開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火1~2
講義
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061240690
建設環境工学[Environmental Engineering for Construction]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山本 浩一[YAMAMOTO Koichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山本 浩一 [YAMAMOTO Koichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義では河川や陸域における自然再生手法と影響評価手法について講述する。本講義を通じて環境保全工学で培った環境工学の基礎を土台として建設環境への理解を深め,技術士(建設環境)の分野に関する知識を習得し,またビオトープ管理士の取得も可能なものとする.国土交通省の研究機関での勤務経験がある実務家教員が担当する.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)水域や陸域における自然再生手法について説明できる。
(2)水域や陸域における環境影響評価手法について説明できる。
(3)ビオトープ管理士のの取得が可能な知識を身につける。
【関心・意欲の観点】授業に継続的かつ積極的に参加できる。自分で積極的に課題に取り組む。
授業計画
【全体】
水域・陸域の自然再生手法について講義・演習を行った後、与えられた課題を受講生自ら調査、解析させる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ビオトープの基礎と役割
ビオトープの基礎について概説する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第2回
生態系の基礎知識
生態系の構成要素と保全上の観点を後述する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第3回
河川生態系の特性:生息場所と生物の多様性
河川生態系の構成要素と保全上の観点を講述する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第4回
水域ビオトープの計画と管理
多自然川づくりの歴史と具体的な手法を講述する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第5回
陸域ビオトープの計画と管理
湿地生態系の構成要素と保全上の観点を講述する.また湿地における自然再生事業・修復について講述する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第6回
河口域生態系と自然再生
河口域生態系の構成要素と保全上の観点を講述する.
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第7回
ビオトープの施工技術と維持管理
ビオトープの設計や管理方法について口述する
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第8回
環境影響評価に関する法規と政
ミチゲーションと生態環境評価手法の考え方を講述する。
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。学習時間4時間以上
第9回
HEP演習
HEPの考え方を講述し、演習問題を行う
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題を自分で解く。学習時間4時間以上
第10回
IFIMとPHABSIM
IFIMとPHABSIMの考え方を講述し、演習問題を行う
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題を自分で解く。学習時間4時間以上
第11回
iRIC/DHABSIMによる物理生息場シミュレーション
iRIC/River2Dの使用法を講述し、演習する。
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認した上でソフトウェアをインストールしておく。演習問題を自分で解く。学習時間4時間以上
第12回
iRIC/DHABSIMによる物理生息場シミュレーション
iRIC/EvaTRiPの使用法を講述し、演習する。
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認した上でソフトウェアをインストールしておく。演習問題を自分で解く。
第13回
iRIC/DHABSIMによる物理生息場シミュレーション
iRIC/River2DとEvaTRiPを使用して演習課題に取り組む。
演習の途中経過をとりまとめ、疑問点を明確にしておく。
第14回
グリーンインフラ・脱炭素
グリーンインフラの基礎と脱炭素(カーボンニュートラル)について学ぶ
事前にMoodleの資料をダウンロードし、内容を確認しておく。演習問題を自分で解く。学習時間4時間以上
第15回
最終課題発表・解説
物理生息場シミュレーションについて各自の成果を発表する
事前に授業内容について振り返っておく。学習時間4時間以上
第16回
期末試験
期末試験を実施する
対象外
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 30% D: 10%
成績評価法
授業内のレポート、学期末の筆記テストで評価します。
レポート 30%、学期末の筆記テスト 70%
教科書にかかわる情報
備考
Webとプリントにより資料提供します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
自然再生,生態系,多自然川づくり、HEP、PHABSIM、River2D,ビオトープ,実務家教員
この科目は以下の学習・教育目標に対応します。
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-1 実務を理解し,内包する問題点や解決すべき課題を発見する能力
本科目は本課程の下記のディプロマポリシーに対応する.
DP4.土木・環境分野に関する知識・理解と応用力
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
環境保全工学、衛生工学1、衛生工学2
履修条件
連絡先
山本:k_yama@yamaguchi-u.ac.jp 電話:0836-85-9320
オフィスアワー
随時OKですが、不在がちなので、事前にメールなどでアポイントメントをとってください。
ページの先頭へ