上=10回以上の講義出席、および期末試験を受けることが欠格条件である。
出席は、小テストへの解答でも判断する。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
機械工作法Ⅰ 改訂版
ISBN
9784320081055
著者名
朝倉健二、橋本文雄
出版社
共立出版
出版年
1995
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
実際の体験がないと興味の湧き難い講義かもしれませんが、もの作りの基本的な方法を学ぶので、興味をもって習得して欲しいと考えています。加工方法によって加工できる形状は限られますので、加工方法を知らないと設計の時に加工できない形・精度の部品を設計してしまうという失敗をしてしまいます。機械設計をする上でも重要な科目です。
キーワード
鋳造、塑性加工、溶接/接合、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
機械材料基礎、機械基礎製図Ⅰ・Ⅱ、材料力学I、材料力学II、機械加工学、生体材料力学、材料と強度、機械設計論、ものづくり創成実習Ⅱ
履修条件
連絡先
機械工学科 南 和幸
E-mail: minamik[at]yamaguchi-u.ac.jp
機械工学科 中原 佐
E-mail: tasuku[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
面談は水曜日の午後が好都合です。
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