開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061320080
有機化学I[Organic Chemistry I]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
川本 拓治[KAWAMOTO Takuji]
ー
担当教員[ローマ字表記]
川本 拓治 [KAWAMOTO Takuji]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
有機化学を系統的に学習するために、この授業では,ヒドロキシ官能基:アルコール,アルコールの反応とエーテルの化学,アルケンの反応,アルキン,非局在化したπ電子系,ベンゼンと芳香族性,ベンゼン誘導体への求電子攻撃に関して学ぶ。
授業の到達目標
有機反応についてそれらの性質を理解する。
求電子剤と求核剤の区別ができるようになる。
反応機構を記載し,反応を理解することができる。
複雑な化合物において,それぞれの官能基による反応性の差異を理解し,適切な反応機構を書くことができる。
授業計画
【全体】
有機化学を系統的に学習するために、この授業では,ヒドロキシ官能基:アルコール,アルコールの反応とエーテルの化学,アルケンの反応,アルキン,非局在化したπ電子系,ベンゼンと芳香族性,ベンゼン誘導体への求電子攻撃に関して学ぶ。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
8章
ヒドロキシ官能基
アルコール(1)
アルコールの命名
アルコールのカルボニル化合物の酸化―還元
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第2回
8章
ヒドロキシ官能基
アルコール(2)
アルコールの合成と有機金属反応剤
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第3回
9章
アルコールの反応とエーテルの化学(1)
アルコキシドの反応
アルコールと強酸の反応
カルボカチオン転位
アルコールからのエステルとハロアルカンの合成
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第4回
9章
アルコールの反応とエーテルの化学(2)
エーテル合成
エーテルの反応
オキサシクロプロパン化反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第5回
12章
アルケンの反応(1)
アルケンの付加反応
水素化反応
水和反応
求電子付加反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第6回
12章
アルケンの反応(2)
オキシ水銀化―脱水銀化
ヒドロホウ素化反応
シクロプロパンの合成
エポキシドの合成
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第7回
12章と13章
アルケンの反応(3)
アルキン(1)
ジヒドロキシ化反応
オゾン分解
ラジカル付加反応
二量化,重合
アルキンの命名
アルキニルアニオン
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第8回
13章
アルキン(2)
還元
逆Markovnikov付加反応
ハロゲン化アルケニル
遷移金属触媒反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第9回
中間演習
第1回から第8回までのすべての内容
すべての内容を復習してください。
第10回
14章
非局在化したπ電子系(1)
アリルラジカル・アニオン・カチオン
アリル位の置換反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第11回
14章
非局在化したπ電子系(2)
共役ジエンの反応
電子環状反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第12回
15章
ベンゼンと芳香族性(1)
ベンゼン
共鳴エネルギー
π分子起動
多環芳香族炭化水素
Huckel則
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第13回
15章
ベンゼンと芳香族性(2)
求電子置換反応(1)
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第14回
16章
ベンゼン誘導体への求電子攻撃(1)
求電子置換反応(2)
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第15回
16章
ベンゼン誘導体への求電子攻撃(2)
求電子置換反応(3)
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
moodleで小テストを実施予定。
第16回
総合演習
すべての内容
すべての内容を復習してください。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
小テスト,学期末の筆記テストで評価します。
小テスト5%,学期末の筆記テスト95%
出席が70%未満の場合は欠格となります。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
ボルハルト・ショアー現代有機化学
ISBN
9784759820294
著者名
K.P.C. Vollhardt, N.E. Schore [著] ; 大嶌幸一郎 [ほか] 訳
出版社
化学同人
出版年
2019
教科書
書名
ボルハルト・ショアー現代有機化学
ISBN
9784759820300
著者名
K.P.C. Vollhardt, N.E. Schore [著] ; 大嶌幸一郎 [ほか] 訳
出版社
化学同人
出版年
2020
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
化学の中で重要な位置を占める「物質生産」の重要な一角を担っているのが有機化学です。化学の専門家としては必須の学問分野ですのでしっかり勉強してください。
有機化学を理解する上で,求核剤と求電子剤の区別が不可欠です。これを理解するためには,周期表が非常に大事です。
キーワード
アルコール,アルケン,アルキン,ベンゼン,求電子置換反応
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
化学Ⅱ(共通教育科目)有機化学Ⅱ(工学部応用化学科専門科目)
Chemistry II (common basic course for freshmen), Organic Chemistry II (second year)
履修条件
連絡先
tak102★yamaguchi-u.ac.jp
(★は@に置き換えてください。)
総合研究棟711
オフィスアワー
基本的に試験終了までの学期期間中の授業日(祝日や振替休日を除く午前9時から午後5時まで、但し出張や山口での授業などの不在時を除く)にはいつでも受けます。ただし事前にメールにてアポイントをお願いします。
質問などのある場合は、大学からのアドレスから送信してください。
個人のプライベートアドレスからのメールは迷惑メールに分類されます。
また,メールの最低限のルールを理解した上で送信してください。
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