タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木5~8 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061230260 測量実習及び演習[Practice of Surveying] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
吉田 奈津妃[YOSHIDA Natsuki]
担当教員[ローマ字表記]
原 弘行 [HARA Hiroyuki], 神野 有生 [KANNO Ariyo], 軸屋 雄太 [JIKUYA Yuta], 蓮池 里菜 [HASUIKE Rina], 吉田 奈津妃 [YOSHIDA Natsuki], 大中 臨 [ONAKA Nozomu], 太田 遥子 [OHTA Yoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
建設施工時に必須の基礎的地形データを得る技術である測量に関する技術を学ぶ.具体的には,距離測量,水準測量,角測量,トラバース測量,写真測量に関する実習を大学構内において行う.一般的な測量機器を使用し,所要の精度が得られるまで行う.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】 講義で習得した各測量の原理と方法,結果の整理の仕方を正しく理解し,要求精度を満たす正確な結果を算出することができる.
【思考・判断の観点】 実習で得られた結果に対して理論的かつ工学的に考察することができ,それを文章として表現することができる.
【態度の観点】 作業内容を事前に計画でき,実践することができる.
授業計画
【全体】
・実習は,参考書および補助教材をもとに,測量機器の操作手順や結果の整理法を理解しながら,実習単元ごとに進める.
・実習単元に応じて,課題(予習問題への回答,作業計画・実習結果の報告)を設定する.
・各回・各班の担当はガイダンスで周知する.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 実習全体の注意事項,実習単元の概要,課題の提出方法,成績評価法などを説明し,班分けを行う. ガイダンス資料をよく読んでおくこと(学修時間の目安:2時間).
第2回 据付け 測量機器の設置方法を習得する. 測量機器の設置方法を予習する(学修時間の目安:2時間).
第3回 角測量(1/2) 電子セオドライトを用いた水平角の観測方法と野帳の記入方法を習得する. 角測量について予習する(学修時間の目安:2時間).
第4回 角測量(2/2) 角測量の結果の整理方法と精度の評価方法を習得する. 角測量に関する課題に取り組む(学修時間の目安:2時間).
第5回 水準測量(1/2) オートレベルを用いた水準測量の観測方法と野帳の記入方法を習得する. 水準測量について予習する(学修時間の目安:2時間).
第6回 水準測量(2/2) 水準測量の結果の整理方法と精度の評価方法を習得する. 水準測量に関する課題に取り組む(学修時間の目安:2時間).
第7回 距離測量(1/2) トータルステーションなどを用いた距離の観測方法と野帳の記入方法を習得する.GNSS(QZSS(みちびき対応))測量. 距離測量について予習する(学修時間の目安:2時間).
第8回 距離測量(2/2) 距離測量の結果の整理方法と精度の評価方法を習得する.
GNSS(QZSS(みちびき対応))測量.
距離測量に関する課題に取り組む(学修時間の目安:2時間).
第9回 トラバース測量(1/4) トラバース網の計画方法を習得する. トラバース測量について予習する(学修時間の目安:2時間).
第10回 トラバース測量(2/4) トラバース網の距離,水平角,標高を観測する. 該当する講義日に実施したトラバースの測量結果について整理する(学修時間の目安:2時間).
第11回 トラバース測量(3/4) トラバース網の距離,水平角,標高を観測する. 該当する講義日に実施したトラバースの測量結果について整理する(学修時間の目安:2時間).
第12回 トラバース測量(4/4) トラバース各点の座標の計算方法,トラバース網の閉合比の精度計算方法を習得する. 距離測量に関する課題に取り組む(学修時間の目安:2時間).
第13回 写真測量(1/2) デジタルカメラ画像を用いた測量方法を習得する. 写真測量について予習する(学修時間の目安:2時間).
第14回 写真測量(2/2) デジタルカメラ画像を用いた測量方法を習得する. 写真測量に関する課題に取り組む(学修時間の目安:2時間).
第15回 総括 課題提出等 角測量,水準測量,距離測量,トラバース測量,写真測量について復習する(学修時間の目安:2時間).
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 100% D: --%
成績評価法
この科目の単位を取得するには以下の二つの条件を満足しなければならない.
1.すべての回の実習に出席すること.
2.すべての課題(予習問題への回答,作業計画・実習結果の報告)を期限内に提出すること.
この科目の成績評定はすべての提出課題の総合評価をもって行う. 宿題・授業外レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 測量実習指導書2007年版 ISBN 9784810605754
著者名 土木学会出版委員会 出版社 土木学会 出版年 2007
参考書 書名 測量学(第2版) ISBN 9784627406322
著者名 大木正喜 出版社 森北出版 出版年 2015
備考
実習指導にかかる資料および野帳はMoodle上で配布する.
メッセージ
学習・教育到達目標
---------------------------------------------------------------------------------------------
本科目は,本プログラムの学習・教育目標のうち,以下の目標に対応している.
­ (C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
­ C-2 課題を創意・創造・工夫により解決し,形にする能力
---------------------------------------------------------------------------------------------


連絡事項
・受講者は「学生教育研究災害傷害保険」に加入していること.
・実習は7〜8名程度の班単位で行う.
・服装は作業の能率性や安全性からみて軽快で汚れてもよいものを着用し,サンダルなど素足を露出する履物での実習参加は認めない.
・実習中の私語や携帯電話の使用は認めない.
・測量器具の取扱いには細心の注意を払い,故障・破損・紛失がないように心がけること.
・課題の提出期限に遅れたものは受け付けない.
・課題の提出方法はMoodleまたは紙媒体であり,課題ごとに指示する.
・返却後の課題については,当該年度中は必ず保存しておくこと.
・正当な理由(病気・事故・法事など)で欠席する場合には,必ず事前に本人が連絡すること.また,止むを得ない事情でないかぎり,他人による伝言や事後報告は認めない.
・正当な理由で実習を欠席した場合も課題の提出を求める.
・雨天の場合には上記の授業計画は変更される可能性がある.ただし,その場合も講義室において出欠確認,課題の提出・返却,室内実習を行う.
・実習でパソコンを使用する場合があるので,指示のあった場合には持参すること.
キーワード
距離測量,水準測量,角測量,トラバース測量,写真測量
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
測量学
履修条件
連絡先
吉田奈津妃(natsukiyoshida@yamaguchi-u.ac.jp),(0836)85-9319
オフィスアワー
実習内容や班ごとに担当が異なる場合があります.
在室時間は、担当者に問い合わせてください.
問い合わせ先は初回のガイダンスで説明いたします.

ページの先頭へ