タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061240790 防災工学[Disaster Prevention Engineering] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鈴木 素之[SUZUKI Motoyuki]
担当教員[ローマ字表記]
鈴木 素之 [SUZUKI Motoyuki], 吉本 憲正 [YOSHIMOTO Norimasa]
特定科目区分   対象学生   対象年次 4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
建設分野における防災に必要な基礎知識を身につけることを目的とする.そのために,地震の発生機構や地震動の特性を理解するとともに,地盤及び構造物の耐震設計に必要となる知識を修得させる.斜面災害の概要および発生機構を理解し,地域防災に関する知識を修得させる.なお,建設コンサルタント会社で勤務経験のある教員が,耐震設計に関する基本的な考え方について講義する.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)地震の発生メカニズムと地震動の特性および地震観測について説明できる.
(2)不規則外力を受ける1自由度系の応答計算ができる.
(3)土の動的性質や液状化が説明でき,地盤の耐震設計に関する考え方や適切な対策を説明できる.
(4)斜面災害の発生機構が説明できる.
(5)斜面災害の防止方法が説明できる.
(6)地域防災について説明できる.
授業計画
【全体】
必要に応じて資料を配布します.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 地震概論 地震およびその原因
地震動
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 震害,設計震度 震害の種類と原因
震度・震度法・震度法による設計の考え方
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 耐震設計の基本事項 震度法,設計震度
地震時土圧
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 振動方程式,地震応答解析

1自由度系の振動方程式
1自由度系の振動の数値的解法

資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 液状化の検討 液状化のメカニズム
土の動的試験方法
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 液状化の評価 液状化判定
土の動的試験方法
液状化対策
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 液状化対策 液状化のメカニズム
液状化対策の原理と工法
資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 中間評価 中間試験 資料を配布するので,予習復習を行うこと.
適宜,指示されたレポート課題に取り組むこと.
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 斜面災害 斜面災害とは
素因と誘因
防災の基本的考え方
講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 降雨による斜面の災害 最近の豪雨災害
住宅・交通網・自然斜面の被害
洪水・浸水被害
前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 降雨時の斜面の崩壊メカニズムと安定性評価 降雨による斜面崩壊メカニズム
安定計算法
前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 地震による斜面の災害 最近の地震災害
住宅・交通網とライフラインの被害
自然斜面の被害
降雨と地震の複合災害
前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 地震による斜面の崩壊メカニズムと安定性評価(その1) 地震による斜面崩壊メカニズム 前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 地震による斜面の崩壊メカニズムと安定性評価(その2) 安定計算法 前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 斜面災害の防止方法 土砂災害発生の予知予測
施設・構造物による対策
施設・構造物によらない対策
前回の講義内容を復習し、講義資料を事前にダウンロードし、予習をしてくること。指示された課題があれば、それに取り組むこと。(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 総括と期末試験 期末試験を行う。 これまでの講義内容を復習し、演習課題を解き直すこと。(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
(1)レポート課題(15%)+中間試験(35%)と期末試験(50%)で評価する.
(2)講義には毎回出席し試験を全て受けること.ただし,病気等やむを得ない理由で欠席する場合には必ず授業前に担当教員に電子メールで連絡すること.
教科書にかかわる情報
備考
「入門建設振動学」は3年次の土木振動学で使用した教科書です.
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
この科目は以下の学習・教育到達目標に対応します.
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
  C-1 実務を理解し,内包する問題点や解決すべき課題を発見する能力
キーワード
防災、地震、地盤、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
土質力学I,II, 土木振動学
履修条件
連絡先
前半の授業:吉本憲正
電話 0836-85-9344
E-mail nyoshi@yamaguchi-u.ac.jp

後半の授業:鈴木素之
電話 0836-85-9303
E-mail msuzuki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問等はいつでもOKですが、不在のときがあります。なお、講義日の昼休み(11:50~12:50)は在室している可能性が高いです。
確実に面会したいときは電子メールでアポイントをとってください。

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