開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金7~8
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061230570
鋼構造工学I[Steel Structural Engineering I]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
渡邊 学歩[WATANABE Gakuho]
ー
担当教員[ローマ字表記]
渡邊 学歩 [WATANABE Gakuho]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
実務経験(社会基盤施設の設計業務に従事)のある経験のある教員が,鋼構造物の材料・機械的性および構造力学的特徴の他,鋼構造を用いた構造物の設計について講義を行う.
鋼構造工学 I では鋼構造物の設計の基礎となる事項について理解することを目的とする。
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)鋼道路橋に作用する荷重について説明することができる.
(2)鋼材の機械的性質について説明することができる.
(3)部分係数設計法に基づく鋼橋の設計法について説明することができる.
(4)引張,圧縮,曲げ,せん断,ねじりなどの作用に対する破壊型式とそれに基づく設計方法について説明することができる.
授業計画
【全体】
講義は教科書に沿って行うが、最新のトピックや基準などを説明する際には、別にプリントを配布する。なお、講義ではパワーポイントを使用し、スライドは毎回プリントとして配布する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
橋梁構造について
橋梁の分類・橋梁を構成する部材
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第2回
鋼構造物の設計法
橋梁の設計の基礎知識
作用,荷重,限界値,応答値,安全係数
設計法と照査
荷重係数,抵抗係数
許容応力度法と限界状態設計法
プレートガーダー橋(各部の名称)
I桁橋の設計手順
荷重分配横桁
合成桁・非合成桁
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第3回
鋼材とその機械的性質
鋼材の破壊
鋼材の応力-ひずみ関係
じん性
鋼材の規格
設計材料強度
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第4回
材料力学の基礎
応力成分(コーシー応力)
主応力
応力不変量
降伏条件
Mises応力
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第5回
圧縮を受ける棒部材の力学:座屈(座学)
棒の座屈の基礎理論
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第6回
圧縮を受ける棒部材の力学:座屈(演習)
座屈荷重と設計
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第7回
中間試験
演習
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第8回
板の座屈
板の座屈の基礎理論
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第9回
曲げを受ける部材の力学(1)
曲げ部材の基礎理論
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第10回
曲げを受ける部材の力学(2)
曲げ部材の設計演習
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第11回
橋梁設計(1)
橋梁設計の基礎(座学)
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第12回
橋梁設計(2)
ソフトウェアを活用した橋梁設計(演習・構造概要の設定)
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第13回
橋梁設計(3)
ソフトウェアを活用した橋梁設計(演習・設計照査)
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第14回
インフラの設計と建設DX
インフラの設計と建設DX
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第15回
橋梁構造物の設計とメンテナンスの未来
橋梁構造物の設計および維持管理の未来について外部講師の講演を聴講する
講義内容を復習し,講義時に示されたレポート課題について,期日までに指定された場所に提出すること.また,次回の講義内容について予習すること(目安4時間)
第16回
期末試験
期末試験の実施
試験項目を復習しておくこと.(目安1.5時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
鋼構造学
ISBN
9784339056143
著者名
舘石和雄著
出版社
コロナ社
出版年
2011
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
●本科目は,本プログラムの学習・教育目標のうち以下の目標に対応している.
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-1 実務を理解し、内包する問題点や解決すべき課題を発見する能力
本科目は,以下の本学科のディプロマポリシーに対応します.
DP5.課題解決力
DP8.計画力
キーワード
実務家教員,鋼構造・鋼橋・鋼材
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
構造力学 I・構造力学演習 I,構造力学II・構造力学演習II,鋼構造工学II
履修条件
構造力学に関する知識を必要とする。
連絡先
gakuho.w@yamaguchi-u.ac.jp 研究室:機械社建棟6階 614号室
連絡先 0836-85-9302
オフィスアワー
金曜日 16:00~
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