タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金3~4 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061730190 地球環境論[Global Environment] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
樋口 隆哉[HIGUCHI Takaya]
担当教員[ローマ字表記]
樋口 隆哉 [HIGUCHI Takaya], 熊切 泉 [KUMAKIRI Izumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
人間をはじめとして様々な生物が生息する地球環境を保全していくためには、持続可能な社会の形成が必要である。この授業では、もののライフサイクルにおける環境負荷を定量的に評価する手法であるライフサイクルアセスメント(LCA)に注目し、その一般的な手順および実社会での活用方法について講義する。
授業の到達目標
もののライフサイクルにおける環境負荷の定量的評価方法を理解している。
LCAの一般的手順を理解している。
実社会におけるLCAの活用方法について考察できる。
持続可能な社会の形成のための、LCAをはじめとした環境負荷評価方法の活用に関心を持っている。
簡易なLCAの計算を行うことができる。
自分の意見を整理して文章および図表で表現できる。
授業計画
【全体】
前半はLCAを中心に環境負荷の定量的評価方法について講義する。
後半は企業等によるLCAの実社会での活用方法について話題提供するとともに意見交換を行う。
授業内外で演習を行うことがある。
講義には、PCを持参すること。
この授業は複数教員が分担して実施する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 地球環境保全のための環境負荷評価(熊切) もののライフサイクルにおける環境負荷の定量的評価方法 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第2回 LCA概論(熊切) LCAの基本的な考え方と構成段階 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第3回 LCAの手順(1)(熊切) LCAの目的および調査範囲の設定、インベントリ分析の一般的手順 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第4回 LCAの手順(2)(樋口) ものの廃棄・リサイクル段階におけるインベントリ分析 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第5回 LCAの手順(3)(樋口) ライフサイクル全体における環境への影響の評価 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第6回 LCAの手順(4)(樋口) インベントリ分析および影響評価の結果の解釈 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第7回 LCAの活用(樋口) LCAに関する国際規格、企業等によるLCAの活用方法 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第8回 中間試験(樋口,熊切) 中間試験 予習・復習(目安時間:4時間)
第9回 実社会におけるLCAの活用(1)(樋口) 実社会におけるLCAの活用方法の事例 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第10回 実社会におけるLCAの活用(2)(樋口,熊切) 企業等による話題提供(1)製造業(その1) 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第11回 実社会におけるLCAの活用(3)(樋口,熊切) 企業等による話題提供(2)製造業(その2) 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第12回 実社会におけるLCAの活用(4)(樋口,熊切) 企業等による話題提供(3)製造業(その3) 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第13回 実社会におけるLCAの活用(5)(樋口,熊切) 企業等による話題提供(4)サービス業 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第14回 実社会におけるLCAの活用(6)(樋口,熊切) 企業等による話題提供(5)官公庁 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第15回 総括(樋口,熊切) 全体のまとめ、予備日 予習・復習(目安時間:4時間)、Moodle課題がある場合は行うこと。
第16回 期末試験(樋口,熊切) 期末試験 予習・復習(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 20% D: --%
成績評価法
定期試験(中間・期末試験)50%、小テスト・授業内レポート30%、宿題・授業外レポート20%で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しない。必要に応じて資料を配付する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
ライフサイクルアセスメント(LCA)、環境負荷、持続可能な社会
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
化学物質リスク論、循環型社会システム論、環境適合型プロセス
履修条件
連絡先
樋口隆哉:takaya@yamaguchi-u.ac.jp
熊切 泉:izumi.k@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
樋口隆哉:授業終了後
熊切 泉:授業終了後 又は、 金曜日 14:30-17時 (会議等で時間が取れないことがあります。できるだけ事前に連絡をください)

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