タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061430410 電気エネルギー伝送工学[Electric Power Transmission Engineering] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
三島 智和[MISHIMA Tomokazu]
担当教員[ローマ字表記]
三島 智和, 三島 智和 [MISHIMA Tomokazu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
電気エネルギーを発電所から消費する需要家へ送配電する電気エネルギー伝送に関する基礎を説明する。三相回路による送電の優位性や単相三線式配電の仕組み,電力系統の安定度などを説明する。
授業の到達目標
電気エネルギー伝送の基礎知識を学ぶ。対称座標法を用いて、故障計算が出来るようになる。定態安定度や過度安定度の概念が理解できる。
現実の電力伝送に関連した問題について考え、判断することができる。
実際の電力伝送のシステムに関心を持つ。
授業計画
【全体】
送配電の仕組みや配電方式を理解する。電気エネルギーの伝送特性について学ぶ。
対称座標法を用いた故障計算の手法を学ぶ。安態安定度や過渡安定度について学ぶ。
電気エネルギー伝送の未来について考える。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 電気エネルギー伝送とは 電気エネルギー伝送の基礎的知識について理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 三相交流回路と三相電力 三相回路の復習(フェーザ図法など)と三相回路による電力伝送について理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 交流伝送方式 単相三線式や三相三線式などの送配電方式について学ぶ。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 架空・地中送配電線路とその等価回路 架空・地中送配電線路とその等価回路について理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 パーセントインピーダンスと単位法 系統上の機器の電圧や容量などを無次元化して解析するためのパーセントインピーダンスと単位法を学ぶ。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 電気エネルギーの伝送特性(1) 電圧降下、フェランチ現象等、電気エネルギーの伝送特性を学ぶ。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 電気エネルギーの伝送特性(2) 電力損失、力率改善、送電電圧と送電電力の関係等について学ぶ。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 中間試験 中間試験(筆記) 特になし。
第9回 故障計算(1) 3相対称座標法を用いた計算法を習得する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 故障計算(2) 発電機の基本式を理解し,3相1回線等の各種事故計算法を習得する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 安定度(1) 安定度の考え方を理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 安定度(2) 定態安定度の考え方,安定と不安定の判別方法,安定度を高める方法を理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 安定度(3) 過渡安定度の考え方を理解する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 将来の社会における電気エネルギー伝送の現状と将来 将来の社会における電力の役割と電力技術の展望、今後の電力輸送技術の方向性を考察する。 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 総合演習
これまでの内容の復習 課題による復習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 期末試験 期末試験(筆記) 試験対策学修(学修時間の目安:10時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
定期テスト70% 宿題・レポート30%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 送電・配電 2版改訂 ISBN 4886862284
著者名 道上勉 出版社 電気学会 出版年 2024
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 基本を学ぶ電力工学 ISBN 9784274213045
著者名 安岡康一 出版社 オーム社 出版年 2012
備考
メッセージ
電気回路の知識が必須です。よく復習しておいてください。
キーワード
配電,送電,故障計算,対称座標法,送電容量
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 気候変動に具体的な対策を
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
電気エネルギー工学,電気機器学,パワーエレクトロニクス
履修条件
連絡先
t-mishima@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜日14:00〜17:00

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