開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水5~6
講義
0.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061720080
有機化学[Organic Chemistry]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山本 豪紀[YAMAMOTO Hidetoshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山本 豪紀 [YAMAMOTO Hidetoshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
ものをつくり,ものを対象とした研究を行う分野において,ものの本質や特性を知ることなく,これを進めることは不可能です.人間が生産・使用・消費するものの大部分が有機化合物であることを考えると,高度な研究能力をもって,環境関連分野をはじめとする様々な分野で社会に貢献できる人材となるためには,一連の有機化合物に対する知識が不可欠です.そこで,本講義ではアルデヒド,ケトン,カルボン酸,エステル,アミン等の構造と性質,およびそれらの反応について説明するとともに,有機化合物の反応における基本的な原理・法則についても解説します.実務経験を有している者が,特許制度の基本的な知識や特許を用いた研究成果の保護・活用について交えながら講義する.
授業の到達目標
1.有機化合物を分類することができる.
2.分類された有機化合物の一般的な性質を説明できる.
3.基本的な原理や法則と化合物の反応と関連付けることができる. 1.有機化合物の性質について系統立てることができる.
2.生活の中での有機化合物の存在及びその必要性を説明することができる.
3.工学系分野で利用される有機化合物の役割や意義を説明することができる
4.将来の自分の専門分野における有機化合物の関わりについて関連付けることができる. 1.有機化学と身の回りの有機化合物に関心をもつことができる
2.自分の身の回りになる有機化合物の性質や役割・機能について積極的に調べることができる. 1.有機化合物の危険性や安全性を理解する.
2.環境に与える有機化合物の功罪に理解を示す.
3.生活と有機化合物のと関わりに理解を示す. 1.有機化合物の性質をデータベースから調べることができる.
2.基本的な有機化合物の構造と立体を図示できる.
授業計画
【全体】
テキストを使用しますが,理解しやすいように学習する順番を入れ替えて行うことがあります.毎回の講義はプロジェクタを用いて行い,復習用教材は web 上で配信します.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業の目標と進め方,講義の概要,成績評価の方法の説明する
予習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
エーテルとエポキシド
アミンの命名,構造,性質について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
アミン1
アミンの合成について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
アミン2
アミンの反応について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
アルデヒドとケトン
アルデヒド及びケトンの命名,構造,性質について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
カルボン酸
カルボン酸の命名,構造,性質について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
カルボン酸誘導体1
カルボン酸誘導体の命名,構造,性質について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
カルボン酸誘導体2
カルボン酸誘導体の合成と反応の概要についいて解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
総合演習I
第8週までの内容に関する演習を行う
演習資料Iをダウンロードして解答しておくこと(学修時間の目安:6時間以上)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
カルボニル化合物の求核反応1
アルデヒドおよびケトンへの求核付加反応について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
カルボニル化合物の求核反応2
カルボン酸誘導体への求核置換反応について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
エノラートを経由する反応1
アルドール反応,クライセン縮合について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
エノラートを経由する反応2
マロン酸エステル合成,アセト酢酸エステル合成について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
共役付加反応
Michael反応,Robinson環化反応について解説する
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
総合演習II
第10週~第14週の内容に関する演習を行う
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
演習資料IIをダウンロードして解答しておくこと(学修時間の目安:6時間以上)
第16回
期末試験
筆記試験
第1~15回の授業内容を復習すること
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します(学期末の筆記テスト100%)。
教科書にかかわる情報
備考
化学Ⅱで使用したものを引き続き使用します
参考書にかかわる情報
備考
第一回目のガイダンスで紹介します
メッセージ
有機化学にも数学や物理と同じように「公式」があります.公式を理解し,利用できるようになると,有機化学は難しくありません.また,今ではたくさんの有用な情報がインターネット上にあります.講義に関連する多くの情報もインターネット上にありますので,それを上手に利用してください.但し,間違った情報には気をつけて下さい.
キーワード
有機化学,エーテル,アルデヒド,ケトン,カルボン酸,エステル,アミン,エノラート,炭素-炭素結合生成反応,共役付加,実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
化学II
履修条件
連絡先
工学部本館南4階
h-ymmt@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日・木曜日:17時~18時
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