タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木7~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061130470 内燃機関工学[Internal Combustion Engines] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
三上 真人[MIKAMI Masato]
担当教員[ローマ字表記]
三上 真人 [MIKAMI Masato]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
熱エネルギーから機械エネルギーへの変換システムであるエンジンに関して、それを構成するガス交換、混合気形成、燃焼、出力性能と排気ガス生成、騒音等に係わる各種現象について理解を深めます。さらに、最新のエンジン技術や将来展望についても理解し、考察を行います。
授業の到達目標
【知識・理解の観点】1.燃料の燃焼による発熱とエンジン出力との関連が理解できる 2.エンジンの基本的な出力性能解析ができる 3.エンジン燃焼の基本的事項について理解し、各特性値を算出できる 4.内燃機関工学における専門用語を理解し、説明できる
授業計画
【全体】
燃料が持つ化学的エネルギを燃焼により熱エネルギーに変え、それにより動作流体に状態変化を起こさせ、動力へと変換するそれぞれの過程における現象、その利用方法や制御方法と構造などについて講述します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロ 内燃機関に関する話題の概要,内燃機関の開発史 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回 内燃機関の作動原理と構造 4ストロークサイクルエンジン 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回 燃焼の基礎的事項
予混合燃焼,拡散燃焼,理論空気量,当量比 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回 ガソリンエンジンの燃焼経過 火花着火,予混合燃焼,正常燃焼,ノック,オクタン価 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回 ガソリンエンジンのサイクル オットーサイクル 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回 内燃機関の性能解析 理論熱効率,図示仕事,正味仕事,機械効率
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回 ガソリンエンジンの混合気形成 ガソリン噴射,絞り損失,希薄燃焼,成層燃焼
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回 ガソリンエンジンの排気ガス 排気ガス成分,触媒装置 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回 ディーゼルエンジンの燃焼経過1 自着火,着火遅れ,急速燃焼,後燃え,ディーゼルノック,セタン価 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回 ディーゼルエンジンの燃焼経過2 噴霧燃焼,排気ガス 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回 ディーゼルエンジンのサイクル ディーゼルサイクル,サバテサイクル 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回 ディーゼルエンジンの混合気形成 燃料噴射,噴霧構造,スワール,燃焼室形状 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回 ガス交換過程,過給 ガス交換過程,体積効率,過給,ガス交換の動的効果 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回 最近のトピックス 代替燃料,超希薄燃焼 授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回 期末試験 期末試験 復習を行う
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
定期試験90%,宿題・授業外レポート10%,により総合評価します。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しない.必要に応じて資料をMoodle掲載する.
参考書にかかわる情報
参考書 書名 内燃機関(機械系大学講義シリーズ) ISBN 9784339040678
著者名 広安博之 他 出版社 コロナ社 出版年 1986
参考書 書名 最新内燃機関 ISBN 4254230834
著者名 河野通方 他 出版社 朝倉書店 出版年 1995
参考書 書名 エンジンの事典 ISBN 4254230737
著者名 古浜庄一 他 出版社 朝倉書店 出版年 1994
備考
メッセージ
エンジンにおける現象は、いろいろな要因との関連で把握する必要があります。与えられた知識を憶えるのでは不十分であり、現象を多面的に理解することが重要です。授業に集中することと、授業後の復習に力を入れてください。
キーワード
ガソリンエンジン,ディーゼルエンジン,オットーサイクル,カーボンニュートラル燃料
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
工業熱力学Ⅰ・Ⅱ、航空原動機
履修条件
連絡先
三上真人:mmikami[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
月曜日16時〜17時。
以上の他にも対面相談は、事前にメールで可能な時間帯を問合せすると確実です。メール相談もどうぞ。
欠席相談は事前にメールでお願いします。

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