開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水3~8
実験・実習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061220080
ものづくり創成実習I[Design & Engineering PracticeⅠ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
吉武 勇[YOSHITAKE Isamu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
吉武 勇 [YOSHITAKE Isamu], 吉本 憲正 [YOSHIMOTO Norimasa], 原 弘行 [HARA Hiroyuki], 山田 悠二 [YAMADA Yuji]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本実習を通して,課題解決のためのデザイン能力(計画の立案と遂行能力,工学的判断能力),他者とのコミュニケーション能力,成果を他者にわかりやすく説明する能力を身につけることを目的とする.そのために以下に取り組む.
ソイルタワー作製では,①水の量(含水比),②砂試料の配合,③粘土試料の配合,④締固め方法の影響を評価した上で,頑丈なソイルタワーを作成する.なお,建設コンサルタント会社で勤務経験のある教員が,土の安定性に関する基本的な考え方を身につけられるよう講義する.
橋梁模型製作は個人製作とグループ製作のパートからなる.単なる模型製作だけではなく,設計コンセプト・製作方法・保有性能についてのプレゼンテーションも実施する.
授業の到達目標
知識・理解の観点:与えられた課題を理解し,設計仕様を決定することができる.
思考・判断の観点:製作物の性能を工学的に評価できる.課題を解決する製作物を創造できる.
関心・意欲の観点:ものづくりに興味を持って取り組むことができる.グループメンバーとコミュニケーションがとれ,協力して作業が進ることができる.
態度の観点:与えられた課題および製作物の設計仕様と工学的性能をわかりやすく説明できる.
授業計画
【全体】
本実習では,前半8週でソイルタワー作製,後半7週で橋梁模型製作を行う.どちらも,グループで課題を解決する.最後に,製作から耐荷力の評価にいたる一連の流れを全員に発表する.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
課題説明,グループ分けと影響要因(含水比,砂配合,粘土配合,締固め方法)の担当決定
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの担当の結果報告(学修時間の目安:2時間以上)
第2回
影響要因調査(1)
直径10.0cm,高さ12.73cmのソイルタワーを作製し,耐荷重を測定する.
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第3回
影響要因調査(2)
直径10.0cm,高さ12.73cmのソイルタワーを作製し,耐荷重を測定する.
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第4回
タワー設計
影響要因の調査結果について,発表しあう.
ソイルタワーの製作条件について討論する.
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第5回
タワー製作(1)
設計したソイルタワーの作成と課題抽出・解決
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第6回
タワー製作(2)
設計したソイルタワーの作成と課題抽出・解決
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第7回
タワー製作/発表準備
ソイルタワーコンテストの実施と発表の準備
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第8回
成果発表会
発表会の実施と他者評価
Moodleでの指示に従い予習・復習の実施や授業中の指示に従い,グループでの測定結果の報告(学修時間の目安:2時間以上)
第9回
イントロダクション
主構の設計
課題説明
グループ分け
主構の製図設計
Moodleに示す資料を事前に読んでおくとともに,デザイン案を考えておくように.(学修時間の目安:2時間以上)
第10回
グループ調査・製作1
グループディスカッション
グループ毎の設計・製作
グループディスカッションを行うために,自らのデザイン案を説明できるように.(学修時間の目安:2時間以上)
第11回
グループ調査・製作2
グループディスカッション
グループ毎の設計・製作
グループディスカッションを行うために,自らのデザイン案を説明できるように.(学修時間の目安:2時間以上)
第12回
グループ調査・製作3
グループ毎の設計・製作
橋梁模型の案を考えてグループで協力して計画的に制作できるように準備すること.(学修時間の目安:2時間以上)
第13回
グループ調査・製作4
デザイン評価
グループ毎の設計・製作およびデザイン評価
橋梁模型の案を考えてグループで協力して計画的に制作できるように準備すること.(学修時間の目安:2時間以上)
第14回
耐荷力試験
耐荷力試験
載荷時に壊れると予想される部位を考えておくように.(学修時間の目安:2時間以上)
第15回
発表
デザインコンセプトと耐荷性能をプレゼンテーション
製作した橋梁模型の特徴・結果を他者にわかりやすく説明できるようにプレゼンテーションの準備を行うこと.(学修時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 50% B: 30% C: 10% D: 10%
成績評価法
合格のためには、毎回実習に出席した上で,課題の作製、レポート提出,発表会に参加(発表)する必要がある.ただし,病気などやむを得ない理由で欠席した場合には必ず担当教員に理由を事前に申し出ること.評価はソイルタワー作製,橋梁製作で,それぞれ50点満点で評価し,総和を評価点とする.
○ソイルタワー作製については,以下のように評価する.
作業への取り組み(他者からの貢献度評価を含む)で15点,実習報告書(指示された内容が記載されているかどうかを評価)で15点,製作したソイルタワーの耐荷重測定結果で10点,プレゼンテーション(他者評価を含む)で10点として評価する.
○橋梁製作では以下のように評価する.
評価は作業への取り組みを15点,設計計算レポートを15点,製作模型を15点,プレゼンテーションを5点として評価し,各項目が全て60%以上であることが合格の条件である.
教科書にかかわる情報
教科書
書名
土質力学入門
ISBN
9784627464025
著者名
三田地利之
出版社
森北出版
出版年
教科書
書名
土質試験ー基本と手引きー
ISBN
9784886440846
著者名
地盤工学会
出版社
出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
プロが教える橋の構造と建設がわかる本 : 計画、設計から、基礎、橋脚、架設などの工事構造、工法、維持までさまざまな橋を実例で解説!
ISBN
9784816352027
著者名
藤野陽三監修
出版社
ナツメ社
出版年
2012
参考書
書名
橋梁デザインの実際 : その歴史から現代のデザインコンペまで
ISBN
9784339052572
著者名
鈴木圭著
出版社
コロナ社
出版年
2018
参考書
書名
長大橋の科学 : 夢の実現に進化してきた橋づくりの技術と歴史をひもとく
ISBN
9784797362008
著者名
塩井幸武著
出版社
SBクリエイティブ
出版年
2014
備考
メッセージ
Moodleを用いて,測定結果,貢献度評価,発表資料,発表評価,報告書など提出します.
本科目は,本プログラムの学習・教育目標のうち,以下の目標に対応しています.
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-2 課題を創意・創造・工夫により解決し,形にする能力
(D)円滑な課題遂行のためのチームワーク力をはぐくむ
D-1 関連する課題を的確に表現し,説明する能力
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
構造力学I・構造力学演習I
土質力学I・土質力学演習I
履修条件
連絡先
ソイルタワー担当
吉本憲正:nyoshi@yamaguchi-u.ac.jp
原 弘行:hara-h@yamaguchi-u.ac.jp
橋梁模型担当
吉武 勇:yositake@yamaguchi-u.ac.jp
山田悠二:y-yamada@yamaguchi-u.ac.jp
【E-mail使用上の注意】
・大学から与えられた公式のメールアドレスから連絡すること
・必ずメールの「件名」を記載するように.
上記を守っていないE-mailは自動的に削除される可能性があります.
オフィスアワー
原則として講義日
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