タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061130300 機械工作学[Manufacturing Processes] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
南 和幸[MINAMI Kazuyuki]
担当教員[ローマ字表記]
南 和幸 [MINAMI Kazuyuki], 中原 佐 [NAKAHARA Tasuku]
特定科目区分   対象学生 生体・ロボット 対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義は、医療器メーカーにおける製品設計・開発業務の実務経験を有する教員がその経験を基に、製品の設計・生産おける機械製作に必要な種々の加工法について講義する。各種加工法の原理、適用上の留意点等を把握し、もの作りの素養を養うとともに、機械製作技術の全体の流れと、個々の製作法の原理と特徴及び問題点を正確に理解する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
1.機械製作技術の歴史及び機械製作技術の原理・方法を理解して、それを応用することができる。
2.各製作技術の特徴、製作できる形状、できない形状を説明できる。
3.機械製作技術の全体の流れを説明できる。

思考・判断の観点
1.製作したい形状に対して、適した製作技術を選択できる。
2.既存製品の製作技術を分析できる。
3.製作技術を組み合わせた製作工程を提案できる。

関心・意欲の観点
1.身の回りの品物の製作技術に関心を持ち、自分の知識と照らし合わせようと思うことができる。
2.同じ製作技術で製作されたものを複数あげることができる。

態度の観点
1.レポート課題に対して、主体的かつ積極的に取り組むことができる。

技能・表現の観点
1.既存製品について適切に情報収集を行うことができる。
2.製作工程における製品形状の変化を、的確に表現できる。
3.デザイナーなどの専門外の人に対しても、図を用いて三次元形状を的確に表現し、かつ適切な文章で説明できる。
授業計画
【全体】
教科書を中心に講義をすすめるが、pdf資料をMoodleに掲載して補足説明も行う。
授業形態:オムニバス
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 機械製作法の概要 ・機械製作法の種類及び分類
・機械材料

原則、対面授業とする。
ただし、感染状況等に伴い実施方法を変更する場合は、修学支援システムまたは電子メールにより連絡する。

担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第2回 機械製作法の基礎・鋳造 ・金属の溶解と凝固
・鋳造の概要

担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第3回 鋳造 ・模型の製作
・鋳型の製作

担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第4回 鋳造 ・溶解
・鋳込みと後処理

担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第5回 鋳造 ・特殊鋳造法

担当教員:南
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第6回 鋳造 ・特殊鋳造法

担当教員:南
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題1回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかけ る。
第7回 塑性加工 ・塑性変形
・概要
・鍛造加工

担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第8回 塑性加工 ・圧延加工

担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題1回目の〆切までにレポートを提出する
第9回 塑性加工 ・引抜き加工
・押出し加工

担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第10回 塑性加工 ・転造加工
・せん断加工

担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第11回 塑性加工 ・曲げ加工

担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第12回 塑性加工 ・絞り加工

担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題2回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかける。
第13回 溶接 ・溶接の概要
・アーク溶接法

担当教員:中原
授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第14回 溶接 ・抵抗溶接法
・ろう接

担当教員:中原
・授業計画に沿って、準備学習 および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題2回目の〆切までにレポートを提出する
第15回 総括 これまでの授業内容を総括する

担当教員:南、中原
6時間程度の自己学習を行う
第16回 期末試験 筆記試験

担当教員:南、中原
特になし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト、期末試験と2回のレポートで評価する。レポート30点、小テスト10点、期末試験60点、とし合計100点で60点以上を合格とする。また2/3以上=10回以上の講義出席、および期末試験を受けることが欠格条件である。
出席は、小テストへの解答でも判断する。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 機械工作法Ⅰ 改訂版 ISBN 9784320081055
著者名 朝倉健二、橋本文雄 出版社 共立出版 出版年 1995
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
実際の体験がないと興味の湧き難い講義かもしれませんが、もの作りの基本的な方法を学ぶので、興味をもって習得して欲しいと考えています。加工方法によって加工できる形状は限られますので、加工方法を知らないと設計の時に加工できない形・精度の部品を設計してしまうという失敗をしてしまいます。機械設計をする上でも重要な科目です。
キーワード
鋳造、塑性加工、溶接/接合、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
機械材料基礎、機械基礎製図Ⅰ・Ⅱ、材料力学I、材料力学II、機械加工学、生体材料力学、材料と強度、機械設計論、ものづくり創成実習Ⅱ
履修条件
連絡先
機械工学科 南 和幸
E-mail: minamik[at]yamaguchi-u.ac.jp
機械工学科 中原 佐
E-mail: tasuku[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
面談は水曜日の午後が好都合です。
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