タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061631890 建築設備工学Ⅰ・同演習[Building Services Engineering I and Practice] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
三浦 克弘[MIURA Katsuhiro]
担当教員[ローマ字表記]
三浦 克弘 [MIURA Katsuhiro]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
空調、熱源、給排水・衛生などの建築設備のしくみについて理解する。また、建築設備工学に必要な建築伝熱と流体工学の基礎及び快適な室内環境の作り方について理解する。さらに、建築設備技術の最近の動向を学び、建築設備の将来像について考察する。
授業の到達目標
(1)空調設備の役割と機器の構成について理解することができる。
(2)伝熱工学に基づいた熱移動のプロセスと快適な室内環境について理解することができる。
(3)衛生設備の役割と機器構成を理解することができる。
(4)電気設備の役割と機器構成を理解することができる。
(5)防災設備の役割と機器構成を理解することができる。
授業計画
【全体】
①空調設備と室内環境、②衛生設備、③電気設備、④防災設備の建築設備のしくみについて理解する。建築設備工学に必要な建築伝熱と流体工学の基礎及び快適な室内環境の作り方について理解する。最後に、建築設備のエネルギー消費の理解を深め、建築設備の将来像について考察する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 建築設備の概要 建築設備工学の講義の全体像について学ぶ。 該当せず
第2回 空調設備(1) 空気調和設備の構成 中央方式の暖・冷房設備の構成要素について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第3回 空調設備(2) 空調負荷とゾーニング 空調負荷とゾーニングについて学ぶ。 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第4回 空調設備(3) 建築伝熱の基礎・応用 熱負荷計算に必要な建築伝熱について学ぶ。 建築環境工学Ⅰ・同演習、建
築環境工学Ⅱ・同演習の資
料を見直して、関連部分の復
習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第5回 空調設備(4) 湿り空気の性質 空気の冷却と加熱、除湿、加湿による状態変化を学ぶ。 建築環境工学Ⅰ・同演習、建
築環境工学Ⅱ・同演習の資
料を見直して、関連部分の復
習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第6回 空調設備(5) 熱的快適性 快適な室内温熱環境の作り方及び評価手法について学ぶ。 建築環境工学Ⅰ・同演習、建
築環境工学Ⅱ・同演習の資
料を見直して、関連部分の復
習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第7回 空調設備(6) 室内空気質と換気 ビルの環境基準、室内空気汚染とその対策について学ぶ。 建築環境工学Ⅰ・同演習、建
築環境工学Ⅱ・同演習の資
料を見直して、関連部分の復
習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第8回 衛生設備(1) 給排水設備 建物内部の給排水に関わる設備について学ぶ。 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第9回 衛生設備(2) 給排水に関るその他の設備・ガス設備 給排水で用いる器具やガス設備について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第10回 電気設備(1) 電気の基礎・電源設備 電気の性質と建物へ電気エネルギーを供給する電源設備について学ぶ。 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第11回 電気設備(2) 電気の利用・変換・照明設備・搬送設備・安全対策
電気エネルギーの利用方法と建物内部の移動に用いる昇降設備、避雷針について学ぶ。 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第12回 防災関連の設備 火災に対処する建築設備について学ぶ 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第13回 建築設備と地球環境 建築が消費するエネルギーの規模と建築設備が地球環境に与える影響を
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第14回 現在の空調の課題と最新空調事例 現在の空調の課題及び新しい空調について学ぶ。 予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第15回 期末試験 筆記試験 該当せず
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 最新 建築設備工学 [改訂2版]、田中俊六監修 ISBN 9784753017652
著者名 出版社 井上書院 出版年 2022
備考
配布資料とする。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 空気調和ハンドブック ISBN 9784621079591
著者名 井上宇市 出版社 丸善 出版年 2008
参考書 書名 最新 建築環境工学 [改訂4版],田中俊六 ISBN 9784753017577
著者名 出版社 井上書院 出版年 2014
備考
メッセージ
建築設備の原理と実際の機器構成を比較しながら理解を深めてほしい。
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建築環境工学Ⅰ・同演習、建築環境工学Ⅱ・同演習、建築設備工学Ⅱ・同演習、建築設備設計演習(大学院博士前期課程)
履修条件
連絡先
担当教員:三浦克弘(本館203) e-mail: miura-katsu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
基本的に火曜日9・10時限。急な予定が入る可能性があるため、事前に電子メールで連絡をすること。

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