開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
演習
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061240370
土木構造物設計演習[Structural Design in Civil Engineering]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
麻生 稔彦[ASOH Toshihiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
麻生 稔彦 [ASOH Toshihiko], 山本 浩一 [YAMAMOTO Koichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
衛生施設(上水道)および橋梁(鋼橋)の設計概念と設計手順を説明する。 本講義においては上水道設計・橋梁設計の実務に携わっている技術者を講師として招き、設計手法に関する講義を行う。
鋼橋の設計については,コンサルタント技術者により実務に則した講義および演習をおこなう.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)上水道:導水施設の設計を理解する。
(2)鋼橋:設計の手順を説明できる。
【関心・意欲の観点】
(1)上水道:上水道に関心を持つ。
(2)鋼橋:橋の設計がどのようになされるか,解析と設計との関係に興味を持つ。
【技能・表現の観点】
(1)上水道:水道設計指針にそって上水道の施設を設計することができる。
(2)鋼橋:土木製図基準にそった図面を作成することができる。
授業計画
【全体】
上水道設備および鋼橋を対象として,基礎科目として学習した衛生工学Ⅰ,Ⅱ,構造力学Ⅰ,Ⅱ,建設材料学,鋼構造工学Ⅰ,Ⅱを統合し,合目的な構造物の設計演習を行う。
第1回~第8回の担当:山本 浩一
第9回~第15回の担当:麻生 稔彦(コンサルタント現役技術者による講義・演習)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
導水施設の設計の解説と設計実務の実際
課題について説明するとともに,上水道の設計の実務の実際について,実務に詳しい方の講演を聴く.
衛生工学Ⅱの資料を見直しておく(受講していないものは授業担当(山本)に問い合わせられたい)
(目安4時間)
第2回
導水施設の設計の解説
貯水池から浄水場までの導水管路を設計する.
配管の空間配置を検討する.
水理計算を行う方法を解説する
国土地理院地図を利用して,管路の敷設平面図を作成する.管路の水理計算を行う
(目安4時間)
第3回
導水施設の設計の解説
管路を計画するにあたり地価の計算を行う
地価マップを参考として地価を求める
(目安4時間)
第4回
導水施設の設計の解説
敷設費用を計算する
敷設費用を計算する.
(目安4時間)
第5回
導水施設の設計に関する報告書作成指導
報告書とりまとめ方針について講義する
報告書を作成する
(目安4時間)
第6回
報告書作成指導
報告書について質問に答える
報告書を作成する・プレゼンテーションを作成する.
(目安4時間)
第7回
プレゼンテーションを行う
設計のプレゼンテーションを行う
プレゼンテーションを評価する・報告書を提出する
(目安4時間)
第8回
報告書の総評を行う
担当講師・非常勤講師による報告書の総評を行う.
不備のある報告書については修正して提出する.
第9回
鋼橋:プレートガーダー橋の概要、プレートガーダー橋の設計法概説
プレートガーダー橋の概説
設計条件
設計資料を整理する
(目安4時間)
第10回
鋼橋:プレートガーダー橋の設計法(1)床版
橋梁に作用する荷重,RC床版断面の決定
設計総括表の作成
(目安4時間)
第11回
鋼橋:プレートガーダー橋の設計法(2)床版
RC床版の応力照査,配筋
設計総括表の作成
(目安4時間)
第12回
鋼橋:プレートガーダー橋の設計法(3)荷重強度,主桁に作用する断面力
荷重強度,主桁に作用する断面力
設計総括表の作成
(目安4時間)
第13回
鋼橋:プレートガーダー橋の設計法(4)主桁断面の算定,補剛材の設計
主桁断面の算定,補剛材の設計
設計総括表の作成
(目安4時間)
第14回
鋼橋:プレートガーダー橋の設計法(5)連結の設計
連結の設計
設計総括表の作成
(目安4時間)
第15回
鋼橋:プレートガーダー橋の製図
製図法
図面,成果物
設計図の作成
(目安4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
前半部分のレポート(50%)および後半部分のレポート(50%)で評価する
教科書にかかわる情報
備考
教科書備考:資料を配付する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
土木製図基準
ISBN
4810602397
著者名
土木学会土木製図委員会編
出版社
土木学会
出版年
1967
参考書
書名
道路橋示方書・同解説
ISBN
4889502653
著者名
日本道路協会編
出版社
日本道路協会
出版年
2012
参考書
書名
新編橋梁工学
ISBN
4320074092
著者名
中井博, 北田俊行著
出版社
共立出版
出版年
2003
備考
水道施設設計指針2012(厚生労働省):
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000103926.pdf
メッセージ
欠席した場合は速やかにその理由を教官に伝えること。
この科目は、プログラムの以下の学習・教育目標に対応している。
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-2 課題を創意・創造・工夫により解決し,形にする能力
キーワード
上水道 コンクリート橋 土木構造物 設計 実務家教員(鋼橋)
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
ものづくり創成実習II,衛生工学IおよびII,複合構造工学IおよびII
履修条件
連絡先
山本:k_yama@yamaguchi-u.ac.jp
麻生:aso@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
在室時はいつでも.ただし,事前にメールにて連絡すること.
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