開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金5~10
実験・実習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061320870
応用化学実験Ⅰ[Applied Chemistry Laboratory Ⅰ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
麻川 明俊[ASAKAWA Harutoshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
麻川 明俊 [ASAKAWA Harutoshi], 中塚 晃彦 [NAKATSUKA Akihiko], 藤森 宏高 [FUJIMORI Hirotaka], 吉田 航 [YOSHIDA Wataru]
特定科目区分
対象学生
応化
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
実験安全法について学ぶとともに、無機・分析化学実験を主に行い、基本的な実験操作や理論を修得する。
授業の到達目標
実験に意欲を持って、自発的に取り組むことができる。
応用化学を学ぶ上で基本的な項目を理解し、基礎的な実験技法を習得できている。実験に用いた測容器などの器具、化学天秤、pHメータ、分光光度計などの機器を正しく、安全に使用できる。
実験方法あるいは実験結果の解析において創意工夫をすることができ、実験結果を論理的に解析・考察できる。
科学作文ができる。
授業計画
【全体】
化学実験を安全に行うための諸事項を講義・実習した後、数人のグループに分かれ、基礎的な10種の実験・実習を週替わりで実習する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション・実験の安全入門(安全教育I)
実習の方法に関する説明と、化学実験を安全に行うための諸事項について講述する
特になし
第2回
レポートの書き方・数値の取扱い
レポートの書き方・誤差論・有効数字・データ処理・最小二乗法などの講義・演習
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
測容器の使用方法と溶液の希釈
実験器具の取扱い、試料溶解法、測容器の使用方法、溶液の希釈方法を実習
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
酸・塩基滴定と中和反応
塩酸-水酸化ナトリウムの中和滴定による塩酸濃度の標定
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
金属イオンの定量
水道水のキレート滴定
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
溶解度積と沈殿平衡
塩化物イオンの定量
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
粉末X線回折法 その1
結晶学の基礎知識
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
粉末X線回折法 その2
実験・データ解析の実際
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
特別課題
当日課題の実施
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
吸光光度分析
1,10-phenanthrolineを用いたFe(II)の定量
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
特別課題
当日課題の実施
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
Gibbsの相律と状態図
物質の凝固点付近の冷却曲線を観測することにより、状態図と相律を理解する。更に、熱電対の原理と使用法に関しても理解する。
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
特別課題
当日課題の実施
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
熱伝導率測定
熱伝導率の測定とアルキメデス法による空隙率(気孔率)の測定を行い、それらの関係を考える。
予習・復習・レポート課題の作成(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
まとめ
これまでの総括
特になし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: --% C: 90% D: --%
成績評価法
レポート 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
応用化学実験I
ISBN
著者名
出版社
出版年
2021
教科書
書名
第8版 実験を安全に行うために
ISBN
9784759818338
著者名
化学同人編集部編
出版社
化学同人
出版年
2018
教科書
書名
第4版 実験を安全に行うためにー基本操作・基本測定 編ー
ISBN
9784759818345
著者名
化学同人編集部編
出版社
化学同人
出版年
2017
備考
実験テキストおよび教科書は、生協などで各自購入すること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
実験データを正しく扱うために
ISBN
9784759811353
著者名
出版社
化学同人
出版年
2007
備考
メッセージ
理科系の学生にとって、実験・実習は最も重要な科目です。あらかじめ実験内容を予習し、積極的に取り組むこと。十分な予習を行っておけば、余裕をもって実験に取り組むことができ、実験結果の解析やレポートの作成が容易になるはずです。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
応用化学実験II,III,IV
分析化学
無機化学I,II
機器分析I, II
履修条件
連絡先
実験やレポートについての問い合わせは、それぞれの実験の担当教員に相談すること。
本館333
Tel:0836-85-9631
E-mail:hasakawa@yamaguchi-u.ac.jp
マネージャー:麻川
オフィスアワー
随時
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