開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061540610
情報と職業[Information Technology and Occupation]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
多田村 克己[TADAMURA Katsumi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
多田村 克己 [TADAMURA Katsumi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目は,ディプロマ・ポリシーの「情報基礎に関する知識・理解と問題発見力および問題解決能力」及び「倫理観」に対応し,本質的には,高校情報教科化を担当する教職課程の学生を対象にした科目であるが,技術者として社会に出る予定の学生に対しても有用な内容である.情報化技術(Information Technology: IT)が社会をどのように変えてきたのか,それに伴いビジネスがどのような変化を遂げてきたのかについて学ぶ.さらに,今後,情報社会を生き抜いていく上で必要となるであろう,コンピュータやインターネットを活用して可能になった新しいビジネスについて学ぶ.そして,社会問題となった事例の紹介を通して個人情報保護をはじめとする順法精神および情報技術者としての倫理観を涵養する.
企業で情報システムの研究・開発の経験のある教員が,システム開発に関するいわゆる上流から下流に至るまでの実務の概要に関して,経験を基に講義する.実務経験のある教員による授業科目である.
授業の到達目標
・情報技術者としての職業および職種について理解するとともに,情報技術の進歩により何がもたらされ,それにより社会全体がどのような変化を遂げたのかについて理解する.
・情報化によりもたらされた利便性や効率性などの正の側面だけでなく,情報化の進展よる格差の拡大や新しい形の弱者の形成など負の側面についても理解する.
授業計画
【全体】
テキストに沿って,社会の情報化と企業における変化の両面からこれまでの経過をたどり,社会における情報化の高度化にしたがい情報系の職業としてどのようなものが生まれて来たのかについて説明し,今後情報系の職業人としてのあるべき姿を各自が考えられるよう,できるだけ身近な最新の具体例を引きながら進める.
担当形態: 単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
情報社会と情報システム
講義概要説明,社会基盤としての情報システム,行政の情報サービス,情報技術者の職業として関与する分野の多様性
小テストに解答すること
第2回
情報化によるビジネス環境の変化(1)
コンビニエンスストアにおける情報の活用事例
顧客情報の活用
CTI
One-To-Oneビジネス
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第3回
情報化によるビジネス環境の変化(2)
ビジネスモデル
ビジネス環境の変化
情報ビジネス
「情報」が関与するビジネスの拡大とそれに伴う情報技術職に求められる資質の変化
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第4回
企業における情報活用(1)
製造業における情報システム
商品サポート業務でのコンピュータの活用
ビジネスを拡大させるための情報公開
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第5回
企業における情報活用(2)
サービス業におけるコンピュータの活用
その他の業種でのコンピュータの活用事例
企業内でのコンピュータの活用
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第6回
企業における情報活用(3)
企業内ネットワークでの情報共有
基幹業務でのコンピュータの活用
eラーニング
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第7回
ネットビジネス(1)
インターネットによる新しいビジネスモデル
インターネットによる広告ビジネス
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第8回
前半のまとめ
ここまでの振り返り
これまでの復習を小テストの見直しを中心に4時間以上学習すること
第9回
ネットビジネス(2)
インターネットによる検索サービス
大学でのインターネット利用
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第10回
働く環境と労働観の変化(1)
情報化の進展によりもたらされた以下の項目
働く環境の変化
職場環境の変化
仕事内容の変化
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第11回
働く環境と労働観の変化(2)
職場での情報リテラシー
情報化による一般的な業務内容の変化及び情報系の職種の変化
企業内の情報化と求められる人材の変化
情報技術者(ITエンジニア)という職業について
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第12回
情報化社会における犯罪と法制度(1)
「各教科の指導法」項目(1)到達目標5)
サイバー犯罪
著作権法違反
コンピュータウイルスや迷惑な電子メール
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第13回
情報化社会における犯罪と法制度(2)
「各教科の指導法」項目(1)到達目標5)
その他の情報犯罪
セキュリティ対策
情報技術者(職業人)としての情報倫理
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第14回
情報社会におけるリスクマネジメント
情報技術者(職業人)としてのリスクマネジメント
リスクマネジメントの例
リスクマネジメントに関する法律
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第15回
明日の情報社会
「各教科の指導法」項目(1)到達目標5)
仮想社会
生活の情報化
コンピュータと教育
ディジタルディバイド
情報化社会において情報系の職業人として期待されること
授業前の予習に2時間以上,小テスト解答を含めた復習に2時間以上学習すること
第16回
期末試験
全体のまとめ
小テストの見直しを中心に4時間以上学習すること
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト,中間試験,期末試験の結果を総合して評価する
小テスト(14回)10%,中間試験45%,期末試験45%
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とする
教科書にかかわる情報
教科書
書名
IT Text 情報と職業 改訂2版
ISBN
9784274216756
著者名
駒谷昇一,辰己丈夫
出版社
オーム社
出版年
2015
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
身近な話題ですが,誤解していることも多いように思います.テキストは,社会に出てもう一度読み直すとさらに理解が深まると思います.
キーワード
情報社会,ICT,インターネット,実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
情報倫理論
履修条件
連絡先
多田村克己 tadamura@yamaguchi-u.ac.jp 大学内線 9716
オフィスアワー
随時
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