開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木5~8
実験・実習
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061530040
情報工学実験及び演習II(実習を含む。)[Information Engineering Experiment and Practice II]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
井田 悠太[IDA Yuta]
ー
担当教員[ローマ字表記]
井田 悠太 [IDA Yuta], 池部 怜 [IKEBE Satoru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
高水準プログラミング言語を仮想計算機が実行可能なコードに変換するコンパイラを作成する実験(テーマ1)と、FPGAを用いて論理回路を実現するデジタル回路実験(テーマ2)を実施し、ソフトウェア、ハードウェアに関連する情報工学の専門技術を習得する。
授業の到達目標
・各テーマ毎に以下の通り。
(1)コンパイラでは(ⅰ)字句解析、(ⅱ)構文解析、(ⅲ)中間コード生成、(ⅳ)目的コード生成と処理を進める。処理の過程では記号表管理、エラーメッセージ生成を行う。中間コードとして逆ポーランド記法を用いる。目的コードは仮想計算機の命令である。
(2)デジタル回路ではANDゲート、ORゲート、EORゲート、NOTゲートやフリップフロップ等の論理素子を用いて、基本的な組み合わせ回路、順序回路によるデジタル回路の動作が理解でき、またそれらが設計出来るようになる。
・実験結果に対する分析、考察を適切に行うことができる。
・身の回りに起こる現象について、科学的な思考を巡らすことができる。
・実験時の共同作業を通して、自主性と協調性を身につける。
・グラフや表の作成方法に精通し、形式に則してレポートを作成できる。
授業計画
【全体】
本講義は、履修者をグループAとBに分け、グループAはコンパイラ→デジタル回路、グループBはデジタル回路→コンパイラの順に受講する。そして、所定のテーマについて、実験および検討を行う。各テーマ毎に、それらの結果をまとめ、レポートとして提出する。
本講義の担当形態は「複数」である。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
実験内容と実施方法の説明
担当:井田、池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回
コンパイラ:基礎的事項および課題
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・教科書当該ページを読んでおくこと。
・すべてのサンプルプログラムを印刷し、理解しておくこと。
第3回
コンパイラ:字句解析系の作成、記号表管理
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
コンパイラ:構文解析系の作成
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
コンパイラ:目的コード生成、コンパイラの生成
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
コンパイラ:仮想計算機の作成
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
コンパイラ:エラー処理
担当:池部
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
デジタル回路:組み合わせ回路(エンコーダ、7セグメントデコーダ)の設計
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・授業迄に予習課題をやってくること。
第9回
デジタル回路:順序回路(3進、6進、10進カウンタ)の設計(1)
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・授業迄に予習課題をやってくること。
第10回
デジタル回路:順序回路(3進、6進、10進カウンタ)の設計(2)
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・第1回目のレポートを作成する。
第11回
デジタル回路:応用回路の設計(1)
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・第1回目のレポートを修正する。
第12回
デジタル回路:応用回路の設計(2)
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回
デジタル回路:応用回路の設計(資料作成及び提出)
担当:井田
Moodle及び実験テキストに詳述
・実験テキストや参考資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
・第2回目のレポートを作成する。
・次週以降で、第2回目のレポートを修正する。
第14回
レポートまとめ
担当:井田、池部
最終回のレポート提出
但し、必要に応じて個別試験を行う。実施する場合、別途連絡する。
・指示に従い、レポートを作成する(4時間)。
第15回
総括
担当:井田、池部
レポートの講評
但し、必要に応じて個別試験を行う。実施する場合、別途連絡する。
・指示に従い、レポートを修正する(4時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
予習 10%、授業への取り組み 10%、レポート(複数回)80%で評価します。
出席は欠格条件ですので、全ての授業に遅刻せずに参加する必要があります。
病気や怪我で出席できない場合には、後日診断書を提出すること。
やむを得ない状況を除き、当日正午までに担当教員にメール連絡が求められます。
教科書にかかわる情報
備考
Moodleから資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
コンパイラ入門
ISBN
9784781912059
著者名
山下義行
出版社
サイエンス社
出版年
2008
備考
参考書備考:各実験テーマのテキストに掲載
メッセージ
本講義は、卒業論文の着手基準にもなっています。予習とレポートを欠かさず全員必ず単位を取得してください。
本講義の欠席・遅刻、レポートの提出遅れは厳禁です。規則正しい生活と予定の管理を心がけてください。やむを得ない理由で講義を欠席する場合は、コンパイラは池部、デジタル回路は井田へ、事前に連絡してください。また、その理由がわかる証拠(病院の診断書、葬儀のはがき等)を欠席届とともに次の講義までに提出して下さい。
連絡は基本的に修学支援システムのメッセージ機能や大学のメールアドレスを使用します。普段使用するメールアドレスへの転送を必ず設定してください。
キーワード
コンパイラ、仮想計算機、逆ポーランド記法、スタックプロセッサ、組み合わせ回路、順序回路、カルノー図、状態遷移図
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
プログラミングI・II・III、オペレーティングシステム、オートマトンと言語処理系、電子計算機、デジタル回路、論理設計
履修条件
連絡先
コンパイラ実験担当:
池部助教 Tel: 0836-85-9515 Email: ikebe@yamaguchi-u.ac.jp
デジタル回路実験担当:
井田准教授 Tel: 0836-85-9506 Email: y.ida@yamaguchi-u.ac.jp
実験委員:
相田准教授 Tel: 0836-85-9512 Email: saoaida@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問等があれば、各実験の担当者または実験委員に連絡してください。
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