タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火9~10 講義 3.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061230520 衛生工学I[Sanitary Engineering I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
山本 浩一[YAMAMOTO Koichi]
担当教員[ローマ字表記]
山本 浩一 [YAMAMOTO Koichi], 今井 剛 [IMAI Tsuyoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
上水道・下水道などの水質浄化方法の概要を講述し、処理施設の設計、維持管理に関する基礎知識を習得させる。国土交通省の研究機関で勤務経験のある実務家教員が担当する.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)浄水場、下水処理場、汚泥処理施設、その他の汚水処理施設に関わる用語や原理を説明できる。
(2)簡単な上水道施設の設計ができる。
(3)簡単な下水道施設の設計ができる。
【思考・判断の観点】 与えられた条件に対して適切に設計を行うことができる。
【関心・意欲の観点】
(1)授業内容について積極的に質問する。
(2)授業中の教官からの問いかけに対して積極的に回答する。
【態度の観点】
(1)授業内容についてノートをとる。
(2)授業中の演習に積極的に取り組む。
(3)毎回の小テストに対して準備する。
(4)他の学生の授業参加を妨げない。(私語をしない。)

授業計画
【全体】
講義は主にプロジェクタを用いて行う。資料は当日配布する。
山本担当授業(上水施設)では、毎回授業中に10分程度の小テストを実施する。
今井担当授業(下水施設)では、毎回授業中に10分程度の小テストを実施する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 水処理概観(山本) 浄水処理の概略について講述する。
教科書 Ⅱ₋4 用水の処理 4.1-4.3
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第2回 水資源計画・水道水質基準・水源水質特性(山本) 水資源・水質について講述し、水源水質について演習を行う。

教科書 Ⅱ₋1,用水の供給,Ⅱ-2 水道の計画 
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第3回 凝集沈殿(山本) 浄水処理のうち,凝集理論と沈殿池について講述する.沈降速度分布から沈殿池を設計する.

教科書 Ⅱ₋4.4 凝集と沈殿
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第4回 急速ろ過池・緩速濾過池(山本) 急速ろ過池・緩速ろ過の理論を講述し,ろ過池の設計を行う

教科書 Ⅱ₋4.5 ろ過
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第5回 膜ろ過・活性炭吸着(山本) 膜ろ過施設について講述する.膜ろ過施設・活性炭吸着施設の設計を行う.

教科書 Ⅱ₋4.7 活性炭吸着 4.10 膜分離法
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第6回 塩素消毒・鉄、マンガン除去(山本) 塩素消毒・鉄、マンガン除去について講述する。塩素濃度の予測計算を行う.

教科書 Ⅱ₋4.8酸化,4.9イオン交換法 4.10 膜分離法,
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第7回 上水道の今日的課題(山本) 上水道の今日的課題と開発途上国の上水道について講述する。

独自資料に基づいて講義を行う。
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第8回 中間試験(山本) 浄水処理の内容に関する試験を行う(山本) 前半の内容を復習しておく。
第9回 下水処理の原理(今井) 下水処理の原理について講述する。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第10回 活性汚泥法(今井) 活性汚泥法について講述し、演習を行う 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題について復習しておく。
第11回 活性汚泥変法(今井) 活性汚泥変法について講述し、演習を行う 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題について復習しておく。
第12回 高度処理施設(今井) 高度処理施設について講述し、演習を行う。 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題について復習しておく。
第13回 汚泥処理施設(今井) 汚泥処理施設について講述し、演習を行う 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題について復習しておく。
第14回 終末処理場の設計・いろいろな汚水処理施設(今井) 終末処理施設といろいろな汚水処理施設について講述し、演習を行う 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題について復習しておく。
第15回 下水処理のまとめ 下水処理の講義内容を総括する. 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)事前に資料をMoodleからダウンロードし、内容を確認しておく。
第16回 期末試験 下水処理の内容に関する試験を行う 事前にこれまでの授業内容を確認しておく
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: 20% D: 5%
成績評価法
小テスト、授業外のレポート、学期末の筆記テストで評価します。
小テスト 15%、授業外レポート 15%、学期末の筆記テスト 70%
今井担当50%、山本担当50%の合計で総合成績とする。

出席は欠格条件です。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 衛生工学(わかり易い土木講座) ISBN 9784395410651
著者名 合田健ほか 出版社 彰国社 出版年 1997
備考
参考資料 水道設計指針 2012 厚生労働省
参考書にかかわる情報
参考書 書名 入門上水道(3訂版) ISBN 9784769204275
著者名 中村玄正 出版社 工学図書 出版年 2001
参考書 書名 衛生工学演習―上水道と下水道 ISBN 9784627493803
著者名 海老江 邦雄, 芦立 徳厚 出版社 森北出版 出版年 1992
備考
メッセージ
この科目は以下の学習・教育目標に対応します。
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-1 実務を理解し,内包する問題点や解決すべき課題を発見する能力
キーワード
上水道、水道施設、下水道、し尿処理、汚泥処理、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
環境保全工学、衛生工学Ⅱ、建設環境工学
履修条件
連絡先
imai@yamaguchi-u.ac.jp 今井  教員室:総合研究棟4階413号室
k_yama@yamaguchi-u.ac.jp 山本  教員室:総合研究棟5階515号室
オフィスアワー
随時OKですが、不在がちなので、できればメールなどで事前に予約してください。

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