開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月7~8
講義
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061420170
基礎電子回路[Introduction to Electronic Circuits]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
村田 英一[MURATA Hidekazu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
村田 英一 [MURATA Hidekazu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
近年,エレクトロニクスの発達は著しく,テレビやパソコンのような身の回りの物から車や航空機などの搭載物まであらゆるところでその機能が利用されている.その中で電子回路は中枢をなすもので電気を学ぶ学生諸君にとっては必須である.電子回路を修得するには長い勉強と色々な経験が必要と思われるが,本講義はその第一歩となるものである.電子回路の特性を解析する,設計することを意識した講義を行う.
授業の到達目標
(1)簡単なダイオード回路を折れ線近似による等価回路に置き換えて動作を計算できる.
(2)トランジスタ増幅回路において入力信号に対する各点の電圧・電流の様子を説明することができる.
(3)エミッタ接地トランジスタ増幅回路の特徴を説明することができ,バイアスを理解している.またそれぞれの小信号等価回路を書くことができる.
(4)FET増幅器の小信号等価回路を書くことができる.
(5)ダイオード,トランジスター,FETの簡単な動作原理,構造を説明することができる.
授業計画
【全体】
授業はダイオード,トランジスタFETについて構造,動作原理を説明,回路計算の方法を示し演習を行うことの繰り返しで進んでいく.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクションダイオード1
ダイオードの構造
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
ダイオード2
電圧・電流特性、ダイオード回路
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
ダイオード3
等価順方向抵抗,等価回路,回路の特性計算
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
トランジスタの基本特性とバイアス回路1
構造,電圧・電流特性,パラメータβ
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
トランジスタの基本特性とバイアス回路2
エミッタ接地増幅回路の動作,直流負荷直線
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
トランジスタの基本特性とバイアス回路3
交流負荷直線,最大交流振幅のバイアス条件,バイアス抵抗の計算方法
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
トランジスタの基本特性とバイアス回路4
バイアスの安定化
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
トランジスタ増幅回路の動作解析1
hパラメータ
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
トランジスタ増幅回路の動作解析2
エミッタ接地増幅器の等価回路とその解析
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
トランジスタ増幅回路の動作解析3
ベース接地増幅器の等価回路とその解析
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
トランジスタ増幅回路の動作解析4
コレクタ接地増幅器・内部帰還増幅器の等価回路とその解析
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
電界効果トランジスタ1
接合型FETの構造,接合型FETのバイアス条件
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
電界効果トランジスタ2
MOSFETの構造,MOSFETのバイアス条件
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
電界効果トランジスタ3
ソース接地増幅回路,ソースフォロワ
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
まとめ
これまでの講義をまとめる
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回
期末試験
期末試験を行う
復習(学修時間の目安:10時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 30% D: --%
成績評価法
小テスト 20%、学期末の筆記テスト 80%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
学びやすいアナログ電子回路
ISBN
9784627712027
著者名
二宮保, 小浜輝彦共著
出版社
森北出版
出版年
2021
備考
2024年度から新しい教科書を使っています.
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
時間がかかるようでも電気回路で習った回路計算法に立ち返りながら一つ一つ理解していくこと.毎回出される演習をなるべく独力で解くか,友達の解答を参考にする場合でも内容を理解しておくこと.解き方を意味も考えず丸暗記していると,すぐに破綻します.
キーワード
ダイオード,トランジスタ
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
電気回路I,電気回路II,アナログ回路
履修条件
連絡先
E-mail: muratahidekazu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
授業中、または上記連絡先に問い合わせてください。随時対応します。
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