タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木5~10 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061430240 電気電子工学応用実験I[Advanced Electrical and Electronic Engineering Laboratory I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
足立 亮介
担当教員[ローマ字表記]
足立 亮介, FENG SHUANGYUAN, Du Xin [Du Xin]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
電気電子工学におけるより高度な知識と実験技術を習得する。レポート作成と指導を通して実験結果に対する適切な表現能力および考察能力を身につける。
授業の到達目標
実験原理や装置使用法を理解したうえで、実験が実施できる。
実験趣旨を正しく理解し、実験結果に対する分析・考察を適切に行うことができる。
自らの関心に従い、自主的に調査・質問を行えるようになる。
実験時の共同作業を通して、自主性と協調性を身につける。与えられた時間内に効率良く実験が行えるように計画的な作業能力を身に付ける。
実験装置を正しく安全に使用できる。形式に則してレポートを作成できる。自らの考えをまとめて相手にきちんと伝えることができる。
チームワークの方法と技術について、創意工夫を行う。
授業計画
【全体】
所定の実験テーマについて実験を行う。実験終了後,レポートを作成し,指定された期日迄に提出する。
後日,レポート指導時に提出内容について審査および面談を受ける。代表的なスケジュールを別表に示している。ただし,第2週以降の項目は実施順序は受講生毎に異なる。受講生毎のスケジュールは第1週オリエンテーション時の出席者情報をもとに定めた後,実験室近くの掲示板または講義支援システムMoodle3により連絡する。
担当形態:クラス分け後,テーマごとに複数教員により並列で実施する。各回の担当教員名はオリエンテーション時に通知する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 学生実験受講上の注意(安全教育を含む)と実験スケジュールの調整。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第2回 強誘電体の電気的特性 ・強誘電体の相転移に伴う電気的特性の変化を理解する。
・キューリー・ワイスの法則から常誘電的キューリー温度を求め、測定で得たキューリー点との違いを理解する。
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第3回 強磁性体の磁化特性 ・各強磁性体(鉄、フェライト)の磁化曲線に現れるヒステリシスの違いを理解する。具体的には,残留磁化,保持力とその比である磁化率を計算し,比較する。
・強磁性体の応用と上記特性との関係について理解する。
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第4回 変調回路と復調回路 ・AM 変復調回路の原理を理解する。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第5回 オペアンプ回路 ・オペアンプ回路における基本的な増幅原理を理解する。
・反転・非反転増幅回路の入出力特性を学び、両者の相違点について理解する。
・オペアンプを用いた演算回路を理解する。

本実験は遠隔授業ポータル上のオンデマンド教材とLTspiceを用いたオンデマンド実験として行う.
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第6回 デジタル回路の基礎 ・ブレッドボードの取り扱い方と論理回路の組み立て方を修得する。
・基本的な論理ゲート・回路の動作原理を理解する。
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第7回 変圧器の特性試験 ・変圧器の動作およびその特性を理解する。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第8回 衝撃電圧試験 ・衝撃電圧発生装置の回路定数と発生波形の関係を調べ、高電圧パルス発生法を理解する。
・基本的な気体絶縁破壊のメカニズムを理解する。
・高電圧装置の操作法と高電圧取扱いに関する注意事項を修得する。
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第9回 D/A,A/D変換 ・R-2R 抵抗梯子形式による D/A 変換の原理を習得する。
・ブレッドボード上へ R-2R 抵抗梯子回路を実装する。
・コンパレータの入出力電圧特性を理解する。
・D/A 変換とコンパレータを用いて A/D 変換を構成できることを理解する。

本実験はMoodle3のオンデマンド教材とLTspiceを用いたオンデマンド実験として行う.
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第10回 分布定数線路 ・分布常数線路内の電磁波の伝搬について理解する。
・分布常数線路に沿う電圧分布の測定と定在波を利用したインピーダンス測定を行い伝送線路の性質を知る。
・スミスチャートの意味と利用法を理解する。
準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第11回 レポート指導1 強誘電体の電気的特性,強磁性体の磁化特性のテーマに対して作成したレポートについて面談・指導を行う。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第12回 レポート指導2 変調回路と復調回路,オペアンプ回路のテーマに対して作成したレポートについて面談・指導を行う。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第13回 レポート指導3 デジタル回路の基礎,変圧器の特性試験のテーマに対して作成したレポートについて面談・指導を行う。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第14回 レポート指導4 衝撃電圧試験,D/A,A/D変換のテーマに対して作成したレポートについて面談・指導を行う。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
第15回 レポート指導5 分布定数線路のテーマに対して作成したレポートについて面談・指導を行う。 準備学修に必要な学習時間の目安(予習及びレポートの作成):3時間以上
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 50% D: 10%
成績評価法
レポート100%(ただし,一つでも未提出や未受理があれば,不合格である.)
教科書にかかわる情報
備考
(※最新のものを各自でダウンロードする。不定期に更新している。上級生を含む他者から譲り受けたファイルを使わない。)

テキストおよび実験関連情報(レポートや実験の注意事項など)は,「講義支援サービス(Moodleサービス)」を利用してダウンロードする。具体的な利用法は次の手順を参照のこと:

1) 下のURL へアクセスし, 「Moodle 3」を選択.
https://www.cc.yamaguchi-u.ac.jp/guides/moodle/
2) 「ユーザ名」に「大学のメールアカウント名(@より前の⽂字列)」, 「パスワード」に「メールアカウント⽤パスワード」を入力してログインする.
3) コースカテゴリ内の「工学部」を選択. → コース内の「電気電子工学科 ものづくり創成実習1」を選択.
4) 初回選択時に, コースに登録するように表⽰されるので, 登録キーを入力して登録する.
(登録キーはオリエンテーション時の配布資料に記載.登録しないと学⽣実験のテキストがアップロードされているページにアクセスできない)
5) 登録が正常に完了していれば, 学生実験のテキストがアップロードされているページが表示されるので, 各自必要なテキストをダウンロードする.
なお, 4) の登録は初回のみ必要であり, 次回以降は2)のログイン完了後に当該ページへアクセス可能となる.
参考書にかかわる情報
備考
各テーマの指導書に記載している。
メッセージ
実験を受ける前に必ず予習を行い、実験内容を理解した上で当日の実験に臨んで欲しい。分からないことがあれば積極的に担当教員に質問してください。
キーワード
電気電子工学、実験
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
電気回路、電磁気学、物理学基礎実験、ものづくり創成実習I・II
履修条件
連絡先
初回オリエンテーション時に、各テーマ担当者の連絡先について通知する。

取りまとめ教員・連絡先
足立 亮介
r-adachi_[at]_yamaguchi-u.ac.jp

※_[at]_の部分を@に書き換えてメールしてください
オフィスアワー
初回オリエンテーション時に、各テーマ担当者のオフィスアワーについて通知する。

取りまとめ教員・オフィスアワー
足立亮介 毎週水曜の午後13時~15時

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