開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月5~6
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1061720320
環境管理論[Environmental Management]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
新苗 正和[NIINAE Masakazu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
新苗 正和 [NIINAE Masakazu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
講義担当者は、国立研究所に勤務し、資源問題や環境問題に取り組んだ経験があり、人間の社会活動と深く関わる環境問題を環境システム、環境管理の側面から体系的に捉え、環境と経済の係わり、ISO14001の環境マネジメントシステムなどを通して環境改善への取り組みを講述すると同時に、環境影響評価、リスクマネジメントについても講述する。さらに、特に土壌圏の環境管理を例として、環境管理、リスクマネジメントについて理解を深める。また、特別講義として企業から実務者を招き、企業内の環境管理についての講義も実施する。
授業の到達目標
環境マネジメントシステム、環境リスクマネジメントの基本体系を系統立てて説明できる。 状況に応じた適切な環境管理を体系的に構築できる。 環境マネジメントおよびリスクマネジメントに強い関心を示し、その必要性、重要性を十分理解できる。 企業や自治体が実施する環境活動に参加し、主催者及び参加者と協調できる。
授業計画
【全体】
環境と経済の係わり、ISO14001の環境マネジメントシステムなどを通して環境改善への取り組みを講述すると同時に、環境影響評価、リスクマネジメントについても講述する。講義は板書を中心に適宜プロジェクター等を使用して進める。必要な資料は講義中に適宜配布する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
環境管理学序論
講義内容等のガイダンスおよび環境システムの概念について講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第2回
環境と経済(1)
環境問題への国際的な取り組みについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第3回
環境と経済(2)
環境の経済的評価および環境改善への取り組みについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第4回
環境マネジメントシステム
環境ISOの進展とその背景、ISO14001の環境マネジメントシステムについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第5回
ライフサイクルアセスメント
環境調和型製品への技術的課題、環境調和性評価手法としてのライフサイクルアセスメントの手順等について講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第6回
環境影響評価(1)
環境影響評価法(環境アセスメント法)、環境アセスメントの手続きなどについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第7回
環境影響評価(2)
環境影響評価法(環境アセスメント法)、環境アセスメントの手続きなどについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第8回
環境影響評価(3)
環境影響評価法(環境アセスメント法)、環境アセスメントの手続きなどについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第9回
環境リスク評価と管理(1)
環境リスクの考え方、評価の手順について講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第10回
環境リスク評価と管理(2)
暴露量の推定、リスク評価について講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第11回
土壌圏管理(1)
土壌汚染対策法の概要および土壌・地下水汚染とリスクマネジメントについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第12回
土壌圏管理(2)
土壌汚染対策法の概要および土壌・地下水汚染とリスクマネジメントについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第13回
土壌圏管理(3)
土壌汚染対策法の概要および土壌・地下水汚染とリスクマネジメントについて講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第14回
企業と環境管理
企業での環境管理の実際について講述する。
講義資料を参考に予習・復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第15回
総括
これまでの内容の復習および予備日
講義資料を参考に復習に取り組むこと。(目安時間:4時間)
第16回
定期試験
全ての講義項目からバランスよく出題する。
講義で配布した資料及び講義ノートを熟読して理解した上で、定期試験に臨むこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト40%、学期末テスト60%
教科書にかかわる情報
備考
テキスト資料等は講義中に適宜配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
循環型社会評価手法の基礎知識
ISBN
9784765534178
著者名
田中勝編著 ; 松藤敏彦, 角田芳忠, 石坂薫著
出版社
技報堂出版
出版年
2007
備考
循環型社会評価手法の基礎知識、田中 勝編著、技法堂出版
メッセージ
講義内容は、企業や団体に就職した場合に大変役に立つ内容です。分からないことがあれば積極的に質問するように。
キーワード
実務家教員、環境マネジメント、環境アセスメント、ライフサイクルアセスメント、リスクマネジメント
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
環境概論、環境浄化技術I、II、資源環境分離工学
履修条件
連絡先
niinae@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
講義終了後に随時質問等を受け付ける。
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