開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月1~2
講義
3.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061530510
データベース[Data Bases]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
河村 圭[KAWAMURA Kei]
ー
担当教員[ローマ字表記]
河村 圭 [KAWAMURA Kei]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
インターネット上に構築された様々なアプリケーション、そこで扱われる大量な情報を効率よく管理するリレーショナルデータベースについて学習する。データベース技術の基礎として、リレーショナルデータベース操作言語(SQL)の利用方法、データベースの設計理論、データベース管理システム(DBMS)の機能について解説する。
授業の到達目標
リレーショナルデータベースについて学習し、SQLの利用方法、データベースの設計理論、データベース管理システムの機能について理解する。
授業計画
【全体】
担当形態:「単独」
授業は、基本的にリレーショナルデータベースの利用方法や構築技法について解説し、必要な演習を行う形で進行する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
データベースの基礎理論
身近なデータベースの利用例などを解説し,データベースの必要性を学ぶ.代表的なデータベースの種類,データの表現構造,レコード間の関連付けの方法など種類ごとの代表的な特徴を説明する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第2回
RDBMSの基礎知識
RDBMSの機能と特徴,その利用方法を学ぶ.アプリケーションとOS,RDBMSの関係を解説する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第3回
リレーショナルデータベースのしくみ1
リレーショナルデータモデルにおいて,データがどのように表わされるのか,表の構成,考え方,複数の表の関連付けを学ぶ.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第4回
リレーショナルデータベースのしくみ2
リレーショナルデータモデルの演算手法を解説する.さらに,参照制約の種類と特徴について説明する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第5回
データベース設計の基礎理論1
データモデルの種類,3層スキーマについて学ぶ.データベースの基本的な設計の流れおよびデータ構造の表記法であるE-Rモデルを説明する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第6回
データベース設計の基礎理論2
リレーショナルデータベース設計の必須技術である「正規化」について,その具体的な考え方・手順を学ぶ.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第7回
トランザクションの基礎概念1
同時実行制御,ロック・アンロック制御の基本的な仕組みを理解する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第8回
トランザクションの基礎概念2
データベースの障害回復管理,機密保護管理の基本的な仕組みを解説する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第9回
データベースシステムの運用と管理
データベースシステムの運用と管理の必要性および作業を理解する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第10回
代表的なオープンソースRDBMSとSQLの概要
代表的なオープンソースRDBMS製品について,その開発の歴史,機能,特徴,ライセンスなどについて解説する.データベース言語SQLの概要を説明する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第11回
SQL演習1
代表的なSQL文の基本を解説し,演習する(表の作成,問合せ処理など).
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第12回
SQL演習2
代表的なSQL文の基本を解説し,演習する(複雑な検索・照会,表の結合,テーブルの更新など).
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第13回
データベース設計・実装演習1
受注発注業務システムのデータベースを実際に,設計し開発する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第14回
データベース設計・実装演習2
受注発注業務システムのデータベースを実際に開発する.
授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う.
第15回
期末試験
筆記試験
復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第16回
総括
これまでの総まとめを行う.さらに,データ分析などに,データベースがどう応用されているかを解説する.
復習 (学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 35% D: --%
成績評価法
レポート(複数回)20%,定期試験(中間・期末試験)80%
出席は欠格条件とし,4回以上の欠席で欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
教科書備考:教科書は、特に指定しない。必要に応じて、プリントを配布。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
データサイエンスのためのデータベース
ISBN
9784065193105
著者名
吉岡真治, 村井哲也著 ; 水田正弘編
出版社
講談社
出版年
2020
参考書
書名
リレーショナルデータベース入門 : データモデル・SQL・管理システム
ISBN
4781910246
著者名
増永良文著
出版社
サイエンス社
出版年
2003
参考書
書名
楽しく学べるデータベース
ISBN
4320123786
著者名
川越恭二著
出版社
共立出版
出版年
2014
参考書
書名
SQL言語活用入門
ISBN
4526033634
著者名
河村一樹著
出版社
日刊工業新聞社
出版年
1993
参考書
書名
データベース : ビッグデータ時代の基礎
ISBN
9784320123465
著者名
三石大, 吉廣卓哉編著
出版社
共立出版
出版年
2014
備考
メッセージ
将来役立つ現実的な説明を心がけるので、欠席せずに関心を持って聴講してください。なお、毎回出席をとるので授業に遅刻しないようにしてください。
キーワード
リレーショナルデータベース、データモデル、SQL、DBMS、正規化、トランザクション管理
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
プログラミングI、応用情報数学、オペレーティングシステム、Webプログラミング
履修条件
連絡先
河村 圭
工学部
TEL:0836-85-9534
e-mail:kay[at]yamaguchi-u.ac.jp
※ [at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
月曜日17:30-19:00
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