開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木1~2
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061330380
有機合成化学[Organic Synthesis]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
西形 孝司[NISHIKATA Takashi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
西形 孝司 [NISHIKATA Takashi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
有機合成で重要な炭素-炭素結合構築方法について、様々な反応を紹介する。特にこの講義では、有機化学IやIIで詳しく触れられなかった触媒による最新の有機合成化学を学習していく。
授業の到達目標
・合成に必要な知識の習得。
・触媒反応の理解。合成を行う上で適切な反応を選択できる。
・反応の原理が理解できる。合成反応がどのように開発され、社会にどれだけの
インパクトを与えたのかに関心を持ち、これからの
有機化学界を担うものとしての教養を身に着ける。
・多くの合成反応への関心を積極的に持ってもらう。合成知識を的確に使いこなせるようにする。
・演習問題を通して有機合成の全体的な能力の向上を目指す
・期日までに課題(レポート)を作成し提出できる。
授業計画
【全体】
講義の前半は、これまでの有機化学の総復習と共に官能基ごとにどのような反応を
行うことができるのかを概観する。そして、合成戦略の基本的な立て方を実例を交えて
説明していく。
中盤以降は、現在の最新の合成法、特に触媒による炭素-炭素結合形成法をノーベル賞を
獲得した反応を説明しながら紹介する。
毎回の演習などで、学生の理解度をサポートしながら反応の組み立て方るにはどのような
戦略を立てたらよいのかを身に着けてもらう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
合成とは?
講義の全体説明と有機合成に関するイントロダクション
復習が必須
第2回
反応の種類I
有機合成で使う反応の原理を紹介
復習が必須
第3回
反応の種類II
各種官能基変換反応の紹介
復習が必須
第4回
合成戦略
合成経路の設計
復習が必須
第5回
有機金属化学の基礎I
グリニヤ試薬を中心としたカルボアニオンの化学
復習が必須
第6回
有機金属化学の基礎II
金属錯体の考え方と有機合成
復習が必須
第7回
有機合成における触媒の役割
触媒を使った有機合成の紹介
復習が必須
第8回
中間演習
これまでの内容の総復習を試験形式で行う。
復習が必須
第9回
オレフィンの変換反応
オレフィンの変換反応紹介
復習が必須
第10回
酸化と還元反応
有機合成における酸化と還元の原理
復習が必須
第11回
炭素-炭素結合構築法I
ノーベル賞受賞反応であるカップリングを紹介
復習が必須
第12回
炭素-炭素結合構築法II
カップリングの有機合成における実用例を紹介
復習が必須
第13回
炭素-炭素結合構築法III
有用物質合成を各種紹介
復習が必須
第14回
合成における立体選択性
立体選択性の基礎
復習が必須
第15回
最新の合成法
炭素組み換え反応による有機合成
復習が必須
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
出席、授業内のレポート、筆記テストで評価します。
教科書にかかわる情報
備考
プリント配布
参考書にかかわる情報
備考
檜山為次郎、有機合成化学、2012、東京化学同人 (ISBN9780408079-0760-1)
村井眞二訳、ヘゲダス遷移金属による有機合成、東京化学同人
メッセージ
金属触媒と有機合成が密接にかかわっていることを学んでください。
キーワード
有機合成、有機金属
持続可能な開発目標(SDGs)
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
山口大学工学部応用化学科
本館4F 432号室
TEL:0836-85-9261
オフィスアワー
在室時随時
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