タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061220152 土質力学I[Soil Mechanics I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中田 幸男[NAKATA Yukio]
担当教員[ローマ字表記]
中田 幸男 [NAKATA Yukio]
特定科目区分   対象学生 東アジア 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
すべての構造物は地盤によって支えられる。本講義では、地盤を構成する「土」の物理、化学的性質を理解し、土の分類法、土と水との関わり、外力に対する力の伝わりや地盤沈下などの現象を理解し、これらの現象を予測し、問題解決できる基礎力を養う.
授業の到達目標
(1)土の構成と状態量を理解し、土の指数的性質を説明できる。
(2)土の粒度とコンシステンシーを理解し、土の工学的分類が説明できる。
(3)土中の水の流れの性質とそれに伴う地盤内の水圧、有効応力の変化を説明できる。
(4)外力に対する地盤内の力の伝わりを評価できる。
(5)粘土地盤の圧密沈下の現象を理解し、沈下量および経過時間を評価できる。
●本科目は、本プログラムの学習・教育目標のうち、以下の目標に対応している。
(A)土木・環境分野の確かな基礎力を身につける
  A-3 土木・環境分野の基礎的知識

本科目は、以下の本学科のディプロマポリシーに対応します
DP-4土木・環境分野に関する知識・理解と応用力に対応
授業計画
【全体】
講義は、教科書「土質力学入門」に沿って解説する。講義の中では、配布する演習も交えながら進めるため、電卓が必要である。この科目は土質力学演習Iと密接に関連している。土質力学演習Ⅰの時間として、中間試験を3回実施するが、1回目の試験では第1回目から第4回目の講義内容を、2回目の試験では第5回目から第9回目の内容を、3回目においては第10回目から14回目の講義内容を出題する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 土の基本的性質(1) 土の組成と構造(教科書2.1)
土の状態の表現(教科書2.2)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 土の基本的性質(2) 土の粒度(教科書2.3) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 土の基本的性質(3) 土のコンシステンシー(教科書2.4)
土の工学的分類(教科書2.5)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 土中の水の流れ(1) 土中水の流れとダルシー則(教科書3.1) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 土中の水の流れ(2) 透水係数の大きさと測定方法(教科書3.2) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 土中の水の流れ(3) 浸透流量の算定(教科書3.3) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 地盤内の応力(1) 全応力と有効応力(教科書4.2) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 地盤内の応力(2) 自重による地盤内応力(教科書4.3) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 地盤内の応力(3) 載荷重による地盤内応力(教科書4.4) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 地盤内の応力(4) 浸透流と地盤内有効応力(教科書4.5) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 土の圧縮性と圧密(1) 圧密現象のモデル(教科書5.2.1) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 土の圧縮性と圧密(2) 圧密の基礎方程式(教科書5.2.2)
圧密方程式の解(教科書5.2,3)
圧密度(教科書5.2.4)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 土の圧縮性と圧密(3) 圧密沈下量の予測(教科書5.4.1)
圧密沈下時間の予測(教科書5.4.2)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 土の圧縮性と圧密(4) 圧密試験(教科書5.3) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 総括 中間試験の答案返却およ
び解説
中間試験の復習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 期末試験 講義内容全体の理解度をみるために試験を行う 期末試験の振り返り
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
3回の中間試験が全て60点以上で、かつ3回の中間試験の合計が240点以上の場合は、3回の中間試験の平均を評価点とします。

中間試験の合計点が240点未満の場合は、定期試験を受験してもらい、①期末試験の結果(100点満点)と、②期末試験結果(50点満点)と中間試験の合計点(50点満点)の総和を算出し、①と②の良い方を評価点とします。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 土質力学入門 ISBN 9784627464025
著者名 三田地利之 出版社 森北出版 出版年
教科書 書名 土質工学演習 基礎編 ISBN 4627461933
著者名 河上房義編 出版社 森北出版 出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 SOIL MECHANICS ISBN 0419224505
著者名 R.F. CRAIG 出版社 Spon Press 出版年
参考書 書名 土の力学 ISBN 4765515001
著者名 河野伊一郎,八木則男,吉国洋 出版社 技報堂出版 出版年
備考
メッセージ
キーワード
土、浸透、透水、地盤内応力、圧密、沈下
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
土質力学演習Ⅰ
履修条件
連絡先
nakata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
講義日のお昼休み(11:50-12:50)

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